宮崎キャンプ(5日目)
2021-01-30 22:00
本日は今シーズン初の対外試合を実施。相手はレノファ山口FC、30分×4本をおこないました。
(※こちらで試合メンバー、選手交代時間等は記載いたしません。ご了承ください。)
チームが始動してから13日が経ち、この宮崎キャンプでは戦術の落とし込みに時間を費やしてきました。
今日のゲームはここまでトレーニングを重ねてきたことがどこまで表現できるかが試されます。
1本目、立ち上がりからボールを動かし、主導権を握ろうと試みますが、相手もボールを持ち主導権を握ろうとするスタイルに一進一退の攻防が続きます。
それでも昨シーズンから新たに変化したビルドアップにチャレンジしていく中で、徐々にいい形も増えてきます。19分には左サイドから西谷選手が高い位置でカットイン。フリーの小西選手へ繋ぎ、ダイレクトで左足を振り抜きネットを揺らします。良い時間帯、良い形で先制し、さらに勢いに乗りたいところですが最後のフィニッシュの精度を欠く等、追加点を奪うことはできずに1本目が終了。
2本目も同様、チーム全体でのボールの動かし方、展開の仕方にチャレンジしていきつつ、選手間でも都度コミュニケーションを取って試合を進めていきます。
途中、相手に流れが傾きチャンスを作られると、15分に左からのクロスを頭で決められ同点に追いつかれます。
その後は何度か相手のゴールに迫るも、決定機を作り出せず2本目が終了します。
3本目は大きくメンバーを入れ替え臨みます。フレッシュな立ち上がり、勢いに任せずあくまでコンセプトを大事にしながら試合に入ります。主導権を握り、ピッチを広く使いながらボールを動かしていくと、前線の選手が躍動。積極果敢に仕掛け続けます。
また、守備面においても前線の垣田選手らがハードワークを繰り返し、連動した守備でチャレンジ。
4本目においても多少形を変えながら、ビルドアップをおこなっていきますが、まだまだダニエル ポヤトスが求める戦術の中で噛み合わない部分も多く、そのまま試合は終了。
試合後、甲本ヘッドコーチは『まずは自分たちのやりたいことをしっかり出そうとスタートしました。できた部分とここからすり合わせていかなければいけない部分が出たので、これから修正をかけていけると思います。』
新加入、宮代選手は『チームがやりたいことに対して、みんなでチャレンジしていくことはできましたし、改善していく部分は多々ありますが、良い収穫が得られたという印象です。
攻撃の面でポジショニングが他の選手とかぶってしまったり、合わないところもあったので、そこは次のゲームまでに詰めていかなければいけませんし、チームとしてやりたいことを明確に、取り組んでいくことがさらなる成長に繋がると思っています。』と振り返りました。
場面場面で良い形も見られましたが、それと合わせて課題も多く見えました。今日出た課題は今後も続く宮崎キャンプで改善に努めます。
今シーズン初の練習試合で、強度の高いゲームとなりましたがユースの選手も起用しながら、チーム全員で戦い抜きました。引き続き、チーム全体で高いレベルを追求していきます。