スタイルで上回る
2022-08-05 18:30
前節のアウェイ・栃木戦を1-1で終え、これでリーグ戦4試合連続のドローと勝利が遠のいている状況が続いている。栃木戦に関してもポジティブな内容だっただけに、勝利への1点が届かなかったことが悔やまれる。
いよいよ今シーズンのリーグ戦は残すところ3分の1を切った。チームにとっても正念場が続いている。J1復帰を目指すチームとしては、ここからより多くの勝利が必要となる。まずはプレーオフ圏の背中を捉えたいところだ。
明日チームは、第30節アウェイ・新潟戦を控える。ここから這い上がっていくためには上位を食っていかなければいけない。2位新潟は直近2試合で1勝1敗。新潟も終盤戦へ勢いを保つためにも何としても勝利を狙ってくるだろう。互いに譲れない一戦となる。
古巣・新潟との対戦を前に新井選手(2019〜2020在籍)は強い思いを抱いている。「新潟ではプロ1年目に『支えてくれる人たちのために戦う』ということを学び、2年目はある程度プロの世界にも慣れてきた中で、監督も代わり能力の高い選手も加わって、個人としても技術的なところをかなり学べた」と新潟時代を振り返る。そしてこの一戦に向けて「楽しみの方が大きい。プロ1年目に初めてホームのピッチに立った時のような感覚に似ている」と今の心境を話した。大学時代から含め6年間過ごした想い入れのある地へ、闘志を燃やし乗り込む。
明日の相手、新潟とは前回ホームでは引き分けた。試合を通して内容で上回れたわけではなかったが、それでも数多くチャンスをつくり出した。両チームともポゼッションを大事にするチームどうし、スタイルで相手を上回り自分たちの価値を示したい。
ダニエル監督は「新潟としてはボールを保持してウイングの選手を使うという長所があるので、それを頭に入れてやっていく必要がある。両チームにとって美しい試合になるだろう」とこの試合について語った。
徳島としては前線で違いを作れる杉本選手に期待が寄せられる。「ゴール前に入っていくスピードと勢いは今のチームに必要。自分のところで相手を剥がせればチャンスはつくれる」と意気込みを話した。
とにかく勝たなければ道は開かれない。
チームの中に昇格を諦めている選手・スタッフは誰一人としていない。覚悟をもって勝利だけを目指し、敵地・デンカビッグスワンスタジアムへと乗り込む。
ファン・サポーターの皆さんもチームの後押しを応援よろしくお願いします。