試合日程・結果
2022年02月19日 明治安田生命J2リーグ 第1節
vs ツエーゲン金沢 | ||||
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0 | 0 前半 0 0 後半 0 |
0 | ![]() |
得点者 | ||
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後半22分
IN : [FW] 9 ムシャガ バケンガ OUT : [FW] 15 藤尾 翔太 後半33分 IN : [MF] 34 オリオラ サンデー OUT : [MF] 37 浜下 瑛 後半33分 IN : [FW] 30 坪井 清志郎 OUT : [MF] 10 渡井 理己 後半39分 IN : [DF] 14 カカ OUT : [DF] 22 藤田 征也 後半39分 IN : [MF] 19 長谷川 雄志 OUT : [MF] 27 櫻井 辰徳 |
交代 |
後半27分
IN : [FW] 30 大谷 駿斗 OUT : [FW] 20 林 誠道 後半32分 IN : [MF] 22 力安 祥伍 OUT : [MF] 10 嶋田 慎太郎 |
前半19分
警告 新井 直人 |
警告 退場 |
試合会場 | 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム | キックオフ | 14:00 |
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芝状態/グランド | 全面良芝/ | 天候/風 | 雨/中風 |
気温/湿度 | 6.2度/75% | 観客数 | 3992人 |
主審 | 窪田 陽輔 | 副審1 | 竹田 明弘 |
副審2 | 中澤 涼 | 第4審判 | 西山 貴生 |
後半 | 前半 | 前半 | 後半 | |
---|---|---|---|---|
0 | 0 | 得点 | 0 | 0 |
0 | 0 | PK | 0 | 0 |
6 | 2 | GK | 1 | 5 |
3 | 4 | シュート | 2 | 1 |
4 | 5 | FK | 4 | 6 |
2 | 3 | CK | 3 | 3 |
0 | 1 | イエローカード | 0 | 0 |
0 | 0 | レッドカード | 0 | 0 |
2 | 0 | オフサイド | 0 | 0 |
スターティングメンバー
徳島 | チーム | 金沢 |
---|---|---|
ダニエル ポヤトス | 監 督 | 柳下 正明 |
31 長谷川 徹 |
G K |
1 白井 裕人 |
22 藤田 征也 6 内田 航平 25 安部 崇士 |
D F | 5 松田 陸 4 松本 大輔 39 庄司 朋乃也 16 毛利 駿也 |
27 櫻井 辰徳 7 白井 永地 10 渡井 理己 24 西谷 和希 13 新井 直人 37 浜下 瑛 |
M F | 10 嶋田 慎太郎 8 藤村 慶太 6 松本 大弥 17 平松 昇 |
15 藤尾 翔太 |
F W | 19 豊田 陽平 20 林 誠道 |
[GK] 40 後東 尚輝 [DF] 5 石井 秀典 [DF] 14 カカ [MF] 19 長谷川 雄志 [MF] 34 オリオラ サンデー [FW] 30 坪井 清志郎 [FW] 9 ムシャガ バケンガ |
SUB |
[GK] 36 三浦 基瑛 [DF] 2 長峰 祐斗 [DF] 3 黒木 謙吾 [MF] 13 大石 竜平 [MF] 22 力安 祥伍 [FW] 11 杉浦 恭平 [FW] 30 大谷 駿斗 |
コメント
■ダニエルポヤトス監督
「全体を通してコントロールできた試合でしたし、特に前半は良い流れで進めることができました。後半はボールの動かし方の部分で相手にダメージを与えられず苦労しましたが、チームは良い方向へ進んでいると確信できました」
Q:パスも回り、良い攻撃をしていましたが、最後まで決め切ることができませんでした。
「決め切るという点で今日は悔しい思いをしましたが、我々のチームには良い選手が揃っているので、全員で改善していきたいと思っています。決め切るという作業は本当に難しいものですが、チーム全員で取り組んでいきます」
Q:今日の試合ではどのような収穫がありましたか?
「プラン通り、試合をコントロールできたということです。そしてウイングの西谷選手や浜下選手がしっかりと仕事をし、攻撃が機能したということです。もうひとつ、攻撃から守備に移る切り替えの部分がしっかりと実行できていたことです」
Q:攻守における内田選手のプレー評価を聞かせてください。
「プレシーズンから非常に満足のいく振る舞いを見せてくれています。昨シーズンの悔しさを努力して示してくれています。そして私のサッカーを理解し、ビルドアップの部分でも激しく守る部分でもしっかりとプレーしてくれているので、今日も信頼してピッチへ送り出しました」
Q:新井選手が流動的にポジションを取っていたように見えました。どのようなことを彼に求めていましたか?
「本来のポジションで持ち味を出すこと以外に、中にポジションを取って中盤を厚くすることも求めていました。藤田選手もそうですが、逆サイドでフリーになっている選手を見つけられるので、そのようなプレーも期待しています」
Q:今日の試合で気になったところ?
