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Vol.32 ディビッドソン 純マーカス

得たものが大きかった
アメリカでのプロ生活

アメリカ人の父を持つマーカス選手だが、生まれ育ったのは日本だ。小、中学校時代は、少年団やクラブチームのジュニアユースでサッカーを続けてきた。

高校はヨーロッパでサッカーをやりたくてイギリスに留学する。
「子どもの頃からセリエAの試合を観ていて、友達とも海外のサッカーの話ばかりしていました。だから自分の中ではサッカーといえばヨーロッパだったんです」
 生活に慣れたらクラブチームを探す予定で渡英したが、進学校だったため、サッカーと両立できるような環境ではなく、退学を決意。その後、アメリカ旅行中に監督と知り合ったのがきっかけで、アメリカのクラブチームへ。そこでプレーを続けながら、アメリカの高校を卒業した。英語が話せるようになったのも高校時代だ。

高校卒業後は日本でプレーしていたが、昨シーズン、アメリカの独立1部リーグのノースカロライナ レイルホークスに在籍。独立1部リーグというのは、メジャーリーグサッカーの下部組織のような位置づけのプロサッカーリーグだ。
 在籍した1年間で、日本のJリーグがいかに恵まれていたかを思い知らされたという。
「例えばアウェーに飛行機で移動する時、日本なら空港に着いた後はチームの手配したバスでホテルまで送ってもらえます。でも向こうでは選手とスタッフで手配するんです」
 車を手配している間、選手が空港で1時間待つのは当たり前。しかも車を運転するのも選手や監督なのだという。
「ずっと日本でサッカーをやってきて当たり前だと思ってしまっていたことが、そうではないんだと気づけたのはよかったですね」
 アメリカでの1年で得たものは大きいと語るマーカス選手。日本に戻り、ヴォルティスで再スタートを切った。

ディビッドソン 純マーカス

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初心に帰って練習できた
ヴォルティスのキャンプ

今年2月に行われたヴォルティスのキャンプに練習生として参加。その後、加入が決定した。
「ヴォルティスには個性的な攻撃陣がいるチームだという印象を持っていましたが、実際にプレーしてみたらその通りでしたね。しまさん(島田選手)、ひろさん(西嶋選手)など、以前、所属していたチームで一緒にプレーした選手が多いこともあり、チームの雰囲気もフレンドリーで、すぐになじむことができました」

練習生という立場は、高校卒業後に大宮のテストを受けた時以来。初心に帰って練習ができたと語る。
「毎日、テストがあったため、毎朝、今日1日ベストを尽くそうという気持ちになりました。そのうち、この気持ちは今だけじゃなくて、選手としても大事だなと気づいて。もし契約できたら、こういう気持ちでプレーしていけば、きっといい結果が出せるのではないかと思ったんです」

さらに開幕後に起こった東日本大震災をきっかけに、その気持ちはますます強くなった。「明日、何が起こるか分からない。今まで以上に1日1日を大事にしようと思うようになりました。試合中はもちろん練習中も変わらず、自分の強みであるアグレッシブなプレーを見せていきたいと思っています」

ディビッドソン 純マーカス

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人と一緒に話して
笑っている時間が好き

休日の過ごし方を尋ねると、食事や買い物、映画、ゴルフなどに行くことが多いが、1人で過ごすことはほとんどなく、常に友達といると教えてくれた。「人が好きなんですよ。一緒に話して笑っている時間が何よりも好きですね」
 ここ何年かは特に韓国映画やドラマが好きで、話題になった「華麗なる遺産」にもハマってしまったそうだ。

これまで、国内では4つのチームに在籍してきたマーカス選手。新しい土地では積極的に観光地に行ったり、名産を楽しむそうだ。
「楽しいことはどこにでもあると思う。アウトドアが好きだから徳島は自然がいっぱいあってうれしいし、ラフティングもしたいと思っています。うどんにもハマっちゃいましたね。こんなにうどんを食べたことはないっていうぐらい食べてます(笑)。今度は祖谷かずら橋(徳島の中でも有名な観光スポット)に行ってみたいと思っています」

最後に「今年がいいシーズンになるように、サポーターと一緒に徳島を盛り上げていきたい」と力強く語ってくれた。

鳴門を満員にしてプレーしたい!

ディビッドソン 純マーカス

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