試合日程・結果
2020年12月16日 明治安田生命J2リーグ 第41節
vs 大宮アルディージャ | ||||
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1 | 1 前半 0 0 後半 0 |
0 | ![]() |
前半21分
垣田 裕暉 |
得点者 | |
---|---|---|
後半37分
IN : [MF] 15 岸本 武流 OUT : [MF] 22 藤田 征也 後半48分 IN : [MF] 13 清武 功暉 OUT : [MF] 23 鈴木 徳真 後半48分 IN : [FW] 18 佐藤 晃大 OUT : [FW] 19 垣田 裕暉 |
交代 |
後半29分
IN : [MF] 39 嶋田 慎太郎 OUT : [MF] 45 青木 亮太 後半37分 IN : [MF] 15 大山 啓輔 OUT : [DF] 25 高山 和真 後半43分 IN : [FW] 28 富山 貴光 OUT : [FW] 27 戸島 章 |
警告 退場 |
後半16分
警告 小野 雅史 |
試合会場 | 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム | キックオフ | 19:00 |
---|---|---|---|
芝状態/グランド | 全面良芝/ | 天候/風 | 晴/中風 |
気温/湿度 | 5.7度/36% | 観客数 | 5529人 |
主審 | 村上 伸次 | 副審1 | 清水 崇之 |
副審2 | 佐藤 貴之 | 第4審判 | 矢野 浩平 |
後半 | 前半 | 前半 | 後半 | |
---|---|---|---|---|
0 | 1 | 得点 | 0 | 0 |
0 | 0 | PK | 0 | 0 |
6 | 2 | GK | 2 | 2 |
1 | 3 | シュート | 2 | 4 |
10 | 6 | FK | 3 | 2 |
3 | 5 | CK | 0 | 1 |
0 | 0 | イエローカード | 0 | 1 |
0 | 0 | レッドカード | 0 | 0 |
0 | 0 | オフサイド | 1 | 0 |
スターティングメンバー
徳島 | チーム | 大宮 |
---|---|---|
リカルド ロドリゲス | 監 督 | 高木 琢也 |
21 上福元 直人 |
G K |
1 笠原 昂史 |
20 福岡 将太 6 内田 航平 2 田向 泰輝 |
D F | 50 畑尾 大翔 3 河本 裕之 24 西村 慧祐 25 高山 和真 |
8 岩尾 憲 23 鈴木 徳真 7 小西 雄大 22 藤田 征也 37 浜下 瑛 24 西谷 和希 |
M F | 41 小野 雅史 10 黒川 淳史 22 翁長 聖 45 青木 亮太 11 奥抜 侃志 |
19 垣田 裕暉 |
F W | 27 戸島 章 |
[GK] 31 長谷川 徹 [DF] 5 石井 秀典 [DF] 4 ジエゴ [MF] 15 岸本 武流 [MF] 13 清武 功暉 [FW] 18 佐藤 晃大 [FW] 9 河田 篤秀 |
SUB |
[GK] 40 フィリップ クリャイッチ [MF] 15 大山 啓輔 [MF] 29 川田 拳登 [MF] 36 吉永 昇偉 [MF] 39 嶋田 慎太郎 [FW] 17 ネルミン ハスキッチ [FW] 28 富山 貴光 |
コメント
■リカルドロドリゲス監督
『この試合に関してですが、相手のプレスが前から来るチームだとわかっていたので、そこをいかに剥がしていけるかが、この試合ですごく大事なことでした。そこに関してはボールをうまく握りながら突破できていました。そして上手くチャンスも作ってゴールに迫ることができました。1点取ることができて、その後もいくつかゴールに迫ることができましたが、追加点を奪うことはできませんでした。
後半はそれほど決定的なチャンスを流れの中では作れませんでしたが、ただしっかりボールを握れていましたし、相手ボールになってもすぐに切り替えて前からプレッシャーをかけて、奪えなくても相手を押し戻すことできていました。チームとしてすごくいい試合をしてくれたと思います。
こういった終盤戦で、勝てば昇格が決まるという精神状態の中、冷静にやってくれたと思います。点が入らなくても焦れずにうまくやってくれたと思います。本当にこの勝利はふさわしい結果だと思います。こちらのチャンス自体は多くは無かったですが相手にもチャンスを作らせませんでした。結果を見たら妥当で、選手たちが勝利にふさわしい試合をしてくれたと思います』
Q:今日でJ1昇格が決まりましたが、昇格できた一番の理由は?