「ボールの流れをもっと速くしたいです。今日は金沢が8人でしっかりとブロックを組んでいたので、なかなかそこを突破できませんでした。その守備を崩すためにはボールを速く動かし、生まれたスペースを攻略しなければなりません。そういう意味で速いボールの流れ、ボール回しに取り組まなければいけないと思っています」
Q:後半思うようにダメージを与えられなかったのは、どういう部分に問題があったと考えていますか?
「先ほど申し上げた通り、スピード感を持ってしっかりとボールを回せなかったからだと思います。同サイドに寄せて、逆サイドにフリーマンを見つけるというコンセプトを持っていますが、その部分が思うようにいきませんでした」
■西谷和希選手
Q:ブロックを敷かれた中、サイドから効果的な攻撃を仕掛けていると見えました。
「今シーズンの基本となるサッカーはウイングが幅を取って、そこでの1対1を有効に使おうとするものです。前半はその形で上手く突破ができ、相手が嫌がってスペースを埋めに来たら中央が空いてくるので、何本かの決定機を作ることができました。ただ、後半は相手がウイングへの対応を修正してきて、前半ほど有効な攻撃は出せませんでした。
今日は僕らのシャドーには相手ボランチがマンツーマンで付き、ウイングにはSBが付くという特殊な守備でしたが、アンカーの選手をDFラインに落とし、SBを両肩上りにして攻撃の枚数を増やすというようなアイデアが必要だったかもしれません。まだ実戦で出せるほどの経験が無かったので、今後このような相手と戦う時の課題として取り組みたいです。ボールを保持していたらOKというわけでなく、やはりどうやってゴールにつなげていくのかが大切なので、監督や選手同士でしっかりとアイデアを出し合いながら、良い方向へ進めるように努力します」
Q:決めるべき時に決めることは、シーズン通して取り組むべき課題ですね。
「今日は開幕戦ということもあり、各自がファン・サポーターの前でアピールしたいという気持ちがいつもより強く、冷静さを欠いた部分があったかもしれません。でも、それは選手としてすごく大切なことで、「自分がやってやる」という気持ちの無い選手はピッチに立つべきではないと思っているので、そこに関してはあまり気にしていません。ただし、決め切るという点では、数回のチャンスがあったので、しっかり落ち着いてゴールへ流し込めるようにならなければいけないと思っています。シーズンを進めながら修正していきたいです。
あとは攻撃面で、もっとペナルティエリアへ入って行く回数を増やしたいです。監督もそう思っていらっしゃるので、速いパス回しで相手を寄せて、そして素早く逆に展開してアタックするという練習もこれから取り入れると思うので、完成度を高められるように取り組みます」
Q:アディショナルタイムに惜しいシーンがありました。人が多い中でしたが、相手GKやボールは見えていましたか?
「ボールは見えていませんでしたが、逆サイドを狙い、なんとか枠に入れることだけを考えて合わせました。GKまでは見られていなかったのですが、あそこでニアサイドに流し込める準備や嗅覚はこれから重要になってくると思います。もっとチームを引っ張っていけるようにするため、あのような場面でも決められる選手になりたいです」
Q:チームを引っ張ろうとする気持ちは、昨シーズンよりも強いですか?
「そうですね、強いように思います。若い選手が多いので、今日であれば彼らがリラックスできるように試合前からコミュニケーションを取ったり、試合中は頻繁に声を掛けて自信を持たせたり、いろいろ考えながらやっていました。プレー面でも自分がチャレンジする姿を見せることで、ミスを恐れずプレーする勇気を持ってもらえるのではと考えました。引き続き先頭に立ってチームを引っ張っていきたいです」
Q:金沢はブロックを敷きながら、徳島のシャドーやウイングにマンツーマンで対応しており、やりにくさがあったと思います。またカウンターへのケアもあり、攻撃が定まりませんでした。
「試合後にDFラインの選手に聞くと、SBを上げる方法もあったけど、やはりカウンターが怖いという話が出ていました。そうなった時にCBからFWへのパスコースが空いていたので通したりもしましたが、そこへ入った時にサポートできる選手が立ち位置の関係上足りなくて、パスが通ってもその後失うシーンがありました。後半は受ける前に少し落ちて、食い付いた相手DFの背後を両ウイングが狙う形になりましたが、思うようにならなかったので、合わせるために練習していきます」
Q:勝点1という結果をどのようにとらえていますか?
「結果だけを見ると許せないというか、自分たちに要求しているものが高い分、良いとは思っていません。全部の試合に勝つつもりでいましたから、開幕戦で勝点を落としてしまったことは悔しくてなりません。次の試合以降全てに勝利できるよう、心身ともに準備を整えてやっていきます」

■内田航平選手
Q:昨シーズンは怪我の影響で悔しい一年だったと思います。どのような思いで今日のピッチに立ちましたか?
