宮崎キャンプ日記(9日目)
2015-02-17 21:20
昨日のサンフレッチェ広島戦に出場したほとんどの選手が90分間 消化しており、今日はリカバリーのメニューとなりました。 やはりキャンプもいよいよ終盤というところまで来ており、 今日の選手にはさすがに疲労の色が見えます。
しかしながら、 長期のキャンプ中は1日のオフを取るチームが少なからずある中で も、 ヴォルティスは1日もオフを入れずに12日間毎日トレーニングを おこないます。今年は最終日の飛行機移動が早まったため、 最終日のトレーニングは行わないことも決まりましたが、 それでも12日間選手はサッカーと向き合い、 キャンプの生活でチームとしてのコミュニケーションを深めていき ます。
今日のメニューは9: 30から屋内で筋力トレーニングをおこない、 10時過ぎからグラウンドでのリカバリー走となります。 昨日の試合後にもピッチの縦幅を利用して比較的速い速度でのイン ターバル走をおこなって、 試合直後から次に向けたリカバリーとしていますが、 今日は横幅を使って少し短めのインターバル走となりました。 毎日トレーニングが続く中で、選手も疲労感はありますが、 実際に身体は適応するように、両チーム疲労の中とはいえ、 2本目などはサンフレッチェ広島のボールポゼッションに最後まで 喰らいついて無失点に抑えました。
小林監督は「ゆっくり走るのもリカバリーですが、 肉体的には速い方が効果的で今年はそういう思いでずっとやって来 ています。 試合後に速いペースで走るのはメンタル的には辛い部分もあると思 いますが、選手は元気なので、 しっかりと練習を入れて熊本戦に臨むために、 昨日は試合直後にすぐにリカバリー走をおこないました。」と、 キャンプはトレーニングに徹する構えです。
「拮抗したゲームでどうやって勝点を取っていくか、 常に難しい戦いになるのがJ2リーグだと思います。 チームのみんなが競争になって来ている。」と話しており、 強度のあるトレーニングを続けてきている中でも、 戦えるチームになりつつあることに少し手応えを感じているようで す。
そして、 練習試合に出場しなかった選手ではエステバン選手と木村選手が今 日はハードに追い込んでいました。
カルロスコーチのもと、 腰から引っ張るチューブを付けて負荷を掛けて前進する脚力のトレ ーニングの後に、すぐにダッシュを加えます。 エステバン選手は高知キャンプから実戦を離れていますが、 どうにか身体は仕上がって来ているようです。 木村選手も昨日の合流時から即、 負荷のあるランニングをしており遅れを挽回しようとしています。
宮崎キャンプでの残りの練習試合は20日のロアッソ熊本戦を残す のみです。ここで勝利して、 徳島に戻って開幕に向けて仕上げていくことが大事になります。 明日と明後日のトレーニングでどのような点に絞って戦術的なトレ ーニングとなるのかで、 監督が捉えているチームの課題が少しわかるかと思います。
最後の写真は四国放送の取材を受ける佐々木選手にFC東京ユース 時からの先輩である藤原選手がちょっかいを出していますが、 昨日から今週は毎日、四国放送の「フォーカス徳島」18:15〜 OAで放送があります。毎日の練習や練習試合の様子や、 選手インタビューが放送されますので、ぜひご覧ください。
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