『いくつか要因はあると思っています。最初に言えることはチームの団結です。日々の練習からいい雰囲気でやれていますし、選手たちにも先ほど話ましたが、試合に出ている選手以外の選手、試合にうまく絡めなかった選手も含めて、常にチームのために自分のエゴを出すとかそういうことではなく、チームのために何ができるか常に率先してくれた彼らこそ、この昇格を手にする上で大事な存在でした。そういったところが、チームとして成功を収める上で不可欠な部分なので、まず彼らに感謝しています。
もちろんサッカー面では、常にボールを握りながらやりますが、その中で上手くゴールを決めることができてリーグの中でも割と多く決めることができました。ディフェンスでも、前からディフェンスをして、それだけではなく、ボールを奪えない時には焦れずにしっかり守っていく、そういったところができていたのかなと思います。そういったことが一つの試合、それから長いリーグ戦を戦っていく上ですごく重要なことだと思います。
結果が左右するのは、本当に細かい部分、ディティールのところだと思っています。あまり差の無い中で、今話したディティールのところをそれぞれが戦ってくれて、最終的に我々のところに運ではないですが、そういったものが転がってきたのかなと思います。
そして最後は安定感です。我々は連敗をしなかった。その安定感は、リーグ戦を勝ち取っていく上で大事なことです。リーグ戦もまだ1試合残っていますが、昇格を目指す上で安定感があることは良かったことだと思います』
Q:来シーズンはどういうサッカーをしたいですか?
『このクラブが掲げているスタイル、どこを目指して行くのかはっきりしています。ボールをしっかり握ること、失ったら前から素早くプレスにいって奪いに行くところは変わらないと思います』
Q:先ほどの高木監督の会見で『浜下選手、小西選手、藤田選手のポジション取りがいつもと違った』と話していたのですが、大宮対策として考えていたことですか?
『相手は5枚で守ってくるので、攻める時の幅の使い方と選手たちの立ち位置が流れの中で変わっていって、攻撃していく狙いを持っていました。選手たちはすごく理解しながらやっていて良かったと思います。左サイドでも同じ狙いでやっていましたが、右サイドは特にスムーズにできて、相手の嫌なことができたと思います。前半もその形で点が取れましたし、相手の危険なエリアに侵入できましたし、ボールを握ることもできたので、いいプレーができたと思います』
『相手は5枚で守ってくるので、攻める時の幅の使い方と選手たちの立ち位置が流れの中で変わっていって、攻撃していく狙いを持っていました。選手たちはすごく理解しながらやっていて良かったと思います。左サイドでも同じ狙いでやっていましたが、右サイドは特にスムーズにできて、相手の嫌なことができたと思います。前半もその形で点が取れましたし、相手の危険なエリアに侵入できましたし、ボールを握ることもできたので、いいプレーができたと思います』
■岩尾 憲選手
Q:昇格が決まったことについて
『昇格がかかってからここ2試合、負けと引き分けで今日まで来ました。2017年から毎回いいところまで行って、結果を出せずに今日まで来ました。2試合自力昇格がかかっていた中できめられず、プレッシャーや焦りも無くは無かったですが、そういったものに真っ向から向き合って逃げないようにやっていますが、今日はまた少し違う視点から、一度そういったプレッシャーや状況はおいて、プレーヤーとしてここでサッカーができることに対して初心に戻り、遊び心を持って自分のサッカーをしたいと強く思い試合に入りました。それがいい形で表現でき、結果にもつながったという事で、僕にとって非常に意義のある一日になりました』
Q:試合終了のホイッスルが鳴った瞬間は?
『こういう瞬間が来ることは想像していましたが、どこかリアルじゃないイメージしかできませんでした。あの笛と歓声を聞いた時は、現実なのか何なのかちょっとよくわからない時間が一瞬ありましたが、仲間の歓声と僕を呼ぶ声が相まって、これが現実なんだなと認識しました』
Q:今シーズンを振り返って、何がよかったのでしょうか?
