高知キャンプ日記(4日目:練習試合vsアイゴッソ高知)
2015-01-31 21:20
キャンプ4日目はいよいよ今シーズン初の練習試合となりました。35分×4本の練習試合となり、ほとんどの選手が出場し、ここまでトレーニングをしてきたフィジカル面がどこまで出せるかを中心に実戦での確認となりました。
1本目はGK相澤、DF藤原、石井、青山、内田、MF大崎、濱田、窪田、衛藤、FW佐藤、佐々木(一)で臨みます。早くも8分に濱田の左サイドからのFKに佐々木がヘディングで合わせて先制します。その後も相手がボールを持った瞬間にはしっかりとプレッシャーが掛かり、出しどころが無い状況に追い込んで、ボールを奪ってからの攻撃を繰り出します。
2点目は30分にこれも濱田のCKから藤原がヘディングシュートを決めます。32分には大崎がドリブルで切り込んで最後は佐藤が押し込もうとしたところ相手のオウンゴールで1本目は3-0で終えます。
2本目は1本目と変更は少なく、GK相澤(19分→渡辺)、DF藤原、石井、青山、内田、MF佐々木、濱田、窪田、衛藤、FW佐藤、長谷川(悠)(14分→キムジョンミン)となります。スコアは0-0でしたが、ラインを上手く統率する中でプレッシャーがしっかりと掛かり、危ないシーンは作らせず、長谷川と佐藤が起点になってサイドを変えたり、コンビネーションで崩したりする場面がありました。
3本目はほぼ全員が代わる形でGK渡辺、DF広瀬、橋内、冨田、ソンセファン、MF廣瀬、佐々木(陽)、木村、アレックス、FW長谷川(悠)、津田となります。入りは少しつながらない場面もありましたが、10分にボールを受けた津田が難しい体勢からボレーのような形で左足で決めます。その後はDFラインから冨田、中盤からは木村がボールを散らし、サイドからの攻撃も効果的に。27分にはキムジョンミンが豪快に決めて2-0となりました。
4本目はGK長谷川(徹)、DF広瀬、橋内、ソンセファン、アレックス、MF廣瀬、斉藤、木村、佐々木(陽)、FWキムジョンミン、津田となり、相手がメンバー変更をしていく中でも、自分たちのペースは落とさずにプレッシャーを掛けて、奪ったボールからゴールに迫り続けます。8分に右サイドで良いコンビネーションから崩していた広瀬→廣瀬とボールが渡り、上手く切り込んでマイナスのボールを入れたところ、キムジョンミンが落ち着いてコースにシュートを決めます。
21分には津田が少し遠目から左足を振り抜いてミドルシュートを決め、29分には廣瀬が左サイドから好クロスを上げて佐々木(陽)がシュートには行けなかったものの中央で絡み、最後はキムジョンミンが押し込みます。アディショナルタイムには津田が再度綺麗に左足で巻き込んだシュートを決めて合計スコアを9-0として、シーズン最初となった練習試合を終えました。
試合全体を振り返って、小林監督は「怪我など心配する部分もあったのですが、上手く個人の特徴を出してくれたと思います。前線にボールが入った時に、もしずれたとしてもそのままプレーを続けるというところが出来ていたと思います。ボールを奪って自分たちのボールとして回して行くということと、取った後のビルドアップが出来たところもありました。サイドの突破やクロスも増えているので、もっと質があるものにこれからしていきたい。」と話します。
課題も挙げていますが、まだフィジカルがテーマの期間としての手応えは掴んでいるようです。「今日は球際など、そこまで多くのスピードがあったわけではないですが、いいポジションを取るために動いてプレーする身体を作って来れていると感じます。あとシュートや(縦へのボールやクロスに)合わせる部分は、まだトレーニングでやれていないので、今後の課題としていきたいです。」と小林監督は話し、明日以降にフィジカルは更にスピード面を、戦術はよりグループで崩す形へ進めていく構えです。次の練習試合はJ2同士の対戦となるカマタマーレ讃岐戦(2月5日)となります。もっと体力的には追い込まれた状況での一戦になりそうですが、守備は無失点を、攻撃はより多くの得点を期待していきたいですね。
最後に、今日は300名に迫る本当に多くの方にご来場いただきました。ありがとうございました。