最終節
2022-10-22 19:00
明治安田生命J2リーグは最終節を迎える。
チームは前節・大宮戦での勝利により3連勝、そして第23節の群馬戦から19戦無敗をキープしている。下位に沈んでいた前半戦から最終節を前に順位はプレーオフ圏内の6位に。ここまで幾度となく困難を乗り越え、チームの目指すスタイルを形にしてきた。「我々はこれまでどんな相手も乗り越えてきました。今のチームであれば何の問題もないと思います」とポヤトス監督も今のチームに自信を持つ。
明日の最終節、勝点1差で8位につける山形とアウェイでぶつかる。プレーオフをかけた直接対決ということで、大一番ではあるが決して特別ではない。あくまで42分の1であり、いつもと変わらず高い質と熱量を求めてチームは準備を進めてきた。
児玉選手は「大事な試合だというのはわかっているつもりですけど、特別舞い上がることはありません。個人的にはアウェイの逆境感も好きで、相手サポーターを『静まり返してやろう』という気持ちです」とこの一戦に向けて話した。
山形との前回対戦は4月27日第12節、昨シーズンまで徳島に在籍した小西選手の一発を浴び、ホームで0-1と悔しい敗戦を喫した。その時の印象を踏まえて、 藤尾選手は「攻撃が上手いチーム。ボールを回すことも崩しも上手いので、ビルドアップをうまくさせないことが重要」と山形について語る。
他会場では、徳島と同勝点62で7位の仙台が秋田とぶつかる。徳島は山形に引き分けることがあれば、先に進めるかはその仙台の結果次第になる。ただ、そういった可能性は頭に入れず、勝利だけを目指してチームは90分を戦うだろう。
これまでも綺麗事だけでは勝てなかった。自分たちのスタイルの中に泥臭く戦う姿勢を見出しながら積み上げてきたモノがある。最終節もその積み上げてきたモノをピッチで表現するだけだ。それができれば自ずと結果はついてくる。
このチームはまだここで終わってはいけない。まだこの先も自分たちの力を証明し続けなければならない。