『戦術的な部分の浸透は例年に比べて非常に早かったです。それがチームの完成度に大きな影響を与えました。もう一つは目に見えないことですが、人と人との信頼関係です。僕たちは誰か一人に頼り切りで何とかするチームではなくて、みんなそれぞれ違った個性と武器がある選手ある中で、できないことにイライラしたりできないことを求めて文句を言ったり、そういったことではなくて、できないことはみんなで補ってできることは褒めてあげて、そういう人間らしさみたいなものが、このチームには出ている選手も出ていない選手にも練習の時から詰まっているので、それがここまでこれた要因だと思います』
Q:最後に来シーズンの意気込みを
『J1昇格を決めただけであと1試合残っているので、来年に向けてコメントするのは違うのかなと思いますけど、一つ大きな成果を出したので、これはプレーヤーだけではなくて、サポーターやクラブ、サッカーを取り巻く環境すべてが素晴らしい舞台で徳島にJ1があるという事が実現されます。徳島ヴォルティスに関わる徳島県民の皆さんも含めて、次の舞台をどう作っていくのか非常に楽しみにしています』
Q:試合後の涙について
『今年から来た選手ももちろんいますが、僕は僕なりの長いストーリーがこの場所にはあります。いろいろ思い返すと、僕の中では良いことばかりじゃなかったので、それがフラッシュバックするかような涙でした』
Q:特に思い出したことはありますか?
『2017年の最終戦東京V戦のことが最初に思い浮かびました。カッコつけた言い方をすればその時の十字架をずっと背負ってきたというか、そういう感覚が僕の中にはあります。そんなものは背負わなくていいという人もいるかもしれませんが、僕の性格上その十字架を捨てちゃいけないと思ってやっていました』

■垣田 裕暉選手
Q:率直に昇格を決めた感想とゴールについて教えてください
『率直にすごくうれしいです。今までやってきたことの積み重ねが結果として実ってすごく嬉しい気持ちです。ゴールシーンは、みんながいいボールを上げてくれるので決めないとという気持ちでゴール前へ入っていきました。決め切れてよかったです』
Q:次の試合に向けて
『やることは変わらずに、いつも言っていますが、やれることをやれればと思っています』
Q:昇格ができた感想を教えてください
『やってきたことの積み重ねが結果として出で、それが一番嬉しいことです。みんなでやってきたことが結果として出たことは嬉しいことです』
Q:ここ2試合昇格がかかっていた試合とメンタル面の差はありましたか?
『気持ちの面は変わっていませんし、負ける時は負けますし勝てない時は勝てないので、自分たちのやってきたことを信じてやった結果がこうなったので、それが良かったんじゃないかと思います』
Q:来シーズンの意気込みや、やっていきたいサッカーについて
『積み重ねてきたものは壊さずに、もっと成長してプラスαを出していければいいと思っています』

■西谷 和希選手
Q:今日の試合、どのような狙いを持って臨みましたか?
『ボールを支配して自分たちの攻撃時間を長くするというのは毎試合のテーマです。今日は4-3-3のようなシステムで試合に入りました。3トップで相手の5バックをロックし、中盤の3枚とSBにフリーでボールを持たせられるような戦い方でした。それが上手く機能し、さらに幅を取る人と中を使う人が上手くポジションを取っていたので、相手もなかなか前からプレスに来られない状況だったと思います。ボールを握る時間も長かったので、狙い通りの試合だったと思います。物足りなかったのはゴール数がひとつということだけで、それ以外は自分たちのやりたいようにサッカーが出来たと思っています』
Q:ウイング、インサイドハーフ、SBの3人で相手のサイドを完全に攻略していたと思います。これは一年間積み重ねてきた成果だと捉えて良いですか?
『そうですね。それは一年間みんなが戦術理解にしっかり取り組み、そこをどう使えるのかを話し合いながら積み重ねてきたからだと思います』
Q:5-4-1で守るチームを崩すのは、サッカーの中で難しい作業のひとつです。得点は1でしたが、好機創出回数は多かったのではないですか?
