宮崎キャンプ日記(8日目:練習試合vsサンフレッチェ広島)
2015-02-16 23:50
今日はサンフレッチェ広島との練習試合を、シーガイアスクエア1にて行いました。少し小雨がぱらつく中で、45分×4本となりました。1本目はGK長谷川、DF広瀬、橋内、石井、内田、MF佐々木(一)、斉藤、佐々木(陽)、大崎、FW津田、長谷川(悠)で臨みます。
低い位置からゲームを組み立ててくる広島に対して、ヴォルティスがボールを持つ時間もありましたが、なかなか相手のブロックに効果的なパスを入れて崩すことが出来ません。28分にはCKから石井が相手に競り勝って枠内にシュートを飛ばすが、相手GKのファインセーブに防がれます。35分に一瞬の隙を付かれる形で、裏を取られてクロスからゴールを許しますが、何本もCKを得ていた中から45分+2に広瀬の好ボールを橋内が足で決めて1-1に追いつき1本目を終えます。
2本目はヴォルティスは変更なく1本目と同じメンバーとなり、広島は大幅に変更してきました。広島がボールを回しつつ前に攻撃に出てくる形となり、何本かシュートを打たれますが耐え、裏を狙う展開となります。なかなか取りどころが無い中で、何とか守備陣が踏ん張り0-0となりました。
3本目は全員を入れ替えて、GK渡辺、DF藤原、冨田、青山、ソンセファン、MF廣瀬、井澤、窪田、練習生、FWキムジョンミン、佐藤。相手がボールを動かしてくる中で、取りどころを定めるのに苦労する展開となります。27分に縦パスから抜け出されて失点します。
4本目はGK相澤、DF藤原、冨田、青山、ソンセファン(15分→岸(ユース))、MF廣瀬、井澤、窪田、練習生(15分→森本(ユース))、FWキムジョンミン、佐藤となる。中盤でゲームを作れるようになり、佐藤とキムジョンミンが身体を張って起点となり、裏を狙って行きます。15分を過ぎたところからチャンスを作り、佐藤が上手く駆け引きをしてシュートシーンまで行きますが得点は奪えず、逆に45分にミスからボールを失い最後に失点をして試合終了となり、4本合計1-3となりました。
試合を終えて得点を挙げた橋内は「システムが違う相手に対して、自分たちでボールを奪いに行くことが出来たと思います。取ったボールを大事にして、しっかり押し込める場面もあったので、自分たちがやろうとしたことがどれだけ出来たのかがこの試合では大事だった。」と得点よりも、まずは試合での課題を含めた手応えを話します。
小林監督は「前線にボールが入った時にそのまま誰かがプレーを続けることで、前にボールが行っていた。結果的には負けましたが、ボールを奪うシーンを作ることができて、良いクロスも1・2本目は上がっていた。前回の試合に比べて、やろうとしていることを怖がらずにチャレンジして、球際にも厳しくサッカーが出来ていた。」と手応えとなった部分を話します。
ヴォルティスの選手は出場したほぼ全員の選手が90分間プレーしており、小林監督は「疲れている中でイージーミスが無いように丁寧に回すということ。4本目は前に押し込んでいいサッカーをしていたのに、ミスから失点をしてしまった。こういう時に経験できるのは良かったと考えたい。」と話します。
試合後には選手たちが約20分間、リカバリーのために少し早いペースでインターバル走をおこなった。90分の後にこのようなトレーニングをするのは珍しいですが、早くも3日後のキャンプ最終戦となる次の練習試合を見据えている意欲的な姿が伺えます。敗戦は非常に残念ですが、1・2本目を1-1で終えたという結果はポジティブに捉えられると思います。今週末までとなるキャンプをより充実させたものにするため、また明日よりしっかりトレーニングを積んでいきます。
※3本目、4本目の出場選手に誤りがありましたので、お詫びして訂正いたします(2/17)。