上位対決へ
2020-09-29 19:20
前節のホーム松本戦は清武選手の14試合ぶりのゴールで先制するも、PKから追いつかれ1-1のドロー。勝点1を分け合う結果となりましたが、首位の北九州が敗れたことにより、徳島は首位に立ちました。
『なかなか試合に出られなかった選手が、今日は結果を出す番だった。リカルド監督に対して「居残り組も準備はできている」ということを少しは伝えられたが、だからこそ勝利という結果をチームにもたらしたかった』(13清武 功暉)そう振り返った清武選手。今シーズン2点目を決めた喜びの半面、勝ち切れなかった悔しさを滲ませました。
リーグ戦は勝負の後半戦に差し掛かり、リカルド監督は『我々のやるべきことや目指すところは変わらない。前半戦でやれていたことをしっかりと続けていき、積み重ねることでレベルを向上させていきたい』勢いを落とすことなく、このまま昇格圏内をキープしていくためには、引き続きチームとして成長しながら戦い続けなければいけません。
そして今の立ち位置について『今の段階で上にいるからといって、何か意味を成すかと言えばそうではない。シーズンの最後までこの状態を保てるようにすることが一番大切だと思っている』と満足することなく、先を見据えています。このサイクルで課題を修正し、一つひとつの試合に向けて完璧に準備していくことは、どこのクラブにとっても難しいことです。リカルド監督もそんな中で様々なことにチャレンジし、その中でまた新しい発見がチームの力になっているように感じます。
中3日で臨む今節の長崎戦に向け、松本戦の翌日はリカバリー組とユースとの練習試合組に分かれ調整。ここまでチャンスの少ない選手が練習試合では奮起し、メンバー入りに向けてアピールに繋げています。
選手たちはいつチャンスがきてもいいよう、常に万全のコンディションで準備することが求められます。前節が開幕戦以来の出場となった浜下選手は立ち上がりこそ試合感覚に違和感があったものの、時間が経つにつれてチームのサッカーに馴染み、何度もチャンスをつくり出しました。『連戦で間隔の短い中でも回復してコンディションを落とさずキープし、多くの試合でチームに貢献できるよう頑張りたい』(37浜下 瑛)次へ向けて、厳しい競争を勝ち抜いていくために力強く意気込みます。
今節の相手、長崎は現在、11勝7分4敗の勝点40で3位に付けます。上位対決となる今節での3ポイントは言うまでもなく大きな意味を持ちます。今後の戦いへ向けても何とかここで差を付けたいところです。
ここ2試合スタメンフル出場中の福岡選手は『攻撃力のあるチームであることは間違いないし、FWにはイバルボ選手のような大きな選手もいるので、チーム全体で締めていきたい。
自分が出場すれば、そういう相手に対してはしっかり体をぶつけて自由にさせないことを意識してやっていきたい』(20福岡 将太)相手の攻撃力を警戒しつつ、試合へのイメージを膨らませます。フィジカル能力に長けている分、相手の強力な前線へのケアに期待がかかります。
『順位は関係ない』と選手たちが話すように、チームは首位という意識を持って戦いに臨む様子はありません。最終的に首位で終えられることを目指している中で、もちろん現状に満足している選手もいません。確実にこれまで通りのスタイルで勝利を掴み取りにいきます。
明日の重要な上位対決。必ず勝点3を徳島に持ち帰ります。
練習試合vs徳島ヴォルティス
2020-09-27 13:00
悔しい引き分けとなった松本戦翌日の今日、TSVで徳島ヴォルティスユースと練習試合(30分×2)をおこないました。
前半は長谷川、ジエゴ、島屋、表原、佐藤、安部、秋山、藤原、奥田、川上、森田というメンバーを送り出します。
立ち上がりから、ボールを握り両サイドから果敢に仕掛け、チャンスをつくりだしていきます。しかし、ユースもグループで粘り強く対応し、簡単にはゴールを割らせません。15分には佐藤に代えて押谷、20分にはGK長谷川に代えて松澤を投入します。
23分左中央でボールを受けたジエゴが右サイドの川上に展開。そこからのクロスに、再びジエゴが高い打点で合わせて先制ゴールを決めます。良い形で先制すると立て続けに、26分ユースのミスを見逃さなかった藤原が個人技で持ち込みそのままシュート。このシュートは惜しくもポストに嫌われますが、こぼれ球を最後は押谷が決めてスコアを2-0とします。勢いを緩めることなく攻め続け、前半は終了。
後半は昨日の松本戦でも出場したジエゴに代え、吹ヶを入れて臨みます。
後半も右サイドから川上、左サイドから藤原が積極的に仕掛け、また前線では表原、島屋、押谷らがいい連携を見せ、さらにギアをあげていきます。後半10分にはGK松澤と瀬口、15分には押谷と榎本を代えます。
一方のユースもディフェンスラインからのビルドアップでペースを引き寄せようと繰り返しチャレンジをしていきます。
ピンチの場面では来シーズンのトップチーム昇格が決まり2種登録中であるGK後東がビッグセーブを連発。トップチーム相手に堂々たる戦いぶりを見せます。
30分ハーフということで攻守の切り替えや、プレッシングでのインテンシティは上がり、ハイペースでゲームは進みました。最後までお互いに激しく戦ったゲームは2-0で終了。
ここまで出場機会の少ない選手たちが奮起し、良いパフォーマンスを見せました。
リーグは後半戦に差し掛かり、J1昇格に向けて厳しい戦いが続く中で、より多くの選手の活躍が必須となってきます。
熾烈なポジション争いは続きますが、今後も選手たちそれぞれの活躍にご注目ください。
リーグ後半戦へ突入。
2020-09-25 19:40
