次の勝利へ
2022-07-22 18:30
前節は相手の東京Vに新型コロナウイルスの陽性者が複数名出たことにより中止となった。
それから約2週間、チームはみっちりとトレーニングを積んできている。コンディション面でも整った今節、満を持して勝利を狙いにいく。
先週、アビスパ福岡より杉本太郎選手の完全移籍での加入を発表。かつて徳島で10番を背負った男が4年ぶりに帰ってきた。「やはり慣れ親しんだ土地ですし、個人的にもサッカーが合っていると思ったので、そこが大きかった」と復帰を決めた思いを話した。「J1昇格、それしか見ていない」と意気込みも十分。チーム上昇のキーマンになることが期待されている。
一方で渡井選手がボアヴィスタFC(ポルトガル1部リーグ)への期限付き移籍が決まり、チームを離れることとなった。高卒1年目の2018シーズンから徳島でプレーし、20シーズンからは10番を背負い、また今シーズンは副キャプテンを務めるなど徳島の中心選手として貢献してきた。
自身の想いを移籍発表後にヴォルティススタジアムで掲載された『渡井理己、始まりのインタビュー。』で語っている。
「選手である以上、より高いレベルで勝負したいという想いは常に持っています。徳島で本当にいろんな経験をさせてもらって、自分の想いはより明確になっていきました。4年半お世話になった徳島から世界へ挑戦することがすごく重要なことであって、より大きなことへつながっていくと自分自身で感じています」(https://www.targma.jp/vortis/2022/07/13/post46110/)
東京V戦が中止になったことで、先週末は急遽非公開でトレーニングマッチが組まれた。
このゲームの中では、チームが取り組んできた戦術面の確認やそれぞれのコンディション面を調整すべく、選手ごとに出場時間はコントロールされていた。良い形も多く出た内容となり、上場の仕上がり具合を見せた。
今週においても充実した時間を送れている。新井選手は「雰囲気を落とすことなく強度の高いトレーニングを続けられている。琉球戦に向けて良い準備ができている」とコメントした。
次に、明日の相手琉球について。
アウェイでの前回対戦は3-3と徳島がアディショナルタイムに追いつき土壇場で引き分けに持ち込んだ。琉球は6月後半からダニエル監督と同国出身のナチョ フェルナンデス監督を新たに招聘している。前回対戦時から目指すスタイルも変化しているようだ。ダニエル監督は「ブロックを敷きながら切り替えを大切にすることがナチョ監督の良さ。デュエルも要求しながら激しく奪いに行くことも特徴」との言葉通り、直近の数試合でも粘り強い戦いで勝点を積み上げている。最下位とは言え、立て直しをはかり調子は上向きつつある。十分に警戒して臨まなければいけない。
「必ず、難しい試合なる。全員で戦い抜きたい」と玄選手は力強く意気込みを話す。
この夏場の戦いを終えれば、いよいよリーグは終盤戦に差し掛かる。ここからが正念場。J1昇格争いに食い込んでいく。