高知キャンプ日記(9日目)
2016-01-30 18:30
高知キャンプもついに最終日となり、9日間の高知でのトレーニングを無事に終えました。今日のトレーニングは室内での筋トレのみとなり、約1時間と短めのトレーニングをおこないました。
最後にその場で全員で円陣を組み、長島監督からキャンプの統括として「9日間お疲れ様でした。本当にみんなしっかり取り組んでくれて、感謝しています。また二次キャンプの宮崎キャンプも頑張りましょう」と伝えました。
トレーニング後はホテルに戻り、昼食を食べてから徳島に向けて出発しました。今年も9日間お世話になった「ザ クラウンパレス新阪急高知」様の従業員の皆様に最後までお見送りいただいてホテルを出ました。
今回のキャンプを振り返り、受け入れてくださった高知の印象について長島監督は「何度もお世話になっている場所で、まずはピッチの状態も良くて、管理の部分でも芝の長さの調節などもすぐに対応いただいて、本当にありがたかったです。ホテルでもごはんがおいしくて、野菜も生野菜をサラダで食べるだけじゃなく、様々な形で調理して提供していただいて、種類も豊富で飽きることがなかったです。」と感謝をしていました。また、ホテルでは食事だけでなく様々な形でサポートいただき、特に練習試合の日も大雨でしたがタオルを準備いただいたりとご対応いただきました。
チームはこの後2日間のオフを取り、二次キャンプの宮崎キャンプへと移ります。一次キャンプで追い込んだ身体をしっかり休めて2月2日(火)より宮崎キャンプに臨みます。
高知キャンプ日記(8日目:練習試合vs高知ユナイテッドSC)
2016-01-29 20:45
今日は高知ユナイテッドSCと13:00キックオフで35分×4本の練習試合をおこないました。1、2本目はGK相澤、DFソンセファン、橋内、冨田、藤原(50分→佐々木(陽))、MF大崎、カルリーニョス、濱田、内田、FW長谷川(悠)、渡で臨みました。
雨が強く降る中でのキックオフとなったゲームは立ち上がりから試合が動きます。1分にカルリーニョスのCKをソンセファンがヘディングで決め、ファーストシュートが先制点となります。その後も前線からの厳しい守備でボールを奪いに行き、主導権を握ります。7分には右サイドの高い位置でボールを奪い、長谷川(悠)から渡に出て、落ち着いて決めて2点目。11分にも今度は左サイドで細かくパスをつないで、内田のスルーパスから長谷川(悠)がシュートを打ち、一度は防がれましたが自分で押し込んで早い時間帯から3点のリードを奪います。その後は、グラウンドに水も溜まってきて中盤で激しいボールの奪い合いとなり両チームともなかなかゴール前までいけない展開となりそのまま1本目は終了しました。
2本目はメンバーを変えずにそのまま入ります。中盤では雨の影響でショートパスがつながりにくいピッチでなかなかボールが収まりませんが、その中でもしっかりと切り替えの部分を意識して、相手にはチャンスを作らせません。そして7分には大崎が頭でつないでDFの裏に出したボールを渡がDFと倒れ込みながらシュートを流し込み追加点を奪います。20分にもカウンターから長谷川(悠)のスルーパスに渡が抜け出して相手DFと入れ替わり、GKとの1対1を冷静に決め5-0とします。渡はこの試合3得点目となり、ハットトリックを達成します。途中からは藤原に代えて佐々木(陽)が入り、内田を左SBに移し、その後も最後まで集中したディフェンスを継続し無失点で試合を終えました。
3本目はGK渡辺、DF井筒、福元、石井、広瀬、MF佐々木(陽)、井澤、岩尾、佐々木(一)、FW山崎、前川と全員を入れ替えて挑みます。ピッチ全体で水が溜まり、ドリブルでもボールが止まってしまうようなピッチコンディションの中、立ち上がりはなかなか思うように試合を進めることができません。
それでも中盤の選手が前へボールを運ぶ意識を見せしっかり縦パスを入れ続けると、22分に中央でパスを受けた前川選手が左足で右隅に決め、直後の23分にも山崎選手がボールをしっかりと収めて佐々木(陽)にパスを出し、切り返しから流し込み得点を積み重ねます。
4本目は佐々木(陽)と木村を代えてスタートします。ボールを奪われた後の素早い守備で高い位置でボールを奪い続け、ほとんど相手にチャンスを与えません。その中でフィニッシュまで行くもののなかなか得点が奪えない時間が続きましたが、23分に山崎選手が岩尾選手の浮き球パスにタイミング良く抜け出しゴールを決め、28分には岩尾選手のCKから石井選手がヘディングで決めます。
雨の影響からアフター気味にチャージが入る場面も見られるようになりますが、最後まで切り替えと前線からの守備の意識を切らすことなく、4本を通して無失点で試合を終えました。また、合計9得点の中で新加入の選手が得点に多く絡んでいて、選手たちは口をそろえて「まだまだこれから」と言う連携の部分も、早くも溶け込んでいる状態が見られました。
試合を終えて長島監督は「トレーニングでおこなっていたことを選手たちは非常に真面目に取り組んでいて、それを出そうとしてくれて、実際に出ている部分がたくさんあったと思います。選手たちに感謝したいし、70分という時間でしたが、15分ずつのゲームしかしていなかったので、ホッとした部分もあります。」とキャンプで取り組んだことへの充実感を話していました。ただ、「結果はあまり気にしていません。選手たちの動きやそれ以前の一次キャンプできつい中での取り組む姿勢とかが見れて良かったです。」とあくまでも結果よりもその中身を大事にしていることを強調していました。
