四国大学の学生によるアカデミー選手対象の個別栄養指導を実施!
2022-07-04 10:00
四国大学との共同研究として2019年より実施されている徳島ヴォルティスアカデミーの選手を対象とした個別栄養指導は、今年で4年目になりました。
この活動は、管理栄養士やスポーツ栄養士を志す四国大学 生活科学部 健康栄養学科の学生がアカデミー選手と保護者に栄養指導をおこないます。
栄養指導は2部構成でおこなわれ、1部では体組成と骨量の計測、小学校時の身長体重調査、事前に3日間食事調査などのヒアリングを実施し、2部ではそのデータを元に学生が栄養バランスなどの分析をして一人一人に合ったアドバイスがおこなわれます。
今年は徳島ヴォルティスジュニアU-12、ジュニアユースU-13、U-14の選手を対象にそれぞれの年代に合った栄養指導が開催されています。
今回はU-13の選手たちへのフィードバックがおこなわれ、選手たちは保護者の方と一緒に大学を訪れ、学生からの食生活の改善や体づくりについてのアドバイスを真剣に聞いていました。
実際に栄養指導を受けた保護者の方は、「栄養の勉強をこれまでしたことがなかったので、今作っている食事が正しいのか不安がありました。実際に作っている食事にどれくらいの栄養素が含まれていて、何が足りていないのかを目に見える形で出してもらって、必要なものが分かったのでこれからに生かしていきたいです。子供の体調についても相談にものってもらいました。親身に寄り添って教えていただき感謝しています」と話し、選手のための日々の食生活につながることを喜ばれていました。
今回参加した岡沢駿選手(U-13)は「栄養指導を受ける前は、成長期なので食べる量が大切だと思っていて食事の中身はあまり考えていませんでしたが、今回いろいろ教えてもらって、食べる量と質が大切だということを学びました。学校では学べない細かいことも勉強することができてとてもいい機会になりました。成長期のこの時期に体を大きくするためにバランスの良い食事をして、自分のサッカーのパフォーマンスを上げていきたいです」と自身のプレーにつながる栄養についての大切さを実感していました。
四国大学の学生にとってもこの活動は、貴重な実践指導の場となっています。水谷遥人さん(2年生)は「一人一人に合った指導を考えることが難しかったですが、普段勉強をしていることを実践的に生かすよい機会になりました。大学2年生のこの時期に実践的な経験を積めるのはなかなかないので、将来管理栄養士を目指す上でとても貴重な経験になりました」と話し、山口真白さん(2年生)は「高校の時に陸上をやっていて、ケガをしたときに管理栄養士の方にお世話になる機会があり、そのときに栄養の大切さを学び、今度は自分がスポーツ選手を栄養の面から支える人になりたいと思いました。今年で2回目の栄養指導をさせていただき、昨年に比べて自分の成長も実感することができました」と、学生の皆さんもこの講習会で学んだことを将来につなげようと意気込んでいました。
この栄養指導は、栄養に関する知識にあまり触れることのない機会のない年代のスポーツ選手が成長期というとても大切な時期を逃さないために、自分の身体づくりについて学び自身のパフォーマンス向上につなげるとともに、それを支える保護者の皆さんにも食事・栄養についての正しい知識を身に付けていただき、よりよいサポートにつなげることを目的としています。
また、学生がプロを目指す育成年代のアスリートと保護者への実践的な指導の機会を通じて、「現場の大変さ、難しさ」を知り、また実践ならではの「楽しさ、嬉しさ」を感じてもらうことで将来の管理栄養士、スポーツ栄養士を育てる大切な場ともなっています。
この個別栄養指導を、お互いの成長につなげられるように、徳島ヴォルティスアカデミーではこれからも四国大学と連携を取りながら有意義な育成活動を続けていきます。
徳島ヴォルティスジュニア「JA全農杯 全国小学生選抜サッカー大会in四国」大会報告
2022-04-05 10:00
