上位追撃へ
2022-05-14 18:30
前節の群馬戦で怒涛の9連戦を終え、J2リーグは15節が終了。チームはここまで4勝9分2敗と勝点21を獲得し、8位につけている。直近5試合では3勝1分1敗と好調を維持している。
その好調を支えている要因の一つとして、チームの堅守にが輝いている。ここまで15試合で7失点とJ2リーグダントツの失点数の少なさを記録している。守護神として、チームの守備をまとめているスアレス選手は「日々のトレーニングにおいて試合に向けた良い準備ができており、それがピッチで出せていることが失点数の少なさに繋がっている」とその要因を謙虚に語る。
リーグ戦は3分の1を終え、ここから中盤戦に差し掛かっていく。
得点力不足に悩まされていたチームだが、ここ数試合はチャンスでしっかりゴールを奪えている。それに合わせてこれまでの失点数の少なさから得失点は+8としている。これは必ず昇格争いが激化する終盤戦において、大きなアドバンテージとなるはずだ。
チームは9連戦を終え、2日間のOFFでしっかりと休養をとった。OFF明けのトレーニングではリフレッシュした様子でピッチに現れた選手たち。この日はファン・サポーターへの公開練習日ということもあり、あいにくの天候であったものの久しぶりにTSVは賑やかな雰囲気となった。心身共にいい状態で臨むことができる今節。好ゲームを期待したい。
今節の横浜FC戦について。
明日は3位、横浜FCとアウェイでぶつかり、勝利すれば勝点は5ポイント差まで縮まる。上位猛追をかけるチームにとって鍵を握るゲームとなるだろう。
その横浜FCの印象についてダニエル監督は「DFラインに中塩選手、岩武選手、中村拓海選手といったしっかりとボールを保持できる選手がいます。そこからビルドアップができているチームという印象です。」また攻撃陣に関しても「J2の中でもベストなメンバーが揃っているんじゃないかと思う」とコメントした。
昨シーズンはお互いにJ1で過ごし、シーズン終盤はJ1残留を争ったライバルでもあった。
前回対戦は2021年10月16日、J1第32節ニッパツ三ツ沢球技場での対戦。残留を目指す両チームにとって絶対に負けることのできない直接対決だった。結果は打ち合いとなり、3-5で敗戦。あのピッチに立っていたバケンガ選手は「あの時の悔しさを晴らすために、いいチャンスになる。横浜FCも攻撃的で引いて守るチームではないので、スペースは生まれてくる。個人としてもゴールでチームの勝利に貢献したい」と力強く意気込みを話した。前回対戦の借りを返すためにもしっかりと勝点3を掴んで徳島に帰ってきたい。
徳島は今節勝利することで上位の背中が見えてくる。ここから始まる連戦への弾みをつけるためにも徳島のスタイルで勝利を奪いたい。
厳しいアウェイでの戦いとなりますが、ファン・サポーターの皆さんと共に喜びを分かち合えるよう、明日も最後まで後押しをよろしくお願いします。一丸となって戦いましょう!