立ち止まらない
2023-03-18 18:00
前節は東京Vとホームで対戦。前半は追い風も味方し、相手陣地で押し込みながら試合を進めることができた。しかし後半、風下に立つと51分、77分と失点し0-2で敗戦となった。
試合後、渡選手は「難しくきつい時期ですが、全員で顔を上げて『ここを乗り越えれば状況は好転する』という考えでやっていきたい」。白井選手は「今日の敗戦を無駄にせず、自分たちのスタイルを磨き上げるためのトレーニングで1週間かけて準備をしたいと思います」。そうだ、僕らはここで立ち止まるわけにはいかない。
今節の相手はいわきFC、公式戦での対戦は初めてとなる。いわきは「日本のフィジカルスタンダードを変える」を掲げ、7年で県2部リーグからJ2リーグへと上り詰めた。ラバイン監督はいわきについて「いいチームだと思っている。フィジカルだけが優れているのではなく、チームスタイルを徹底していることに彼らの強さがある」と分析する。
また、昨シーズン松本山雅FCに所属し、いわきと対戦している外山選手は「パワフルなサッカーをしてくると思う。肉弾戦になることも含めてまずは球際で負けない、1対1で負けないことを意識したい」と語る。前線からの積極的なプレスでショートカウンターを狙いつつも、ボールを保持したときは、ロングボールを生かしながらゴールを狙ってくる。デュエルや競り合い、セカンドボールの回収など様々な場面で”戦う”部分が求められる試合になるだろう。
そして杉森選手は、いわきの村主監督と町田の在籍時に選手とコーチの関係だった。「相手が中を固めてきても、どこにスペースがあるのかは、練習でも狙いをもって準備してきました。相手の弱点を突いて、得点につなげ、村主さんにも成長した姿を見せたい」とアツい想いを胸に秘める。
徳島はここまで4試合、FWは毎試合違った組み合わせの選手がスタメンを務めている。そのため、練習中の一つ一つのプレーにも緊張感があり、良い競争が生まれている。東京V戦の翌日におこなわれた、びわこ成蹊スポーツ大学との練習試合では千葉選手が得点を挙げ、アピール。チームトップスコアラーの西野選手も前節のベンチスタートの悔しさを胸に、スタメンの座を狙う。今節はどの選手が出場するか、注目の一つだ。
チームは前日の練習を関東地方でおこない、万全な準備でいわき戦に挑む。現地の福島で、またはDAZNでアツい応援よろしくお願いします。共に戦い、初勝利を掴み取りましょう!