準備した事を発揮できれば
2023-03-03 18:30
前節のアウェイ甲府戦、前半に相手のショートカウンターから先制を許すも、後半西野選手の2試合連続ゴールで同点に。「どちらが勝ってもおかしくないような試合だった」と試合後にラバイン監督が話したように一進一退のゲームはドローで終了。アウェイで価値ある1ポイントを持ち帰った。
開幕から2試合を終えて未だ勝利はないものの、選手たちは手応えを感じている。柿谷選手は「1週間準備してきたことを全面に出してチャレンジできたことはプラス」と。児玉選手もまた「プレッシングは意図して連動しながら効果的にやれたことも多かった」とプレシーズンから取り組んできた戦術面に成果を感じていた。
一方で、課題もまだまだ山積みだ。浜下選手は甲府戦で出た課題の一つとして「主導権を握れてやれていたと思いますが、フィニッシュが少なかった」と攻撃面を挙げた。狙い通りビルドアップからボールを運べる回数も増えてきたが、最後のアタッキングゾーンのクオリティもより求められる。
今節の相手である仙台も攻守ともに能力の高い選手が揃っているだけに、勝利を掴み取るには複数得点を期待したい。
ここまで2戦連発と好調ぶりを見せている西野選手は「勝つゴールとそうでないゴールは全然違う。自分のゴールで勝ちたい」と今節でのゴールにも意欲を見せている。ポジション争いも激しさを増している攻撃陣、今節はどの選手がスタメンに名を連ねるのか、それぞれの活躍に注目したい。
今節の仙台戦について「(仙台は)攻守において能力の高い選手たちがいる。自分たちがすべきことを選手たちに伝えているので、それを細かいことから全員で遂行できれば、試合の流れは自分たちに大きく傾くだろう」と話したラバイン監督。今週のトレーニングでも入念に仙台対策をおこなってきた。
勝利のポイントはシンプルだ。ラバイン監督は「自分たちが準備したことをしっかり出来れば、十分に勝つ可能性がある」と力強く語っている。
チームコンセプトの中で、各々がどこまで力を発揮できるのかが重要だ。勝利こそがチームに自信を与え、さらに成長へと導いてくれるはず。明日はホーム!今節もアツい後押しで共に勝利を掴み取ろう。