前節の大宮戦は前半に2点を先行するも、後半は大宮の勢いが増し、押し込まれる時間帯が続く展開となりましたが、体を張った粘り強い守備で逃げ切り2-1で勝利。厳しい試合で貴重な勝点3を積み上げました。
これでリーグは21試合が終了し、徳島は13勝4分4敗、2位で前半戦を折り返しました。
ここまでの戦いについてリカルド監督は「クラブにとっても勝点をこれだけハイペースで積み上げられたことは無かったので、その点では順位も含めて良かったと思う。ただ、まだ半分終わったところ。我々の目的は前半戦で勝つことではなくて、リーグ戦が終わった時に上に立っていることを目標としている」と振り返ります。いい感触で前半戦を乗り越え、戦ってきたチームは勢いを緩めることなく首位を狙いにいきます。
中2日で臨む今節の松本戦に向け、大宮戦の翌日は全員でリカバリーメニューを実施。疲れた身体をリフレッシュさせます。大宮戦に出場した選手は時間が無い中でいかにコンディションを回復していくかがポイントとなり、多くの選手が身体のケアに時間を費やしていました。
試合前日の今日は、昨晩から降り続いた雨の影響で、ピッチには水が溜まり、ボールが走りにくいピッチコンディションに。満足にトレーニングができない状況でしたが、良い雰囲気で出来る限りのことをやってきました。
今節の相手、松本は現在20位に付けます。前回対戦では3-0で勝利しましたが、それでも油断はできない顔ぶれが揃い、実力は順位以上のものがあります。隙を見せれば、当然流れは相手に傾きます。前回対戦でも注目された徳島・10番渡井選手と松本・8番杉本選手の対決には今節も同様に注目が集まります。再び、渡井選手がゴールに繋がるプレーでチームを勝利に導けるのかに期待がかかります。
いよいよリーグ後半戦に臨むにあたり、キャプテン岩尾選手は「客観的には、2位という順位で自動昇格圏内にいることはいいこと。主観的には結果と順位よりも、自分たちが『どういうフットボールを追及しているか』というところに向き合っているので、これからも自分たちがより良くなるために、また一人のフットボーラーが成長するために、今日という日をどうやって使うのか、どういう過ごし方をするのかに努めていくことが大事だと思っている」(8.岩尾 憲)とコメント。先を見据えながら力強く意気込みました。全試合に出場し続ける岩尾選手はコンディションが心配されますが、うまく調整しながら後半戦も戦い抜いてくれることでしょう。チームが目指すところに到達できるまで、引き続きキャプテンはチームを引っ張ります。
まだまだ、リーグ後半戦もアツい戦いが待ち受けます。まずは明日、勝利を掴み取れるよう力を合わせて戦いましょう!明日もアツい気持ちでチームの後押しをよろしくお願いします!
首位猛追へ。勝ち続ける
2020-09-22 19:00
前節の新潟戦は途中出場の河田選手が終了間際にゴールを奪い劇的勝利。価値ある勝点3を掴み取ったチームは第11節ぶりに昇格圏の2位に浮上しました。
古巣相手にFWとしての仕事を果たした河田選手は試合後「(新潟に対して)いろいろな気持ちがありますけど、今はプロとして徳島のために全力でやることが一番です。徳島の勝利のために自分のゴールで勝点3を取れたことがすごく嬉しいです」と振り返りました。
今シーズンは19試合に出場。ほとんどが試合終盤からの途中出場で、総出場時間は380分と限られた時間の中、すでに6ゴールをマークしています。さすがの決定力は衰えず、「チームのために自分ができることは点をとること。出番がきた時はそこに一番集中している」とストライカーは前向きな姿勢でチームのために戦っています。
今シーズンは近年クラブが苦手としてきたスタジアムでのゲームでしっかりと勝点3を獲得できています。そうしたジンクスを打ち破ることや、アウェイ千葉戦や前節のアウェイ新潟戦でも見せた試合終了間際の底力は今こうして上位争いに食い込めている一つの要因となっているかもしれません。
大宮戦を前に「攻撃では選手の偏りなく点を取れているし、交代で入った選手が点を取ることができていて、チームとしていい状況だと思う」(10. 渡井 理己)今のチームについてそうコメントした渡井選手。ポジティブなのは攻撃面だけでなく、守備面でも発揮されており、失点数はリーグ最少。負けなしのここ4試合はわずか1失点と堅守を誇ります。
明日の相手は7勝5分8敗で現在14位に付けている大宮。その印象についてリカルド監督は「大宮は危険な相手であることに変わりない。個で違いを作り出せる選手がいる」と警戒心を強めます。
6戦ぶりの勝利を狙う大宮は11連戦の真っ只中で明日の徳島とのゲームがその8連戦目。少なからず疲労を抱えていることに違いはありません。アウェイ2連戦となる徳島も厳しいスケジュール。この疲労度がゲームに影響してくる可能性はあります。
しかし石井選手は「連戦だからといって特別そこが影響するかと言われれば僕はそれほどしないと思う」と話し、「連戦でも動けるときは動けるし、やってみないとわからない」一切油断を見せない姿勢を貫きます。ここまで守備の要として岩尾選手に次ぎチーム2番目の出場時間で貢献してきた石井選手、明日は35歳の誕生日でもあります。その記念に明日はぜひ、勝利を掴み取りたい。
今週もチームは良い雰囲気でトレーニングをおこなってきました。
笑顔も多く見られましたが、締めるところは締め、ON・OFFのメリハリを付けて取り組んでいます。また、大宮戦に向けた戦術練習にも時間を割き、勝利への準備を進めてきました。
過密日程の中ですが、引き続き試合まで出来る限りことを尽くして臨みます。
平日ナイトゲームとなりますが、明日もDAZNで応援よろしくお願いします!