宮崎キャンプ日記(2日目)
2016-02-03 21:00
2日目の今日は2部練習となりました。午前中は最初にカルロスコーチのもとチューブを使用したフィジカルトレーニングをおこないます。チューブを付けて後ろから引っ張り、負荷をかけながらボールをコントロールします。足踏みの足を止めずに、そのうえで体幹がぶれずに姿勢を良く保ちながらおこなうことを意識しながらおこないます。コーンを8の字に動きながらボールをコントロールするトレーニングが難しかったみたいで、姿勢を保つのに苦労していました。
その後はポゼッションをおこないます。4種類のビブスを着ておこない、同色へのパス禁止や違う色のビブスが味方になったりと状況判断が求められます。そのうえで、ボールを取られた後の素早い切り替えなどを意識しておこないました。そして、午前中の最後の練習はスローインからのクロス、シュートのパターンの確認で、両サイドでメンバーを入れ替えながらおこないました。FWが受けてポストプレーをして裏に抜けたり、ボランチから一発で裏を狙ったりと様々な形を確認します。
午後はバランスサーキットを冒頭におこない、その後はポゼッションをおこないます。午後におこなったポゼッションは縦長のコートで縦パスを意識するものとなりました。外に2人ずつフリーマンを置き、中で3対3となりますが、攻撃側は外の2人を上手く使いながら反対側の2人へ縦パスを通します。DFを寄せてからのワンタッチが有効になるなど、縦パスを入れるタイミングを意識します。その後はサイドでのコンビネーション突破をおこないました。2対2からはじめ、最終的には4対4まで広げ、クロスまでサイドを突破します。
最後はフルコートでの11対11を10分×2本おこないました。木村選手は「縦への意識であったり、個人個人の前へ向く意識が上がってきていて、そこを前に行くだけでは崩せないので、横パスやワンタッチを入れたりして、みんなで工夫していければと思います。」と話し、これまで意識しておこなってきている「縦への意識」が徐々に浸透してきていることへの実感と、これからよりレベルアップしていけるようにと意欲を見せています。
長島監督もそういった選手の姿勢を期待していて、「ただ教えるだけで意識付けをするだけではなく、選手たちが自分たちで考えて工夫をしていってほしい」と話していて、今日もゲームが始まってからは選手同士で話すことを促すなど、選手たちが考えて行動することをこのキャンプを通じて期待しています。
また、この日の練習からビブスを着る形のGPSが新しく導入されました。このシステムでは、サッカーの動きの中で走った距離そして速さなどより細かい情報が得られます。カルロスコーチは「よりサッカー的な動きの中での選手の情報が得られる」と話していて、その情報から効果的なトレーニングを組んだりと、これからその効果が期待できそうです。