宮崎キャンプ日記(5日目)
2015-02-13 16:30
今日のトレーニングは午前中のみとなり、筋力トレーニングとリカバリーメニューとなりました。昨日の練習試合は当初予定していた通りほとんどの選手が90分出場することとなり、さすがに選手も疲労を感じたようです。また、激しいコンタクトがあった場面もあり、練習後に打撲した部分をアイシングする選手も目立ちました。
試合翌日に筋力トレーニングを入れることや、リカバリーのメニューも今日は短い距離を少し速い速度で走るような内容となり、毎回少し変化が見られます。その点に長谷川選手は「フィジカルコーチがブラジル人なので、毎回違うようなメニューを入れて、選手に飽きが来ないようにしてくれている。」と話します。
ランニングなどフィジカルトレーニングは非常に地味なもので、疲労がある時には選手にとって精神的にもキツイものですが、全体で上手く盛り上げて乗り切ることと、そのためのメニューの工夫がより効果を産み出すようです。毎回のトレーニングで、カルロスコーチは選手がグラウンドに到着する前にピッチで様々な用具を準備したり、試しに走って距離を測ったりして良いトレーニングになるよう準備をしています。
さて、今日の練習からユースの選手がキャンプに加わって練習参加しています。ユースで新3年になるDF岸龍太郎選手、新2年生の森本瑞生選手で、キャンプ初日から参加している新3年生のGK堀口皓平選手と3人が16日まで参加します。昨年のキャンプにも3人の選手が参加しており、総合的に育成面での取り組みを高めていくためにも大事な機会となります。
クラブとしてユースからのトップチーム昇格を目指すことはもちろん、今回選手と一緒に帯同している羽地登志晃ユース監督、上野秀章ユースGKコーチにとってもトップチームの指導に触れ、育成に還元していくための場となります。
古島GKコーチのもとで、GK陣のトレーニングに加わった堀口選手を見た上野コーチは「もっと自分を出して頑張ってほしい」と話します。フィールドプレーヤーの2選手は甲本コーチの指導を受けていましたが、やはりトップチームのスタッフが見守る中で緊張はあったようです。それでも、このプレッシャーを経験することが、また成長につながります。16日までトップチームの刺激にもなるくらい頑張ってほしいですね。
さて、昨日の試合は課題が出た内容でしたが、そこについては午後がOFFになった今日の夜にミーティングをおこなって、共通認識を持って明日のトレーニングに臨みます。毎試合後にそうなのですが、昨日の試合後も夜遅くまでテクニカルスタッフで集まって45分×4本の試合をビデオで見て振り返ります。時には場面場面でストップして話し合いをするので、45分を確認するのに1時間半くらい掛かるようです。
そこで確認した課題となるシーンや、上手くトレーニングが活かされて出せた良いシーンなどを編集して、選手を含めたミーティングで監督が解説をしながら選手に映像を見せて紹介されます。キャンプの3試合でそれが繰り返されるので、スタッフ陣にとっては本当に休む間も無いのがキャンプです。そういった日々の積み重ねでチーム戦術をより浸透させていきます。今年は11人の選手が新加入となるだけに、ここからまだまだコミュニケーションの部分は向上して、戦術面も浸透していくはずです。次はJ1のサンフレッチェ広島が相手の練習試合(16日)になりますが、昨日よりも良い内容の試合が出来ればと思いますし、勝って勢いも付けたいところです。