「昨シーズンは全然プレーできなくて、悔しいというか、すごく迷惑をかけてしまったという思いでした。今シーズンはJ2ですが、試合に出るからにはチームにポジティブな還元をしようと思いプレーしていました。今日の試合で勝利という結果が出なかったことは悔しいですが、今シーズンはその気持ちを忘れないようにプレーしていきます」
Q:攻守で安定したプレーを見せてもらいましたが、攻撃時においては何を考え、どこを見ていたのですか?
「相手がブロックを敷いてきたので、ボールを出し入れしながら相手を誘い出すのが狙いのひとつでした。でも、なかなか食い付いてくれなかったし、守備も人に付くマンツーマンのようなやり方なので、それをどうやってずらしていくのかを考えながらボールを動かしました。相手はカウンターを狙っていたので、ローテーションでSBが高い位置を取るのは少しリスクがありました。それも試合を難しくした点のひとつです。
僕がボールを持った時は二列目の西谷選手や白井選手を見るようにしていました。ちょっとロングボールが多くなってしまいましたが、何度か良いパスも通せたので良かったと思っています」
Q:出し入れが難しかったのは、相手と我々のどちらに要因があると思いますか?
「相手が出てこなかったこともありますし、先制点を取っていれば相手は自ずと出てこなければいけない状況になるので、前半のビッグチャンスを決めておけばもう少し違う展開でボールを動かせたのかなとも思っています」
Q:今日の試合で良かった点や気になった点があれば教えてください。
「全体的には相手を押し込んだ時間も長く、良かったのかなと思います。逆に相手はカウンターを狙っていたので、それが思い通りだったのかもしれません。しかし、僕たちのスタイルである押し込んでボールをしっかりと動かすという点は、ここまで取り組んできたことをある程度出せたと思います。
改善点としては、僕たちは渡井選手と白井選手にボールを通して攻撃のスイッチを入れるのですが、相手もそこにマンツーマンで厳しく来ており、中央へ通すことができませんでした。SBが高い位置を取り白井選手がそこへ落ちるとか、そういった出入りをしたかったのですが、その点は少し改善の余地があります」

■櫻井 辰徳選手
Q:攻撃面における今日の役割を教えてください。
「アンカーでボールを捌くことです。公式戦でしたが考え過ぎず、自分の特徴ややるべきことを普段通り出そうと思ってプレーしました。相手が4-4-2のブロックを敷いて中への縦パスを通させてもらえなかったので、サイドからの攻撃に頼り過ぎた部分はあります。ボールを動かすスピードを速くすることで、その問題も修正できるようになると思います。
久しぶりの公式戦で少し緊張もしましたが、前半は落ち着いて思ったようにボールも触れました。後半はあまりボールに触れず、縦パスもなかなか入れられなかったので、トレーニングの中でチームメイトと合わせていければと思っています」
Q:後半にボールを触れなくなった要因は?
「相手のFWに捕まったままで、自分のポジションに留まり過ぎていたように思います。相手2トップの脇に流れて受けたり、工夫が必要でした」
Q:今日はセットプレーのキッカーを務めましたね。
「球筋はストレートとカーブだけですが、セットプレーで良いボールを蹴ることも求められています。今日のような堅い試合はセットプレーが大事だと思っていたのですが、少しキック精度が足りなかったので、そこは練習して精度を高めていきたいです」
Q:サイドからの攻撃が多かったことについて、ピッチ内での話し合いはありましたか?
「特にはありませんでしたが、個人的にそう思いました。相手は固めてカウンターを狙っていたので、そこで一か八かで中を刺してカウンターを受けるより、サイドから攻めようと判断しました」

~ハーフタイムコメント~(ダニエル ポヤトス監督)
・まずは全員で1点を取ろう。そして主導権を握ろう
・相手の攻撃はシンプルだが注意を怠らず集中して守ろう
・慌てず、がまん強く、ボールを動かして行こう
~試合前日コメント~
■石井 秀典選手
Q:開幕に向けた今の心境を教えてください。
「開幕戦というのはどうしても気持ちが昂りますし、個人的にも強い想いはあります。シーズンを通してみれば42試合のうちの1試合ですが、ファン・サポーターの皆さんの期待も大きいと思うので、大事にしたいと思います」
Q:今年のチームのプレー面と人間的な面での印象について。
「プレー面で言えば、すごく真面目に監督の言っていることをやろうとしていると感じます。人間的な面では、例年に比べればおとなしめの選手が集まっている印象です。僕はいつも変わりませんが(笑)、もっともっと出てきてくれると嬉しいです」
Q:プレー面での手応えについて
「もちろんいい時も悪い時もあります。やりたいことはみんな理解していると思います。ただやりたいことをやればすべてやればうまくいくわけではないので、より良くなるために工夫してやっていきたいと思っています」
Q:金沢の印象について教えてください。
「僕らの知っている例年の金沢であれば、守備も厳しく来ると思いますしすごくハードワークしてシンプルに攻撃してくる印象です。それに対して、自分たちのボールをつなぐサッカーをいかにできるか、また、高い位置からプレッシャーをかけて、いかに自分たちのショートカウンターを仕掛けることができるのか、そういった試合になると思います」