取り戻す
2023-09-26 00:00
コツコツと、一つでも上へ。チームとして勝利だけを考え、前節のホーム大宮戦に強い気持ちで臨んだ。しかし、試合序盤からリズムを掴み切れず、ビルドアップの連携ミスから6分に先制点を献上。「相手のプレッシャーを上手く剥がせずに自分達から崩れてしまい、苦しい試合展開になってしまいました」(森昂大選手)。その後はボールを保持しながらも大宮の堅い守備に苦戦し、0-1で試合を終えた。
第38節は、熊本の天皇杯の結果を受けて開催日が変更となり、明日9/27(水)におこなわれる。大宮戦から中2日間での準備期間となった。大宮戦翌日は、大宮戦に出場したメンバーは主にリカバリートレーニングをおこない、出場時間が短かった選手やベンチ外選手は強度の高いトレーニングをおこなった。
トレーニングが始まる前、吉田監督は選手たちにこのように伝えたという。
「大宮戦では最初の5分で試合が終わってしまった。全部を出し切れるような試合をしなければいけないし、そうなるように持っていこう。それはトレーニングやミーティングも含めて、選手の問題というよりも僕の問題ですが、戦術とか戦略の重さに負けることなく、ちゃんと思いっきり走れるようにしていこう」
そして、こう続けた。「幸い試合がすぐ来る。覆すチャンスがある」。
取り戻そう、この熊本戦で。
熊本戦を終えると中3日間でアウェイ山形戦となる。吉田監督は「(この3連戦では)中2日が一回入るので、おそらくたくさんの選手がピッチに立つことになると思いますし、それは逆に楽しみですね」と大宮戦前の囲み取材で語っている。チームの総合力が試される連戦となりそうだ。
熊本は現在2連戦中で勝点40の17位。選手間の距離を近くして短いパスをつなぎ、攻撃のリズムを生み出す。また、アグレッシブな守備も特徴だ。徳島としても自分たちのスタイルで試合を進めるため、ボールを失った後の即時奪回が一つのポイントになるはずだ。「しっかり守備をコンパクトにして、まずはチームとして守っていくことが大事になってくる」と西野選手は語る。
9/17(日)の桃山学院大との練習試合で1得点をあげ、調子の良さをうかがわせる杉森選手。「いつ試合に出てもいいように準備をずっとしていました。コンディションも上がってきていると自分でも感じています」と闘志を燃やす。「ピッチに立ったら、チームのためにすべてを出し切りたい」。背番号11は決意を示す。最高の景色をみんなで見よう。
2週間のリーグ戦中断前、最後のホームゲームです。
開催日が変更となり、平日ナイトゲームとなりますが、スタジアムやDAZNなどでアツい応援よろしくお願いします。