宮崎キャンプ日記(5日目)
2016-02-06 00:00
宮崎キャンプ5日目の今日は試合の翌日ということもあり、リカバリー中心のメニューとなりました。フィールドプレーヤーは最初に室内で筋トレを約1時間おこない、その後グラウンドに出てトレーニングとなりました。
グラウンドに出てからは全員でゆっくりとしたペースでランニングをおこない、その後はランニングシューズのまま、リフティングをおこないました。最初はボールフィーリングとして一人でリフティングをして、カルロスコーチの合図で2人組になってリフティングしたままボールをパスして交換します。3人組まで広げておこないますが、声掛けがとても大事で、「せーのでパスな!」、「1,2,3の3でパスね!」など色々な形でタイミングを計る選手の声が響きます。カルリーニョス選手もルイス通訳に手伝ってもらいながらコミュニケーションを取っておこなっていました。
最後は入念にストレッチをして、トレーニングは終了しました。リフティングの時には笑顔も見られ、リラックスした雰囲気のトレーニングとなりました。午後のトレーニングも中止となって、選手たちは昨日の90分ゲームでの疲れをしっかりと取って明日以降のトレーニングに備えます。
そして、昨日のゲームではこのキャンプから新しく導入されたGPSシステムを着けておこなっていましたが、そのデータがホテルのホワイトボードに貼り出されていました。ホワイトボードの前には選手たちが興味深そうに集まり、カルロスコーチにそのデータがどういったものなのか聞く姿が多く見られました。走行距離やスプリント回数、速さなどが目に見える形で出るということは選手のモチベーションにもなるようです。佐々木陽次選手は「しっかり走れていたけど、実感としてはまだまだ」と話し、目に見える部分と自分の感覚をすり合わせる意味でも、GPSシステム導入の効果を上げていきそうです。
また、GKは最初からグラウンドに出て中河GKコーチのもと、リカバリーというよりもしっかりとトレーニングをおこないました。ゴール幅いっぱいを使ってのステップからシュートストップや反応スピードを鍛えるトレーニングなど、約2時間トレーニングをおこないました。杉本選手も自ら声を出してトレーニングに取り組んでいて、すでにGKチームに溶け込んでいる様子でした。
今日は午後のトレーニングが中止となり、明日からまた2部練習が予定されています。今後は同じJ2リーグに所属するチームとの練習試合も組まれていて、選手たちも「これだけできるんだという所を見せられるように、やっていきたいです」(山崎選手)と意気込んでいます。