初の4連勝を!
2015-07-31 19:20
3連戦を終えたチームは、2日間の休みを挟んで29日(水)からアウェイとなる今週末の千葉戦にむけてトレーニングを行いました。この日はリカバリーを含めたメニューとなり、室内で筋トレをしてからランニングをおこないました。連戦後ということ、そしてとても気温が高いこともあり、選手の疲労を十分考慮しながらのメニューとなりました。その後はポゼッションでボールを触り、8対8のゲームで終了となります。湿度も高く、立っているだけで汗が出るような気温の中でのトレーニングですが、選手たちからは互いに励まし合う声が多く聞こえ、精力的にトレーニングへ取り組む姿勢が見られました。
次の日はバランスサーキットから始まり、試合2日前となるため紅白戦がトレーニングの中心となります。前節得点を決めた佐藤選手はこの日のトレーニング後の取材で「ゴールが取れて、正直とてもほっとしています。ただ、もうシーズン半分以上過ぎたところでまだ3点で、やっぱりFWとして点が取れていません。点が取れていればもっと勝ちにつながるので、もっと点を取れるように頑張ります。」と語り、ゴールへの強い意欲を話してくれました。前節10試合ぶりのゴールを奪った佐藤選手を始め、FWの選手たちはトレーニングからゴールという結果がいかに大事かをそれぞれが感じているようで、DFラインとの駆け引きから何度もボールを呼びこむシーンが見られました。
また、DF陣は現在3試合無失点を続けており、安定した守備をみせています。その要因として、CBとして出場を続けている福元選手は「拮抗した試合の中でもチームとしてカバーし合いながら、粘り強く出来たというところは、前半戦そういった試合をことごとく落としてきたので、チームとして成長は感じられました。そこが一番大きかったと思います。」と話していました。紅白戦の中でも選手同士が声を掛け合い、DFラインの選手だけでなく、前線の選手からカバーし合いながら試合を進めていました。また、福元選手にとって古巣との対戦となります。千葉のホームスタジアムである「フクダ電子アリーナ」でプレーすることについて「やっぱりフクアリには思い入れがあります。スタジアムの雰囲気も素晴らしいですし、千葉のサポーターも独特な雰囲気というか、温かいです。そのスタジアムに行くということは特別な気持ちにはなると思います。ただ、そういった気持ちになったとしても試合でやることは変わらないです。しっかり成長したところを見せられるようにしたいです。」と話してくれました。
試合前日となった31日のトレーニングは非公開にしてセットプレーを確認し、試合へ向けて調整します。前回の千葉との対戦ではセットプレーから失点をしているため、入念に守備時のポジショニングなどを確認していました。チームの雰囲気も、3連勝という結果に満足している様子はなく、それぞれの選手が現状に満足せずトレーニングに取り組んでいます。今日もトレーニング後に残ってシュート練習やクロスの対応を確認している選手が多く見られました。
小林監督は6試合を戦って、4勝2敗という結果に終わった7月を「システムを4-4-2にしてコンパクトになるし、守備が前から出来るようになってきたということと、主力となりえるような選手たちが点を取ったり、ここにきて組織の幹になってきている。」と手ごたえを感じつつ、「北九州戦のように試合を落としてしまうような不安定さもあります。ミスをしたチームが負ける。」とあくまでも気を引き締めて今後も戦って行く必要があるということを強調します。次節の対戦相手である千葉については「やはりタレントが揃っているし、そこが上手く機能すると勝ちだしてくる」と警戒します。3連勝の翌節という状況で迎える今週末の試合を「後半に伸びていくチームが強い。」と、連勝をして少しでも順位を上げていけるようにと力強く語りました。
チームは本日のトレーニング後に千葉に向けて出発しました。今週一週間、非常に暑い中でのトレーニングにもしっかり集中して試合に向けて調整することができました。ぜひ、4連勝を目指すチームをみなさんの声援で後押ししていただければと思います。今週も応援よろしくお願いいたします!
※今週は諸事情により徳島新聞動画の配信をお休みさせていただきます。