9連戦を最高の締めくくりで
2022-05-07 17:00
前節の千葉戦、白井選手の先制点を守りきり、今シーズン初の連勝を達成。得点後、試合前日に第一子が誕生した白井選手に向けてゆりかごダンスでお祝いした。「監督やスタッフを含め、全員が喜んでくれて嬉しかったし、本当に良い一日になりました」と白井選手は喜びを表した。
今シーズン最多の7,807人がポカスタに集まり、終盤の相手の猛攻に対してスタジアムが手拍子で一体となり選手と戦った。「みんなの後押しや盛り上がりが嬉しいし、楽しいし、力が湧いてきます」と先制点の起点になった西谷選手。文字通りみんなで掴んだ勝利だった。
チームは千葉戦の翌日をオフとし、2日間の準備で正田醤油スタジアム群馬に乗り込み、現在14位のザスパクサツ群馬と対戦する。群馬はインテンシティ高くプレスを仕掛けることが特徴のチーム。実際に前節の甲府戦ではボールを保持されながらもアグレッシブなプレスからショートカウンターでチャンスを作り出していた。藤尾選手は「相手のハイプレスをどうかいくぐるかが重要になると思います。背後への抜け出しなどで相手を間延びさせていきたい」と意気込む。
ダニエル監督は「いいプレーをしても引き分けで終わっていた試合がありました。町田戦も千葉戦も難しい試合でしたが、戦う姿勢をしっかり出してくれて連勝することができたと思います」とチームの成長を感じている。徳島としてはこの連勝で掴んだ自信を胸に、自分たちのスタイルでボールを支配することができれば勝利に近づくだろう。
5月9〜11日に千葉でおこなわれるU-21日本代表候補トレーニングキャンプに藤尾選手と櫻井選手が選出された。櫻井選手は「選ばれた嬉しさと同時にアピールをして生き残り代表に定着したい」と意気込む。群馬戦に向けては「この連戦でいろんなチームと戦って、個人とチームの成長を実感しています。必ず勝ちます」と力強く語った。
9連戦の最終戦を勝利で締めくくり、いい波に乗れるようにチーム一丸となって戦います。J1参入プレーオフ出場圏内の7位とは勝ち点差1で昇格圏内のチームの背中も見えてきました。さらに上を目指すためにスタジアムやDAZNで共に戦いましょう。