Vol.24 平島 崇
暗さにびっくり!?
身長176cm、体重73kg。1982年、大阪府生まれの平島崇選手。
高校時代は、初芝橋本高校でサッカーに励み、2000年にアビスパ福岡へ入団。
その後、2007年に京都サンガFC、翌2008年にはセレッソ大阪で活躍し、今年、徳島ヴォルティスに移籍。
「サッカーは子供のころから好きでしたね。高校に入学する時も、どこで、サッカーをしようか迷ったんですが、全国に一番近いかなあと思い、初芝橋本高校を選びました(笑)」
と半分おどけて話す、平島選手。
「ボク、西から出られないんですよね(笑) 関東のチームに行ってみたいという願望はあったんですけど・・・」
初めての四国のチームですが、いかがですか?
「いやあ、徳島に来てとにかく、びっくりしましたね~!!」
何にびっくりしたのですか?
「まず、灯りが少ない!! 高いビルもないからビックリです。
車で高速道路走っていても、暗いから、『何これ~!』って思いましたね。
だいぶ、慣れましたけどね・・・。目が慣れたんかなあ(笑)」
徳島の環境にはもう慣れましたか?
「慣れないとおかしいでしょ(笑) もう慣れたで!!
でも、蛙がしょっちゅう出る。ヤモリも多いなあ。今朝も家出るときいましたから。きっと虫が多いからそれをエサとしてやってくるんやろなあ」
さすが大阪人! 他の選手とは一味違う面白い答えが返ってくる。
目指すは
阪神・金本選手!
ヴォルティスの印象はいかがですか?
「僕にとってヴォルティスはすごく、なじみやすくて、今までの移籍で一番、入りやすかったですね。こう見えても、結構人見知りするタイプなので・・・。
今までのチームですごく入りづらかったチームも実はあったんです」
平島選手の意外な一面も垣間見える。
「それに、個人の能力が高い選手がそろっているとてもいいチームだと思いますね。あとは『いかに試合に勝つか』という強い気持ちを持ち続けるかということに尽きると思っています」
うつむきかげんに、じわっと話す平島選手。
ところで、お酒は飲みますか?
「お酒は好きですよ! だけど、外でみんなと飲むときだけ。
家では一切飲まないですね。家では牛乳派です(笑)」
では、モットーを教えてください。
「長期のオフでも休まないことです。絶えず、体を動かしていないと気が済まないんですよね。だから、
『休まない』というよりは『休めない』です。
ちなみに、僕、阪神タイガースの金本選手がすごく好きで、本も読んだし、尊敬してるんですよね。僕の目指すところなんです!!」
おどけて話している時とは打って変わって、かなりひたむきで、真面目な印象を受けた。
目標と課題
前半戦を終えていかがですか?
「まず、自分自身のことですが・・・、
フルに出場させてもらってる中で、バラつきなく安定したプレーができているかなという点は、自分でも評価できる点です。
だけど、細かいミスなども多いので、その点は改善していかないといけないと思っています」
「チームとしては、上位に食い込んでいって昇格圏内で争っていくことを目標に、戦っていくのみです。決して一人ではできないスポーツなので、チーム全員が、『やろうとしているサッカー』をいかに表現できるか、というところがポイントになってくると思うんですよね。
チームには色んな個性や特技をもった選手がいます。だけど、能力っていうのは限界があるのも事実であって、それらをいかに活かしていくか、個人だけでなく、周りもその良さを引き出していけるかというのも大切なことだと思うんですよね」
一点を見つめて、熱く語る平島選手。
後半戦へのやる気がひしひしと伝わってくる。
サポーターのみなさんにも一言お願いします。
「サポーターの方々の声援で、パワーをもらえるし、やる気も出てきます。
自分の中の気持ちも盛り上がってきます。
ここからは巻き返して、しっかり上位に食い込んでいけるように必死で頑張りますので、今後も足を運んで声援よろしくお願いします!」
サッカーに関しては誰にも負けないこだわりがあるという平島選手。
今後の活躍に、益々期待したい。