チームは明日、高知での最後の練習をおこない徳島に戻ります。
高知キャンプ日記(7日目)
2016-01-28 14:30
高知キャンプ7日目は予定を変更して午前中のみのトレーニングとなりました。午前中の練習はリスタートが中心となり、シーズン中の試合前日と同じようなメニューが組まれ、明日の練習試合に向けての準備となりました。
7日目に入り疲労の溜まってきている中、しっかりとアップをおこなってから少し長めのポゼッションへ移ります。今日のトレーニングの中心となったリスタートの部分を含めて、明日の試合へ向けてゲームを意識してトレーニングがおこなわれます。
その後はスプリントを入れてから3チームでの7対7を5分ずつおこないます。短い時間の中でしたが、どのチームもゴールを目指す姿勢が強く、得点も多く生まれていました。昨日もお伝えした通り、新加入選手の連携も徐々にですが深まっている様子で、自分から声を出して要求したり、コミュニケーションを取ってプレーの感覚をすり合わせています。
ゲームを待つグループはサッカーバレーをおこなって順番を待ちます。カルロスコーチが審判を務めますが、「タッチネットだろ!」「今のはアウト!」など選手たちからクレームが入る場面もあり、ここでは選手たちからも笑顔が見られ、リラックスした雰囲気です。
そして、この日の中心となったリスタートでは、左右のCKとフリーキックを確認します。戦術的な部分はまだまだこれからとなりますが、いよいよ実戦モードに入ってきたという雰囲気がチームからも漂います。監督も始まる前に「ジャンプやゴール前で激しくコンタクトすることもあるから、しっかり集中してやっていこう。キャンプも残り少なくなってきたけど、最後までしっかり気を引き締めていこう。」と選手に話していました。言葉通り、クロスがゴール前にあがると激しいポジション取りで激しくぶつかり合います。2つに分けたチームで攻守両方をおこない、短い時間でしたが集中してトレーニングをおこないました。
明日の試合に向けて、橋内選手は「現状のコンディションで出来ることと、このキャンプでやってきた早い攻撃の部分を出せられるようにしていきたいです。身体はキツイですけど、まずはケガなく、最初の試合なので無理することなく、ゲームをこなせれば良いかなと思っています。」と話しています。橋内選手自身は昨年の怪我から久しぶりの実戦となるため、意気込みは十分です。
午後は試合に備えてオフとし、明日は13:00から高知ユナイテッドSCとの練習試合に臨みます。
高知キャンプ日記(6日目)
2016-01-27 21:00
6日目を迎え、選手たちは疲労も溜まってきている頃ですがチームの雰囲気は明るく、選手たちからは前向きな気持ちが伝わってきます。毎朝、朝食前におこなう散歩では自然とコミュニケーションが生まれ、食事会場でも席を固定せず色々な選手と座り、チーム全体でコミュニケーションを取っています。
また、高知に入ってから天候にも恵まれ、今日も午前中の練習から快晴の中、練習をおこないました。午前中は冒頭にサーキットトレーニングをおこないます。アジリティ系のトレーニングとなり、バーをジャンプしたり、スラロームやラダーなど、スピードを落とさずに切り替えしからのダッシュまでおこないます。
その後はボールを使ったトレーニングに移り、シュート練習からゴール前の3対2をおこないます。3人で攻撃をし、数的有利の状況のため、必ずシュートで終わることを意識します。
最後には8対8のゲームをおこない、サーキットトレーニングで身体に負荷をかけた分、しっかりと球際の部分であったり最後のゴール前の精度にこだわって短い時間のゲームですが集中しておこないました。
午後はバランスサーキットからスタートします。しっかりと体幹を意識して一つひとつおこなっています。新加入の選手も徐々にこのトレーニングに慣れてきている様子です。その後はポゼッションをおこなって、2組に分かれてのトレーニングに移ります。一つはDFとGKの連携の確認を中河GKコーチ主導でおこないました。もう一組は甲本コーチ主導のシュート練習となります。中盤からパスをつないでのフィニッシュやサイドに展開してクロスからのシュートなど様々なパターンのシュート練習をおこないました。
最後はフルコートでのゲームを10分×2本おこないました。11対11で実戦形式のゲームとなり、メンバーを組み換えながらおこなわれました。得点こそ生まれなかったものの、前半終了時に長島監督からは「シュートまで行く回数は確実に増えているぞ。あとはしっかり最後の部分を決めに行こう」と声がかかります。この時期で連携の部分ではまだミスも目立ちますが、攻守の切り替えの意識は徐々に全体に浸透している様子で、球際での激しさが目立ちました。
長谷川悠選手は新加入選手について「上手い選手が多いですし最近特徴とかも掴めてきているので、距離感とかは新しい選手が入ることによって前線にもバリエーションが増えると思うのでこれから楽しみです。」と話し、これからの連携に期待です。
一次キャンプも後半に入り、明後日に練習試合を控えていることから徐々に実戦を意識したトレーニングも増えてきています。最後に監督から選手たちへ「練習試合でこのキャンプの成果を見せられるように残りの時間も大切にしていきましょう」と声がかけられています。