天皇杯の戦いが始まる。
2023-06-06 00:00
前節はアウェイ・岡山との瀬戸内決戦。前半、ロングボールを主体に攻撃を組み立てる岡山に対して、ピッチコンディションなども影響し、押し込まれる時間が長くなった。後半になると相手のスタイルにも順応し、徳島らしさを出せるようになった。しかし、カウンターから失点を許すと、後半終了間際にも前目になったところを狙われて0-2で敗れた。
「徳島の方がチャンスはあったと思うので、カウンターからの2失点は反省しないといけません」と森昂大選手。1,300人以上のサポーターがアウェイの地に駆け付けた一戦だけに勝利を掴みたかったが、この悔しさは7月9日(日)のホーム・岡山戦で晴らしたい。
3連戦の2戦目となる明日の試合は、徳島にとって今季の天皇杯初戦、いわきFCと対戦する。第5節にいわきと初対戦した時はハイプレスに苦戦し、0-1に終わった。「自分たちもあの時よりも攻守において成熟している部分があると思うので、全く違う試合になると予想しています」とラバイン監督。様々な状況をチーム全員で乗り越えてきた。成長した姿を見せるときだ。
試合2日前の取材でラバイン監督は「リーグ戦で出場機会のない選手が主体となってメンバーを構成していくと思う」と語った。リーグ戦での出場機会が少ない選手にもチャンスが回ってくるだろう。何よりもチームの総合力が試される。連携面については「自分が先頭に立ってリーダーシップを取ってやっていく必要があると思います」と田中選手。普段以上にコミュニケーションをとりながら、試合を進めていくことも求められるはずだ。
そして、出場すればプロ初出場となる西坂選手はこの試合に対して燃えている。「自分の持ち味であるスピードに乗った突破を見せたい。自分の価値を証明したい」。履正社高校から加入したプロ1年目のレフティー。プロの舞台でも物怖じしないプレーでポカスタを沸かせてほしい。
天皇杯という新たな戦いがここから始まる。
平日のナイトゲームになりますが、ぜひスタジアムで応援よろしくお願いします。