Fan zoneファンゾーン

Vol.15 上野 秀章

縁の下の力持ち!

「サッカー選手になってなかったら保育士になりたかったですね」
北海道室蘭市出身。身長184センチのGK、上野選手はニコニコと話す。

「僕、子どもが好きなんですよね。最近甥っ子ができて、兄の子どもなのにかわいくてしょうがないですもん。僕自身は男ばかりの3人兄弟でしたから、結婚したら女の子が欲しいなあと思いますね(笑)」

そんな子ども好きな一面が、子どもからのファンが多い所以なのだろう。

GKならではの苦労を尋ねてみた。
「点を取られると、だいたいキーパーの責任になっちゃうので辛いですね。
サッカーに詳しい人が見るとわかってもらえるんですけど・・・」

「あと、味方が点をとってみんなワァーと集まって行くとき、いいなあ、羨ましいなあと思いますね(笑) さすがにキーパーは行けないので、キーパーは孤独です」

「でも逆に、自分が止めて活躍した試合はGK冥利に尽きます。それと、全くボールに触らなかった試合も逆に嬉しいです。それだけチームが優勢だということですからね。『お立ち台』や『ヒーローインタビュー』とかいうのは、極力キーパーは出ないほうがいいんですよ。キーパーは目立つとよくない。裏を返せば攻められているということですので・・・」

まさに、縁の下の力持ち。
優しく穏やか、控えめだけれど実に頼もしい存在だ。

上野秀章

上野秀章

サッカーより上手い!?

コーチングやハイボールの処理を得意とする、上野選手。
上野選手から見たヴォルティスは?

「グラウンドや施設はとても充実していて、環境は恵まれています。
自分自身も今までのサッカー生活、あまり上手くいってなかったので、ヴォルティスからオファーを頂いたときは、よし頑張ろうという気になりましたね。一時、サッカーを諦めかけたときもありましたけれど・・・」

「ヴォルティスは3年連続最下位が続いて・・・、僕自身も下から這い上がっていこうというのがちょうど重なったので、もう一度チャレンジしてみようかなと」
上野選手のキラっと光る眼差しからは、強い意志がうかがえる。

「このチームはベテラン選手、中堅、若手と、バランスはとれていると思います。
僕自身もそうですが、まだまだ努力が必要だと思う。やることやってダメだったら仕方がないですけど、中途半端だと悔いが残るので・・・。実力社会ですからね」

そんな上野選手の趣味は映画鑑賞、カラオケ、料理。
好きな料理はカレーライス。
「3日続けて朝、昼、晩3食カレーでも飽きないですよ(笑)
でもお店のじゃダメなんです。自分で作ったものじゃないと。しかも中辛です。辛すぎるとおなかが痛くなります。
鍋に作り置きして、一食分ずつ小分けして冷凍もしておきます。
玉ねぎも時間をかけてよく炒めて、ほんと、おいしいですよ。カレーって脂肪分は高いですけど、野菜とかもたくさん入れて、栄養のバランスもいいし・・・。夏なんかはスパイスを色々入れたりして」

カレーの話になるとポンポン会話が弾む。
余程好きなのだろう。
「カレー作ったり、ハンバーグ作ったり・・・。基本、子どもが好きなものが好きですね。カレー作らせたら、サッカーより上手いと思います!冗談ですけど(笑)料理人にも興味ありますね」

上野秀章

上野秀章

家族の存在

小さい頃は母親のお菓子作りをよく手伝ったという上野選手。
「中学生になったら『あー、プリン食べたいなあ』と思ったら、プリン作って食べてましたね。変わった男子学生でしたよ(笑)」と当時を振り返って語る。

サッカー選手を続けてきてよかったことは何ですか? という問いに
「札幌で試合があったときに、出られたのでよかったですね。
プロ生活やっている間に、家族にその姿を見せられるのかなあという思いがずっとありましたけれど、それは一先ず安心です。今まで、何度もチャンスはあったけれど、全部、ベンチとか遠征メンバーに入っていなかったりで・・・。
親にはいろいろ世話になりましたからね。親のありがたみがやっと最近わかってきました」

やはり、上野選手の一番のファンはご両親ですか?
「いやぁー、違いますね。ずっと一緒にサッカーやってきた兄ですね(笑)
この間なんて、四国放送のラジオに出たときも、なぜか北海道の兄からメッセージが届いててビックリですよ。徳島の放送が北海道に聞こえるわけないのに(笑)」

では、サポーターのみなさんにメッセージを。
「まだまだ未熟ですが、安定したプレーができるように頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」

「サッカー人としては、自分が幼い頃にJリーガーに憧れていたように、今の子どもたちの憧れとなれるように、ファンサービスであったり、試合だけでなく普段の練習の態度もちゃんとお手本になるようにしていきたいですね」

ゴールキーパー、上野秀章。これからも子どもたちの憧れの存在であり、縁の下の力持ちであり続けてほしい。

上野秀章

上野秀章

PAGE TOP