宮崎キャンプ日記(6日目)
2015-02-14 21:50
今日の午前中は厳しいフィジカルトレーニングとなりました。ハイパワーのフィジカルということで、時間制限を設けたランニングとサーキットトレーニングを行いました。
サーキットは細かいステップを踏んだ後にスラローム走からダッシュというメニューを6本繰り返します。ステップの際にはハードルが置かれていたり、腰からゴムで引っ張られる道具を使用していたりで、負荷がかかっています。走る距離はピッチの縦幅となり、長い距離の間にスラローム走とダッシュが入ることで、今までよりスピードを意識した形に変化してきています。
疲労がある中での厳しいフィジカルに、厳しい表情を浮かべる選手たちでしたが、これまでより1段階厳しいハイパワーのトレーニングを入れることで、練習試合と同時並行になりますが、1年間戦える身体を作っていきます。
午後はバランスサーキットと短いダッシュを入れた後に、ポゼッションをおこない戦術面のトレーニングとなります。攻守のポジションに分かれて、守備はビルドアップ、攻撃はパターンからのシュート練習となります。試合での課題を落とし込んだビルドアップでは、だいぶ意図することが出来てきています。シュート練習では、クロスに対してニアで入るタイミングが良くなって来ていて連続で何本もシュートが入るシーンがありました。選手同士実戦を重ねることで、ボールを持つ時の特徴やパスを出すタイミングなども理解しあってきていることから、精度につながって来ている部分もあると感じます。
最後は11対11のゲーム形式のトレーニングで今日の厳しい2部練習は終了します。選手間でも様々な声でコミュニケーションを取り合い、ポジションの修正など声が途切れぬ集中したトレーニングだったように思います。橋内選手は長崎戦の反省を含めて「前から来ている相手にセカンドボールを拾われてしまった。」という点と「プレッシャーが来ている中でもボールを動かせるようになりたい」という2点を話した。特に「去年からの課題でもあるので、自分たちでどれだけ大事にできるか、お互い要求しあっていけるようにしたい。」とボールを回す部分に対しては、どうにかキャンプで深めていきたいという思いを話しています。
小林監督も今日の練習のメニューを振り返って「後ろから運ぶということと、プレッシャーを掛けられたところで回避できるようになると、より持ち上がっていくことが出来ます。縦にボールを入れることも1つなのですが、良い距離を取りながら上手く組み立てて、プレッシャーを受けても縦にパスを入れられるようにしていきたい。」と方向性を話しています。
明日の練習を経て、16日のサンフレッチェ広島戦となりますが、どこまで通用するか、しっかりとチャレンジしていきたいです。