貪欲に。
2023-05-16 19:00
前節はアウェイで山口と対戦。27分に森海渡選手の2試合連続ゴールで先制。ボールと選手が流動的に繋がり、相手を揺さぶって崩したヴォルティスらしいゴールだった。40分には「(コースが)空いていたので狙いました」という柿谷選手の意表を付いたFKで追加点を奪い、2点リードで前半を折り返した。しかし後半、雨の影響で悪化したピッチコンディションに苦しめられ、2点差を追いつかれて悔しいドローとなった。
試合後、森昂大選手は「最後の詰めが甘かったと思います」と悔しさをにじませながらも、「こういうピッチや天候の中で勝点1を取れた事を次のホームゲームで初勝利することで価値あるものにしたいです」と、下を向くことなく次の試合へと気持ちを切り替えた。
中3日でのホーム戦、ツエーゲン金沢を迎え撃つ。金沢はここまで、リーグ5位の23得点をあげている攻撃力に秀でたチーム。ラバイン監督は「オープンな展開になるからこそゴールチャンスが生まれていて、逆に失点も多くなっている印象があります」と分析しながら、「オープンな試合にさせないようにゲームコントロールする事が大切になると思います」と、自分たちのサッカーで試合を動かす準備を進めてきた。
森海渡選手が「FWのところで上手く剥がすことができれば多くのチャンスを作ることができる」と話すように、攻撃の起点と好調の得点力に期待がかかるが、連戦ということでチームの総合力も問われる。
「必ずホームで勝つ。自分のゴールで勝てたら一番うれしい」とプロ初ゴールに燃える棚橋選手。中野選手も「自分が出て、ホームで勝ち点3をとることへの執着心はすごいあります。勝ってサポーターを笑顔にしたい」とそのアツい気持ちを口にした。
「出場機会の無かった選手たちも引き続きハードワークしてくれている。そういった選手達の存在はものすごく大きい。自分のターンが来た時に活躍してくれるだろうと確信しています」とラバイン監督が話すように、全員が成長を続けながら、チームはさらに上を目指していく。
「僕たちはまだ何も成し遂げていません。もっともっと貪欲にならないといけません」(白井選手)。
平日のナイトゲームとなりますが、ぜひスタジアムで共に戦いましょう!
ホーム初勝利を掴むために、徳島ヴォルティス一丸となって。