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Vol.14 柿谷 曜一朗

Jリーグ開幕
「これに出たい」

サッカーを始めたのは幼稚園のとき。
「ちょうどJリーグが開幕した年で、テレビで見てすぐ『これに出たい』と言ったのがきっかけです」

「早速、父親がセレッソの友人に声をかけてくれて、週に何度かボールを蹴ってましたね。小学生くらいからはやっと本格的にサッカーの練習をやり始めて・・・。まだ幼かったですが、なぜか今でもやりたいって言ったときのことをハッキリと覚えてるんですよね・・・」

柿谷曜一朗選手19歳。
チーム内で下から2番目の彼だが、サッカー歴は16年も。

「小学2年のときは4年生や5年生の先輩たちと、小学4年のときは6年生と・・・というふうに、いつも年上の人たちと混じってサッカーをやってましたね。
それで、高校1年のときにセレッソに入り、今、ヴォルティスでも下から2番目。
先輩選手はみんな優しくしてくれますね。
『自分がこうしたいときはどんどん言ってくれ』と、必ず僕の意見も聞いてくれます。僕は、『やれ』と命令されるよりも、褒められて伸びるタイプなんで・・・(笑)」

自分の性格を「明るくてわがままです!」とあっけらかんと話す柿谷選手。
開放的で自由にのびのびとプレーできる彼のサッカーも、柿谷流かもしれない。

柿谷曜一朗

柿谷曜一朗

新鮮な徳島生活

徳島に来てまだ数ヶ月。
「近道とかもかなり覚えてきましたよ。
大阪のど真ん中から来たので、環境は正反対。山もあれば畑もある。かなり新鮮です。都会と違って、部屋にこんな大きなクモ出るんですよ!ホンマびっくりしますよ」と、両手でクモの大きさをつくって見せる仕草にはまだあどけなさも感じる。

サッカー以外の趣味は?
「何でもやりますね。ダーツもビリヤードも好きですし。
ただ、じっとしてるのは苦手だから釣りとかはしないですね。僕は絶えず動いているほうが好きです」

大阪出身ですが、やはりお好み焼きやたこ焼きが好き?
「僕、大阪人ですけど、そんなに好きじゃないですよ。アレ偏見ですよ(笑)そりゃ、あったら食べますけどね(笑)
第一、たこ焼きとかも家で作るの面倒くさいじゃないですか。僕、面倒くさがりですし、典型的なB型なんです。マイペースです!(笑) 僕はやっぱり豚カツとか、肉類が好きですね」

「あと、僕自身料理ができないので、何が栄養で足りてないとかは意識はするようにはしていますが、なかなか実践ができていないですね。以前は寮で、朝昼晩3食食べられたのでラクでしたけどね。
とりあえず野菜ジュースは大量に買って、飲むようにはしていますけど・・・。
自己満足ですけどね。奥さんとかいるといいですけどね(笑)」

飾り気のないあっさりとしたキャラクター、ユニークな会話も彼の魅力のひとつなのだろう。

柿谷曜一朗

柿谷曜一朗

11人全員の思い

「ヴォルティスのいいところはチーム全体の仲がいいというところですね。監督がとにかく面白いし、選手のことを第一に考えてくれる。
まだ僕はヴォルティスに来て間もないですけど、直感的にそれは感じましたね」

「それと、いい意味で、この人にさえボールを回しておけばいいというスター選手がいないと僕は思うので、11人全員の試合に対する思いが大切だと思いますね。
少しでも欠けてしまうとダメ。全員の力を合わせて、チームを一つにして戦っていかないとダメかなと。それはこのチームの弱みのようで、強みでもあるから大事にしたほうがいいと思っています」

柿谷選手自身のサッカーの持ち味を聞いてみた。
「ゴール前でしっかりアシストする。点を取る。それが僕の仕事だと思うので、そこをきっちりできるようにすることですね」

「チームの目標は、1つでも順位を上げて、上に上がって行くこと。
自分自身の目標は、あえて、もたないようにしています。目標を定めてしまうと、それに固定されてしまうような気がして・・・。目標はいっぱい持ってていいと思うし、その日によっても違うし・・・。」

サッカー人生16年目。サッカーを続けてきてよかったと思う瞬間は?
「サッカーをやっているときはいつもですよ。だからオフのときはめっちゃ困りますね。ずっと寝てます。冬眠状態です(笑)」

サッカーは生き甲斐というより生活そのもの。人生そのものだと語る柿谷選手。
最後にファンの皆さんにメッセージを。
「僕がボールを持ったときに、やっぱりほかの選手とは違うなあというプレーを見せられたらと思うし、またそれを感じてほしいですね」
「それにしても・・・愛媛戦のときのファンのみなさんはいったいどこに消えてしまったんですか!?・・・あの1万3千人はどこに行ってしまったの(笑)??(コレ、書いておいてくださいね!)」と最後まで茶目っ気たっぷりの柿谷選手。
ぜひ生で彼のプレーを見て感じて欲しい。

柿谷曜一朗

柿谷曜一朗

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