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Vol.41 那須川 将大

勝った時の一体感こそ
サッカーの魅力

シーズンも折り返し地点という6月下旬、今シーズンで印象に残っている試合を尋ねると、6月の四国ダービーという答えが返ってきた。
「四国ダービーは初めての経験でした。栃木で経験した北関東ダービーは3チームの戦いでしたが、四国ダービーは2チームしかいないので、絶対に負けられないという気持ちでしたし、昨シーズンも戦ったチームメイトに話を聞いたりして、イメージをふくらませて臨んだ試合でした。ウィナーズ・フラッグがあることで勝ちをより強く意識したり、とにかく僕たち選手だけでなく、サポーターのみなさんもいつもの試合とは盛り上がりが違いましたね。アシストもできましたし、何よりもサポーターがいっぱい入ってくれた中で勝つことができ、みんなで勝利を分かち合えたのがよかったです」

もう1試合、忘れられないのが、ホームで勝利した開幕戦だ。
「勝利にはもちろんこだわっていますが、ホームゲームでは特にこだわりたいと思っています。ゴール裏に挨拶に行く時とか、サポーターのみなさんの声を聞いたり全身で喜んでいる姿を見ると、みんなで一体になったのを感じます。あの一体感こそサッカーの魅力だなと。勝った時に自分だけでなく、チームメイトやサポーターと一緒に喜び合う、あの瞬間を求めてサッカーをやっているんだといつも思うんです。もちろん勝つまでには、1週間の準備があって、スカウティングや前節で出た課題に対する取り組みをはじめとする過程も大事にしています。何より、チーム内の競争に勝たなければ試合には出られないので、その瞬間を味わえるよう試合のピッチに立つために日々取り組んでいます」

那須川 将大

那須川 将大

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プロになるために
必要だった大学の4年間

那須川選手は北海道出身。小学校や中学校で全国大会に出場するなど、常に強いチームで活躍してきた。高校は強豪・青森山田高校に進む。
「子どもの頃からプロになりたいという気持ちは持っていました。でも高3の高校サッカー全国大会の前に骨折してしまって、最後の大会に出られなかったんです。しかも、それが初めての大きなケガでした。その大会がプロになるためのアピールの場になると思っていたので残念な思いはありましたが、大学サッカーでこの悔しさをぶつけてやろうと思って進学の道を選びました」

高校卒業後は名古屋の中京大学へ。大学ではたくさんの試合に出場して経験を積めただけでなく、体をつくることができた。また、チームが自立をテーマに掲げていたこともあり、監督主導ではなく、常に自主的にサッカーに取り組んだことが、自分にとって非常に大きかったと振り返る。
「結果的に大学に行ってよかったですね。サッカーをやりながら将来についても考えるきっかけをたくさんもらえましたし、プロになるためには必要な期間だったとふりかえってみて思います。大学に行ったことでプロになりたいという気持ちもより強くなりましたし、具体的に考えられるようになりました」

大学では全日本大学選手権3位をはじめ、高校時代の悔しさを晴らす活躍をみせ、初めてプロチームから声がかかった。
「自分がやってきたことは間違っていなかったと確信しました。今、プロとしてやっていられるのも、あの4年間があったからだと思っています」

ちなみにサッカーに熱中しながらも、大学では体育の教員免許を取得したそうだ。
「どうせ勉強するなら好きなことを勉強しようと思ったんです。引退後のことを今は全く考えていませんが、サッカー教室で子どもに教えたりするのはすごく楽しいので、将来、先生になってサッカー部の指導をしたりするのも向いているかもしれませんね(笑)」

那須川 将大

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戦う姿勢を前面に出して
いきたい

攻撃参加が持ち味の那須川選手。4月は勝てない試合が続き、自分自身もボールをつなげることができず、もどかしかったと語る。だが、6月の富山戦で初アシスト。続く愛媛戦でも得点につながる活躍を見せた。
「ようやく自分の良さを出すことができた試合でした。どんなに個人個人が一生懸命やっても、やはりサッカーというのはチームスポーツ。選手がお互いの特徴などを理解できるようになり、攻守の連携がうまくいかないと成果を得るのは難しいと思います。今は以前よりボールがもらえるようになったので、攻撃に絡んでいくという自分の持ち味をもっと出して、チャンスをつくって、みんなにゴールを決めてもらいたいと思います」

シーズン前、小林監督が語った「個人の成長が、チームの成長になる」という言葉も印象に残っている。
「常に成長していくことはサッカー選手としての目標でもあるし、それをピッチで体現していきたい。これからは戦う姿勢をもっと前面に出して、アグレッシブなプレーを見せていきたいですね」

攻撃に加え、那須川選手のもう1つの武器が無回転フリーキックだ。
「残念ながらまだ見せることができていませんが、練習でも積極的に取り組んでいます。チームの雰囲気も試合内容も試合ごとに良くなっているので、後半戦はそれを勝ちに結びつけていくことが大切だと思っています。昇格ですか?絶対にしますよ。サポーターの皆さんの熱い声援に応えたいです」

那須川 将大 - 自分の成長をピッチで体現していきたい

那須川 将大

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