4月2日(土)と3日(日)の2日間に渡り、「愛媛県総合運動公園」でおこなわれた「JA全農杯 全国小学生選抜サッカー大会in四国」(通称:チビリンピック)に、徳島ヴォルティスジュニア(U-12)が参加しました。
昨年の大会で優勝を飾った徳島ヴォルティスジュニアは、連覇を目指し今大会に臨みました。
※この大会は、1ピリオド12分の3ピリオド制でおこなわれます。第1ピリオドと第2ピリオドでは出場選手を総替えするというルールがあり、多くの選手に出場のチャンスが与えられます。
徳島ヴォルティスジュニアは、グループDで「大方FC(高知県)」「FCゼブラキッズ(愛媛県)」と対戦し、決勝戦に進むべく1位突破を目指します。
【4月2日(土)予選リーグ】
第1試合 vs 大方FC 6-0 〇
(得点者:山水×2、宇山、丸岡、瀧下、木村)
第2試合 vs FCゼブラキッズ 0-6 ●
予選リーグは、第1試合を大量得点で勝利しましたが、第2試合では体格の大きな相手選手に力及ばず、悔しい敗戦となります。
予選リーグの結果、2位トーナメントに進むことになりました。
2日目の朝には全員で散歩をして、ピッチの外でもコミュニケーションをとり、チームのまとまりを深める大切な時間となりました。
【4月3日(日)順位決定戦】
1回戦 vs FC Livent 5-0 ○
(得点者:宇山×2、山本、高木、瀧下)
5位決定戦 vs ジョイナスたどつフットボールクラブ 5-2 ○
(得点者:高木×2、宇山、開發、山水)
順位決定戦では、4,5年生も多く出場し、自分より上の学年と試合する貴重な経験を積みました。
5位決定戦の試合ではうまくいかない場面もありましたが、6年生が中心となって全員でフォローし合いながら勝利をおさめ、今大会を12チーム中5位という結果で終えました。
【大会後コメント】
◇宇山 彰選手(キャプテン)
『四国大会という大きな舞台で自分達の思うような結果にはなりませんでしたが、1試合、1試合集中してプレーできていたと思います。優勝することが出来ず自分達の実力がまだまだと知ることができたので、次の目標に向けて、徳島に帰って切り替えて練習を頑張っていきたいです』
◇反田 和宏監督
『大会を通じて成長することをテーマに臨みました。選手たちはこれまでやってきたことをピッチで表現しようと頑張ってくれましたが、目標としていた優勝という成績を残すことはできませんでした。この結果をしっかりと受け止め、今後に向けて成長のきっかけにしていきたいと思います。これからも応援していただいているすべての方々に感謝の気持ちを持って全力で頑張っていきたいと思います』
新生徳島ヴォルティスジュニアの初陣は思うような結果を出すことができませんでしたが、全国大会ベスト16という大きな目標を掲げるこのチームはピッチの内外で「当たり前のことを当たり前にする」ことを基本とし、これからも成長を続けます。
これからも、徳島ヴォルティスジュニアへのご声援をよろしくお願いいたします。
徳島ヴォルティスジュニア「マルハチカップ 徳島県U-11サッカー大会」優勝報告!
2021-12-24 16:00
10月に開幕した「マルハチカップ 徳島県U-
【大会結果】
◇1回戦 10/31(日) vs 大松サッカー少年団 16-0 ◯
◇2回戦 11/28(日) vs 助任サッカークラブ 5-1 ◯
◇3回戦 12/4(土) vs 松小Jr.SS 6-0 ◯
◇準々決勝 12/5(日) vs 北井上少年サッカークラブ 10-1 ◯
◇準決勝 12/5(日) vs 沖洲フットボールクラブ 2-1 ◯
◇決勝 12/12(日) vs 林崎里浦SS 5-0 ◯
この結果、2022年4月に愛媛県で開催される、JA全農杯 全国小学生選抜サッカー大会 in四国に、徳島県第1代表として出場することが決まりました。
また、徳島ヴォルティスジュニアは、12月26日(日)より、鹿児島県で開催される「JFA 第45回全日本U-12サッカー選手権大会」にも、徳島県代表として出場します!
