宮崎キャンプ日記(11日目)
2016-02-12 16:15
宮崎キャンプ11日目となった今日は、前日に1部練習とすることを決めて、試合前日のトレーニングメニューとなりました。ウォーミングアップにポゼッションを入れつつ、ダッシュを入れて11対11のゲーム形式に移ります。
11対11はピッチの縦幅をペナルティーエリア間に狭めておこなわれ、アプローチの距離が短くなりプレッシャーが掛かりやすくなる中で、ボールの動かし方を確認しました。キャンプで初めての雨天となりましたが、逆にボールが速く走るピッチで、スピーディーな展開ともなります。
ピッチが狭いだけに、CBにもプレッシャーが掛かる状況で、上手くボランチを使って展開をしたり、トップへのくさびのボールなど、これまでのトレーニングで見られたプレーが随所で出てきます。逆に合わないところは、佐々木(陽)選手や、内田選手が積極的に奪いに行っていました。
ボールを受ける動きで長谷川(悠)選手がキャンプを通じて目立っていますが、ここに来て周りの選手もそこを意識して潜り込めるようになり、大崎選手や渡選手もシュートまで持って行くようなプレーを随所に出してきています。そして、ボールを受ける動きでは、前川選手が間に何度も顔を出してアクセントを付けるようになっており、チーム内でそれぞれの良い部分が表現できるようになって来ているように感じます。
長崎戦で決勝ゴールを決めた前川選手は「得意な間で受けるプレーをみんなが見てくれるようになっている。僕が点を取ってチームが勝てるようにしたい。」と明日の試合への意気込みを話します。
最後に、セットプレーのトレーニングとなり、岩尾選手がきれいにFKを決めたほか、カルリーニョス選手が正確でGKの取りづらいボールを送り続けるなど、キッカーの選択肢が増えています。まだバリエーションは増やさなければいけませんが、シチュエーションによって様々な種類のリスタートが出来そうです。その後は、希望する選手が残って、シュート練習とクロスからのクリアの練習をおこなって終了となりました。
明日は、宮崎キャンプで3試合目となる、レノファ山口FCとの練習試合となります。これまでの2試合では選手に90分間のプレータイムを確保してキャンプのスケジュールも順調に消化してきました。個別にコンディション不良などの選手は出ましたが、全体としては大きな怪我人を出すことなく迎える中での、キャンプの締めくくりの試合となります。
相手の山口は昨日も試合(横浜F・マリノス戦)をしており、互いにどの程度のコンディションであるかが試合の結果では大きく左右される部分もありますが、内容の部分では、いかにこれまでのトレーニングで取り組んできた部分を出せるか、非常に大事な一戦となります。そして、今日のトレーニングを終えた選手たちからは、やはり結果にこだわりたいという気持ちを感じたので、明日の試合に期待したいところです。