声援が帰ってくる
2022-08-13 18:55
前節のアウェイ新潟戦は2点を先行するも勝ち切れず、またしてもドローで終えた。これでチームは5試合連続のドロー。勝利へあと1歩が届かない。残すは13試合。J1昇格の可能性を残す限りチームは顔を上げて戦い続けるしかない。
前節の新潟戦を振り返ると、攻撃時には3-5-2といつもと違う形で臨んだ。ダニエル監督は「試合と試合の間隔が空き、準備する時間がしっかりとれているので相手を分析した結果、新潟の良さを消すためにこの形でいくことを判断した」と語っている。試合全体を通しても手ごたえを感じる部分が多く出た内容だった。2トップに入った一角に入った藤尾選手は「前線で一美選手や児玉選手とはいい関係が築けていた。2トップは攻撃に厚みが出るので、前線の選手としてはやりやすい」と良い感触を掴んでいる。
反対に見えた課題として「全員が責任を持って戦ってくれていると、もちろん理解しているが、失点した場面のようなコミュニケーションや集中力を欠くようなプレーが、若いチームであるがゆえに出てしまっている」とダニエル監督。勝ち切る力を補うには、やはり経験ある選手たちが頼りになる。前節のリーグ戦ではスタメン石井選手が入った。キャプテンとしてピッチの中ではもちろん、ピッチ外でも引き締まった雰囲気を作り、チームをまとめ上げていた。さすがのリーダーシップはやはり今のチームには欠かせない。
チームを最後尾から支えるホセ選手はキャプテンの働きを称える。「チャンさん(石井選手)をキャプテンとして全選手がリスペクトしている。ピッチの中ではコミュニケーションを取って、ポジショニングの修正をかけ、選手たちに集中力を求める。チームにとって重要な選手だ」と話した。この先の戦いにおいてもチャンさんは必ず欠かせない存在となる。キャプテンとして、また一人の選手として勝つチームへと成長させてくれるはずだ。
明日の大分戦は声出し応援運営検証対象試合となる。
約2年半ぶりにポカスタに声援が帰ってくる。この試合を楽しみにしている櫻井選手は「個人的にYouTube等で徳島のチャントを調べたりしていたので、とても楽しみにしている試合です。あの鉦の音はやっぱりテンションが上がりますし、それにチャントも加われば本当に大きな後押しに繋がると思います。チームはなかなか勝てていませんが、皆さんの声援をパワーに変えて『自分がチームを勝たせる』という気持ちと責任を持って戦いたい」と力強く語った。櫻井選手だけではなく、多くの選手がポカスタで皆さんの声援と拍手の中でプレーできることを心待ちにしている。お互いのスタイル的にもポゼッションを大事にするチーム同士、明日も厳しい戦いになることが予想される。6試合ぶりの勝利へは一筋縄ではいかない。自分たちのスタイル貫き通し、相手を上回るサッカーを表現しなければいけない。
チームの持っている力を120%発揮するためには皆さんの後押しが必要です。一丸となって戦い必ず勝点3を掴み取りましょう。応援よろしくお願いします。