9連戦が始まる
2022-04-09 19:00
ホームでの初勝利に向けて臨んだ前節・長崎戦はスコアレスドロー。勝点1にとどまった。これでチームはリーグ戦3試合連続のスコアレスドロー。順位を14位に落とした。
5連戦のラストゲームとなった長崎戦、試合を通し選手たちからは疲労が感じられた。攻守に噛み合わないプレーが目立ち、らしくないミスで流れが掴めず、個が強い長崎の前線にチャンスをつくられる場面もあり苦しむ展開となった。そんな中でも収穫となったのはこの試合がホームデビュー戦となったホセ選手の活躍。ピンチの場面ではビッグセーブ連発と素晴らしいパフォーマンスでチームを救った。試合後、ホセ選手は「今日はたまたま個人的には満足のいくプレーができたが、チームとしては全試合3ポイントを狙っている中で満足はしていない」と今回の結果に悔しさを滲ませた。ホセ選手自身もこのチームでの初勝利を心待ちにしている。
チームは過酷な5連戦終えたところだが、次に待ち受けるのは5月8日(日)第15節群馬戦までの9連戦。チームが団結力を発揮できなければ結果は生まれることはない。ダニエル監督は「とても難しい戦いになる。試合に向けてローテーションを組みながらメンバーも考えていく。」とコンディション面を重視しながら最善策をとっていくだろう。
この9連戦をいかにして乗り越えていけるかが、今後の弾みに繋がってくるはず。総力戦で多くの勝星を掴みたい。
明日の相手である大分は、現在2勝3分3敗で徳島より一つ下の15位につけている。開幕から第5節まで勝利なしと序盤戦こそつまづいたものの、ここ数試合では連勝をするなど、チームの調子も上がりつつある。
大分の印象について古巣対戦となる長谷川 雄志選手は「(昨シーズンから)監督は代わりましたが徳島と似ていると言えば似ているスタイル。ボールを大切にして運ぶチームでサイドからの攻撃が多い印象」と語った。徳島としては、相手よりもいい形でボールを保持し、チャンスの数で上回っていきたいところ。ブレずに自分たちのスタイルを貫いていくだろう。
昨シーズン、大分とはルヴァンカップを含め、4度対戦。3分1敗と一度も勝てていない。J2リーグの中でも個々はより優れた選手が在籍しており、決して今の順位にいるチームではない。今後優勝争いをするライバルになってくる。ここで大分を叩くことで、チームの大きな自信にも繋がるはず。
まずは明日の勝利で9連戦の弾みとしたい。