頼れる存在
2022-05-20 18:30
水曜日におこなわれたルヴァンカップGS第6節名古屋戦は0-2で敗戦。この結果によりルヴァンカップはグループステージでの敗退が決まった。ダニエル監督は「今後チーム全員がリーグ戦に集中できる状況になる。過密日程は続くので、その中でいかに勝利していけるかが大事になってくる」と気持ちを切り替え、今後の戦いへ強い気持ちを持って臨んでいく。
名古屋戦では新加入のエウシーニョ選手がスタメン入りし徳島デビューを果たし、また長期離脱していた田向選手が途中出場でポカスタのピッチに戻ってきた。
試合後エウシーニョ選手は「練習では周りの選手とうまく連携をとれているが試合勘はまだまだ。いいプレーは何回かあったが試合勘はまだ足りない、これから取り戻していきたい」と。また田向選手は「久しぶりにピッチに立てたことは良かった。自分たちがどれだけ引き出しを持てるかは、日ごろのすり合わせが大事だと思うので、そういった作業をもう少しやっていきたい」とコメントを残した。まだまだコンディションは完璧ではない2人だが、今後必ず重要な存在になってくる。選手層もさらに厚くなることで、またチーム内の競争も激しさを増してくるだろう。
「トレーニングから良いパフォーマンスを発揮している選手を試合で使う」と明言しているダニエル監督。怪我から復帰してきた選手たちを含めて、コンディションを上げてきている選手は多くいる。誰が選ばれても、徳島のスタイルを高いレベルで表現できる状態だ。
徳島は前節の横浜FC戦の敗戦により順位を8位から12位に落とした。何とか上位に食い込んでいくために浮上のきっかけを掴みたい。明日の栃木戦は何としても勝利が欲しい。
対する栃木は現在19位。9戦勝利なしと現状に苦しんでいる。ダニエル監督は「守備的なチームという印象を持っている。監督さんもそういった明確な考えをチームに落とし込んでおり、強いメンタリティを持ってプレーしている印象」と栃木について語った。
藤田選手は「J2に簡単に勝てる相手はいない。自分たちの持っている力を100%出し切れないと勝つのは難しくなってくる。相手どうこうではなくて、自分たちのやるべきことにフォーカスしていく」と気を引き締める。
古巣対戦となる西谷選手は「ユウ(双子の兄の優希選手)が出ている試合は見ているが、所属していたときから監督も変わり知っている選手は数名。それでも県民性を大事にするチームというのは変わっていない印象がある。自分がいたときよりもサッカーが成熟しており、タフな試合になる」と力強く意気込みを話した。栃木SCのキャプテンを務める兄、西谷 優希選手との対決にも注目が集まる。
第14節 ホーム・千葉戦では今シーズン最多、7807人の方々がスタジアムに駆けつけてくれました。皆さんがつくり出してくれたあの雰囲気は選手たちにとって大きな後押しとなりました。まだまだリーグ戦はここから。ぜひ、明日も勝利に向けて力を貸してください。
一丸となって臨みましょう。