貫き、戦う。
2023-05-20 18:00
水曜日にポカスタでおこなわれた金沢戦で、徳島ヴォルティスは今シーズンホーム初勝利をあげた。2ゴールの活躍を見せた森海渡選手はもちろん、5試合ぶりの出場で先制点をアシストした児玉選手、豊富な運動量で攻守に活躍を見せた西谷選手、GKと3バックを中心に全員でクリーンシートを達成した守備陣など、それぞれが与えられた以上の役割を果たして全員で勝ち点3を掴み取った。
柿谷選手は「長くかかりましたが、ファン・サポーターが変わらず、諦めず信じて応援してくれたおかげです。もっともっと勝って、みんなの期待に応えなければいけないと思います」と、ヴォルティスファミリー全員で掴み取ったホーム初勝利を噛みしめながら、更なる飛躍を誓った。
勝利の余韻に浸る間もなく中3日で迎える3連戦の最終戦。金沢戦の翌日はリカバリートレーニングで、コンディションの回復を優先した。24日、25日にはインドネシアのRANSヌサンタラFCから2選手が練習に参加。普段とは異なる刺激も受けながら、メリハリのあるトレーニングで藤枝MYFC戦に備えた。
今節の相手、藤枝とは公式戦で初対戦となる。昨シーズン、最終節までもつれる混戦となったJ2昇格争いを制し、J3・2位で初のJ2昇格を果たした勢いのあるチームだ。直近5試合では勝利から遠ざかっているが、得点数は清水、磐田に次ぐリーグ3位の24、加えて8試合で複数得点をあげている。
ラバイン監督は「相手に自由な時間を与えたら、人やボールを動かしながら上手くプレーしてくる。さらに、サイドの選手はスピードがあり能力がある」と相手の攻撃力に警戒をしながら、「現れたスペースに誰が入って、そこをどう使うのか、選手達がピッチ内で判断していく事は変わらない」と、積み上げてきた徳島のサッカーをぶらさずに戦う姿勢を示した。
「上に上がっていくには、連勝しかない。連勝を重ねていくことで、もっと自信をもって自分たちのサッカーができると思う」という森昂大選手の言葉の通り、更に上を目指すためにここで満足している選手は1人もいない。
「みんなで話し合いながら内容にこだわり、徳島のサッカーを表現できるように」(西谷選手)
アウェイでの一戦となりますが、現地やDAZNで共にアツく戦い、勝利を掴み取りましょう。