初対戦
2022-04-19 18:30
前節のアウェイ・水戸戦、ダニエル監督はルヴァンカップ清水戦で活躍した杉森選手をスタメンに。西野選手や玄選手らをベンチ入りさせるなどメンバーに多少の変更を加えてきた。ゲームは34分、水戸の高岸選手が危険なタックルにより一発退場する。徳島は一人少ない水戸に対して果敢に攻め込むも、相手の引いたブロックを崩しきれない時間帯が続いた。ようやくゲームが動いたのは終了間際の89分、白井選手のクロスに藤尾選手が頭で合わせ先制に成功。しかし直後の90+4分に同点に追いつかれ、そのまま試合終了。勝点1を持ち帰る結果となった。
試合後、「点を取られたことはCBの責任。言い訳はできない。」と悔しさを滲ませたのは内田選手。「これからまたこの経験を糧に同じ過ちを繰り返さないようにしたい」と今後に向けたコメントを続けた。この悔しい戦いから休む暇もなく中2日で明日、ホームに岩手を迎える。
明日の対戦が岩手とは初の顔合わせとなる。昨シーズンはJ3に所属。J2昇格争いは最終節までもつれ込み劇的に昇格を決めた。今シーズンはここまでは3勝2分5敗で徳島と同じ勝点11。順位は18位につけている(徳島は16位)。自動昇格を狙っている徳島としてはこれ以上、勝点を失うわけにはいかない。チームとしてはこの9連戦の早い段階で上昇気流に乗っていきたいところだ。
明日の岩手の印象について渡井選手は「それほど前からくる印象はあまりなく、セットした状態でこちらが攻撃する形が多くなるのかなと思う」と語る。また、前線を引っ張る選手として「チーム全体としてボールを受けたら外にはたくというプレーが多くなっているので、まずはCBに仕掛けていくことが大事」とチームが課題としているアタッキングサードでの改善点も述べた。
岩手は徳島の守備陣の隙を狙いながら、シンプルな攻撃を仕掛けてくることが予想される。相手のペースに流されず、主導権を握り優位に試合を進めたい。
何より、今は勝利が一番の薬となるはず。そしてその勝利にはゴールが必要だ。注目は前節、今シーズン2点目を挙げた藤尾選手。「チャンスメイクできる選手は多くいるので、いい準備をしてチャンスがきたら必ず決め切りたい」と強く意気込んだ。2試合連続ゴールでエースの地位を確立できるか。大きな期待がかかっている。
9連戦の第4戦目、今シーズン2勝目を掴みいい流れを引き寄せていきたい。