宮崎キャンプ日記(3日目)
2015-02-11 18:20
午前中のみの1部練習に変更して、戦術面のトレーニングとなりました。フィジカルトレーニングの翌日ということもあり、ウォーミングアップでしっかりと身体をほぐした後に、ポゼッションをおこないます。5対5+フリーマンという形で、フリーマンにボールを当てて抜ける動きなどを意識して出していました。
その後、攻守に分かれてのトレーニングでは、攻撃はクロスなどのバリエーションからのシュートとなります。ボールを受けての持ち出しにスピード感を持って取り組みます。守備はビルドアップのトレーニングです。ワンサイドカットをされた場合のコンビネーションでの回避など共通理解を深めていました。
最後に明日に練習試合を控えているので、フルコートでのゲーム形式となります。選手同士でプレッシャーの掛け方やボールの出しどころなどについて、さかんに声が出ていました。佐藤選手の前線でのプレッシャーが一つの基準となって、奪いに掛かるなどチーム戦術も出てきています。
高知キャンプで練習を別調整となり、宮崎から挽回を図る井澤選手は「無理する場面ではなかったので、しっかり宮崎で合流するようにということでした。まだヴォルティスで試合をやっていないのでどのポジションで出るかわからないのですが、間でボールを受けて前に付けるようなプレーをしたい。」と言い、トレーニングでも積極的にボールを呼び込んでいます。
戦術的なトレーニングを何度かする中で「前から守備をするようにというのは結構言われているので、練習から掴んでいけるようにしたいです。簡単にポジションを取れるとは思っていないので、ゴールに絡むようなプレーを出していきたい。」と明日の練習試合でのアピールを目指しています。
そして、ホテルではJリーグによるルール講習会が柏原丈二さんと、プロフェッショナルレフェリーの木村博之さんを招いておこなわれました。試合をする上では非常に大事な部分になりますので、判定基準や世界のサッカーの流れなどを含めて、プレー中の映像を用いて説明を受けました。ルールは変わらなくても、世界のサッカーの判定基準などはワールドカップなどを境に常に変化しているもので、そこに適応して良いパフォーマンスを発揮し続けるのもプロとして大事な責務と言えますね。
さて、明日は13:00キックオフでV・ファーレン長崎との練習試合となります。負けられないマッチアップもあるでしょうし、チームの仕上がりを確認するうえでも非常に大事な一戦になります。小林監督は「グループでボールを奪う部分も(選手が)感じたところで出来てきている。攻撃は前線を意識しながら最終ラインから作っていきたい。」と話し、色んな選手の組み合わせを見ていく意向ですが、当然そこには様々な意図があり、メンバーの構想を巡らせていくことと思います。