突き進む
2022-09-17 19:00
前節の岡山戦、プレーオフ圏内入りに向けて何としても勝たなければいけない状況でもぎとった1-0の勝利。一人ひとりが勝利のために走り続け、体を投げ出し、気持ちで相手を上回った。90分間を通して徳島のサッカーが存分に発揮された素晴らしい内容だった。
何より、平日ナイトゲームであったが、スタジアムに駆けつけてくれたサポーターたちがつくり出した、あの雰囲気がチームへの後押しへと繋がった。ファン・サポーターと一体となって掴んだ勝利はさらにチームに団結力を生む。ダニエル監督は試合後に「平日でしたがスタジアムへ来てくださった皆さんの力が本当に必要でした。勝てたのは皆さんの後押しがあったからこそ」と感謝の気持ちを表した。
この試合、1点リードの試合終盤の押し込まれる展開でチームを助けたのは途中出場した佐藤選手だった。前線での献身的なプレーでチームを鼓舞し、チームに力を与えた。相手のCBヨルディ バイス選手とのマッチアップも見応えがあった。「今日は佐藤選手に尽きます。それほど素晴らしくて我々には欠かせない選手。毎日の練習において、背中で仲間を引っ張ってくれるプロの鏡です」とダニエル監督も高く評価している。
安部選手もチーム好調の要因としてベテラン選手の活躍を挙げていた。「ベテラン選手の復帰が大きい。佐藤選手や田向選手が帰ってきたことによって、試合の閉め方含めてゲームコントロールがうまくいっている。そういう意味では勝ち方を知っているなと自分自身も勉強になる」こういったベテラン選手の活躍はチームにより強い結束力をもたらす。
明日は第37節アウェイ仙台戦。現在4位と昇格を争うライバルとの直接対決になる。仙台は第31節から5連敗を喫し、この間に伊藤彰監督に交代して立て直しをはかると前節・栃木戦では1-0で6試合ぶりの勝利を挙げた。得点力はリーグトップタイ。前線には能力の高い選手が揃う。
西谷選手は「連戦の中でどちらが強度で上回れるか。プレスをしっかりかけて相手にボールを持たさずに主導権を握りたい」とこの試合のポイントを話す。お互いに意地でも勝利がほしい一戦。徳島としても中3日でできる限りの策は練ってきた。キックオフから熱量の高いゲームとなるだろう。
リーグ戦は残り6試合。いよいよ最終盤に差し掛かる。まずはプレーオフ圏内入りへ、チームは勢いのまま勝利に向けて突き進んでいく。
明日も共に勝利を掴み取りましょう!