壁を乗り越えるために
2022-06-21 18:30
アウェイ岩手戦から中3日。明日は天皇杯3回戦 柏レイソルとポカスタで戦う。
岩手戦の翌日、チームはOFFに。選手たちは疲労回復のため身体を休め、月曜日から全体トレーニングを再開し、明日の天皇杯3回戦 柏戦に向けて準備を進めた。
前節・岩手戦の敗戦は精神的にも大きなダメージだった。試合後、新井選手は「言い訳することなく0-1という結果を受け止めている。サポーターの皆さんには今日の敗戦をすごく申し訳なく思っている」と悔しさを表した。前々節仙台戦では勝利まであと一歩のところまで迫り手応えのある内容を見せたが、今回再び厳しい現実を突き付けられることとなった。依然として苦しい状況が続く中、チームはもがきながらも明日の柏戦に向かう。
明日の相手、柏は現在J1で4位につけ好調を維持している。昨シーズン・J1リーグでの対戦においてホーム・アウェイともに敗戦を喫した。徳島としては相手のスタイルを含め、多少の苦手意識を抱えているかもしれない。相手の印象についてダニエル監督は「柏は質の高いプレッシングをかけてくる。いい選手も多く強度は非常に高い。いかにプレスを外していけるかが大事になる」と話す。また、「早い時間帯で仕留めにくるだろう。そうさせないように我慢強くやっていくことが必要」と厳しい展開になることも想定しつつ、勝機を見出していく。
リーグ戦へのコンディション面を考慮すれば、大きくメンバーを変更する可能性が高い。リーグ戦では出場機会の少ない選手たちにもチャンスは巡ってくるだろう。
玄選手は「監督は日頃から『パフォーマンスの良い選手を使う』と言っている。練習から良いプレーをしていく必要がある。天皇杯も同様にアピールすることができればリーグ戦での出場にも繋がるので意識はしている」と意欲的にチャンスを狙っている。そういった選手たちの活躍にも期待がかかる。
4回戦(ベスト16)進出をかけた一発勝負。徳島のサッカーを貫き通し、この状況を乗り越えていくため勝利をもぎ取る。