『相手との嚙み合わせという部分にもよります。相手は前からプレスに来ようとしていましたが、プレスに来てもうちのSBがフリーになっている状態なので、相手は後手に回るしかありませんでした。そうしながら高い位置のSHへ出したり、ボランチが高い位置で受けたり、相手の嫌な位置でボールを受ける回数が多かったことでリズムを掴めたと思います』
Q:今季J1昇格を目指して徳島へ移籍してきたと思います。1試合残していますが、今日目標を達成しました。どんな感想をお持ちですか?
『今季は特殊なリーグ戦となり、連戦もあってコンディションの維持が難しかったのですが、徳島ヴォルティスで毎日トレーニングしているおかげで個人的に成長出来た部分があります。足りなかったところが伸び、大きく成長した一年だと思っています』

■長谷川 徹選手
『2014年がJ1ですが、そこから長かったようで短かったような感じです。特にホームで、ファン・サポーターの皆さんの前で決められたことが最高だと思っています』
Q:今季はコロナウイルス感染により、サッカーをするのにも非常に難しい状況が今も続いています。そんな中でもリーグ戦をここまで進められたことについて、どんな感想をお持ちですか?
『徳島県でも感染なさった方がいらっしゃいますが、それでも全国的に見れば非常に少ない方ですし、それは徳島県の皆さんがしっかりと対策をしてくれているからだと思います。そのおかげで、自分たちは比較的早く選手がトレーニングに集まることが出来ました。医療に従事する皆さんを含めて、そのような環境を作ってくださったことに感謝しています』
Q:ウオーミングアップ会場にも県立中央病院の皆さんから応援の何かが届いていると聞きました。
『そうです。僕も全て読ませていただきました。本当にありがたいことだと思っていますし、大きなパワーをもらいました』
Q:今季、出場できない時間も長くありましたが、それでも出場した時にはしっかりとチームに貢献していたと思います。
『出来たかどうかはわかりませんが、とにかくJ1へ上がりたいという気持ちを全員が持っていました。僕だけじゃなく、出場機会をなかなか得られない選手もチームを支えていました。本当に全員が力を合わせて掴んだ昇格だと思いますし、全員で喜べて最高でした』
Q:今季、このように昇格を果たせた要因はどこだと思いますか?
『やはりチームがひとつになり、全員が同じ方向へ向いて毎試合戦えたからだと思います。それに尽きると思います。「チーム力」に関してはすごく高かったと思います』
~ハーフタイムコメント~
・追加点を取りにいこう
・相手との距離を考えたポジションを取ろう
・今シーズン大事にしてきたことを、後半も継続しよう
~試合前日コメント~
■佐藤 晃大選手
『(Q:千葉戦はチームとしてもシュートも少なかったですが、ゴールが遠かった理由は?)
大事に行き過ぎた部分はあったと思います。中央には入れずブロックの外で回しているような感覚でした。ブロックに無理やり入ってしまうと奪われてカウンターを食らってしまうので難しいところですが、もう少しリスクを負う攻撃も必要だったのかなと思います。
(Q:昇格争いの中で、どんなことを考えて試合に臨んでいますか?)
チームの雰囲気としては、いつも通りいい雰囲気で練習もできていると思います。ただどこかでプレッシャーを感じていると思いますし、それが千葉戦のようなゲーム展開につながったのかもしれません。プレッシャーを感じずにやれというのは無理だと思いますし、これは今しかできない経験だと思うので、あと2試合楽しんでやれればいいのかなと思います。
(Q:大宮戦のポイントについて)
千葉もそうでしたが個々の能力が高く1発を持っている選手が多いチームだと思います。そういった所は気を付けつつ、早いうちに先制点が取れれば自分たちのサッカーが表現できる時間も長くなるのかなと思います。
(Q:次節もホームで昇格を決めるチャンスがあります)
絶対ホームで決めたいですし、ファン・サポーターの皆さんがたくさん来てくださる中で決めたいです。このチームで昇格したい気持ちが強いので、リーグ戦はあと2試合ですけど、僕の今までの力を全て出し切って、チームに貢献していきたいなと思っています。』