連戦ラスト
2022-06-03 18:30
水曜におこなわれた天皇杯2回戦、福山相手にしっかりと勝ち切ったチームは、明日7連戦のラストゲームとなるホーム新潟戦に臨む。
福山戦から一夜明け、試合に出場した選手たちはリカバリーメニューを。それ以外の選手たちは通常トレーニングで汗を流した。暑さも厳しくなってきた中での連戦ラストゲームということで、選手たちも少なからず疲労を抱えている。ここが踏ん張りどころ。今節の新潟、そして次節の仙台と続く上位との対決で、なんとか連勝を達成し上位へ食らいついていきたいところだ。
明日の相手、新潟は現在自動昇格圏内の2位につけている。
徳島と同じくボールを保持して主導権を握るスタイルを指向するチームとして負けられない。
ダニエル監督は「チームとして素晴らしいシーズンを送っている。昨年から在籍している本間選手や谷口選手は今シーズンも素晴らしいパフォーマンスを出している印象」と新潟の印象について語る。洗礼されたチーム力に加え、個の能力の高い選手が揃い、攻守ともに安定した数字を残している。
古巣対戦となる新井選手は(2019〜2020新潟に所属)「自分の良さも知られている分それを上回るパフォーマンスをしたい」とこの一戦に向けて闘志を燃やす。また「一緒にやっていたメンバーもかなり残っている。2CBとGKのビルドアップ能力の高さがストロングポイント。攻撃につながるパスは相当能力は高く、前の選手が生きている」とそのチーム力を警戒すべきポイントとして挙げた。
今シーズンもあと2試合で前半戦が終了する。リーグ戦5戦勝利なしと15位に沈むチームにとって、このタイミングでの上位との対決は今後を占う極めて重要な一戦となる。
今、チームは良い状況とは言えないが、選手たちもチームと本気で向き合いながら、いい方向に持っていけるよう努力を続けている。
田向選手は「『勝つためにこういうサッカーすればいいんだ』というブレないモノがみんなのなかで作り上げることで、それに対してみんなで取り組んでいくという作業そのものが、結果として一番力を発揮できるきっかけとなる。蓋を開けてみて勝つかな、負けるかなというゲームを毎試合繰り返していては今年一年積み上がるものはないと思っている。
もうシーズンも半分になるけど、その作業をチームとしてやってこれていなかったからチームが今こういう状況になっていると思うし、それは誰が悪いとかではなく、みんなでやっていくことだから。簡単ではないけど今からでも遅くないと自分は思っている。誰かがやってくれることではなく、自分たちがやっていきたい」と思いを話した。
まだまだチームは下を向いていない。一丸となって上を目指していく。