県外の強豪チームと対戦を重ねることは選手たちの貴重な経験となり、その経験は間違いなくチームの成長につながります。「JFA 第45回全日本U-12サッカー選手権大会」での健闘はもちろんですが、この先も常に徳島県の代表として戦えるように頑張っていきたいと思います。
引き続き、徳島ヴォルティスジュニアへのご声援をよろしくお願いいたします。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
徳島ヴォルティスジュニアでは、2022年4月に3年生となる現小学2年生を対象に、新U-9セレクションを実施致します。
詳細は徳島ヴォルティス ホームページ(https://www.vortis.jp)にて掲載しておりますので、ご確認下さい。
申し込み締め切り(2022年1月31日必着)まで、多くの選手たちのご応募お待ちしております!
四国大学管理栄養士養成課程の学生による個別栄養指導が今年も実施されています!
2021-07-12 10:00
2019年シーズンからスタートした栄養指導も今年で3年目。年々、対象となる選手の年齢の幅を広げ、今年も四国大学管理栄養士養成課程の学生による、徳島ヴォルティスアカデミーのジュニアユースの選手への個別栄養指導を実施しています。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のために、入念な感染予防対策をして実施しています。
この栄養指導は、選手たちの普段の家庭での食事調査からはじまり、事前に測定したデータの数値とヒアリング(聞き取り調査)の結果をもとに、一人ひとりにあった食生活の改善やさらに逞しい体づくりのためのアドバイスを送ることが中心となります。
実際に栄養指導を受けた親御さんは「食事と栄養の関係については、なんとなく理解していたつもりでいました。でも、家庭での実際の食生活の様子を聞いてもらった上で、データをもとに足りない栄養素やそれを摂取するための方法を教えていただいたことで、今後の家庭での食生活の方向性がハッキリしました。学生のみなさんも真摯に取り組んでいただきましたし、本当に感謝しています」と話し、今回の指導で得た経験が、日々の暮らしや子育ての中で役立つことを喜ばれていました。
また、お母さんと一緒に栄養指導を受けた選手は「栄養士の方と自分の食事のことを話したことで、あらためて食事の重要性を知ることができました。必要なものを食べて、スタミナやパワーをつけて、自分のサッカーのプレーに活かしたいです」と話し、自身の成長にとって正しい栄養を摂取することが欠かせないことを学んでいました。
一方、四国大学の学生にとっても今回の指導経験は貴重な実践指導の場となっています。選手たちへ直接的な指導をおこなうことに不安と緊張を感じながらも、「しっかりとスポーツに取り組む選手やお母さんに対して栄養指導をおこなえるのはすごくありがたい経験です。教科書や授業では得られない、リアルな悩みや課題をいただくことで、僕たちも『その想いに応えたい』といろんなことを調べることになるので、実践の中でしか味わえない成長を感じられています。そして、今回の経験は、将来、栄養士になったときに必ず活きてくると思うので、選手たちのことを一番に考えることはもちろんですが、自分たちのためにも頑張りたいと思います」と、この栄養指導への想いを語り、選手と学生の双方にとって大きな意味があることを伝えてくれました。
学生たちにとっても、今回の活動を通して「リアルな現場の大変さ、難しさ」を知り、さらに実践ならではの「楽しさ、嬉しさ」も感じてもらえる機会になればなによりだと思います
ジュニアユース年代は一生のうちで最も成長が盛んな時期です。同時に個人差も大きく、一人ひとりの成長速度に合わせた食事やトレーニングがとても大切になります。
日頃のトレーニングや試合で100%の力を発揮するために、また、それぞれのからだの成長のチャンスを逃さず、最大限生かせるように、これからも徳島ヴォルティスアカデミーは四国大学と一体となってサポートを続けていきます。