試合日程・結果
2022年06月26日 明治安田生命J2リーグ 第23節
vs ザスパクサツ群馬 | ||||
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1 | 0 前半 0 1 後半 0 |
0 | ![]() |
後半32分
ムシャガ バケンガ |
得点者 | |
---|---|---|
後半20分
IN : [MF] 20 児玉 駿斗 OUT : [MF] 11 杉森 考起 後半30分 IN : [MF] 39 西野 太陽 OUT : [MF] 37 浜下 瑛 後半30分 IN : [FW] 9 ムシャガ バケンガ OUT : [FW] 17 一美 和成 後半38分 IN : [MF] 27 櫻井 辰徳 OUT : [MF] 23 玄 理吾 後半38分 IN : [DF] 2 田向 泰輝 OUT : [MF] 36 エウシーニョ |
交代 |
後半15分
IN : [FW] 30 山根 永遠 OUT : [MF] 38 天笠 泰輝 後半15分 IN : [MF] 14 白石 智之 OUT : [FW] 39 髙木 彰人 後半22分 IN : [FW] 11 深堀 隼平 OUT : [FW] 23 平松 宗 後半36分 IN : [DF] 19 岡本 一真 OUT : [MF] 25 小島 雅也 後半36分 IN : [DF] 4 川上 優樹 OUT : [FW] 10 田中 稔也 |
警告 退場 |
試合会場 | 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム | キックオフ | 18:00 |
---|---|---|---|
芝状態/グランド | 全面良芝/ | 天候/風 | 晴/弱風 |
気温/湿度 | 25.1度/77% | 観客数 | 3812人 |
主審 | 小屋 幸栄 | 副審1 | 穴井 千雅 |
副審2 | 竹長 泰彦 | 第4審判 | 高崎 航地 |
後半 | 前半 | 前半 | 後半 | |
---|---|---|---|---|
1 | 0 | 得点 | 0 | 0 |
0 | 0 | PK | 0 | 0 |
5 | 1 | GK | 3 | 3 |
3 | 4 | シュート | 0 | 5 |
8 | 3 | FK | 3 | 7 |
1 | 1 | CK | 0 | 3 |
0 | 0 | イエローカード | 0 | 0 |
0 | 0 | レッドカード | 0 | 0 |
0 | 1 | オフサイド | 1 | 1 |
スターティングメンバー
徳島 | チーム | 群馬 |
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ダニエル ポヤトス | 監 督 | 大槻 毅 |
1 ホセ アウレリオ スアレス |
G K |
21 櫛引 政敏 |
6 内田 航平 14 カカ 13 新井 直人 |
D F | 2 城和 隼颯 32 渡辺 広大 22 高橋 勇利也 |
7 白井 永地 36 エウシーニョ 23 玄 理吾 37 浜下 瑛 10 渡井 理己 11 杉森 考起 |
M F | 25 小島 雅也 15 風間 宏希 16 久保田 和音 38 天笠 泰輝 |
17 一美 和成 |
F W | 10 田中 稔也 39 髙木 彰人 23 平松 宗 |
[GK] 31 長谷川 徹 [DF] 3 石尾 崚雅 [DF] 2 田向 泰輝 [MF] 27 櫻井 辰徳 [MF] 20 児玉 駿斗 [MF] 39 西野 太陽 [FW] 9 ムシャガ バケンガ |
SUB |
[GK] 44 山田 晃士 [DF] 4 川上 優樹 [DF] 19 岡本 一真 [MF] 27 奥村 晃司 [MF] 14 白石 智之 [FW] 30 山根 永遠 [FW] 11 深堀 隼平 |
コメント
■ダニエル ポヤトス監督
「群馬は素晴らしいチームで、天皇杯では浦和にも勝利していますし、今日は難しい試合になると理解していました。しかしそのような相手にも、選手たちは完璧な試合をしてくれたと思っています。群馬は守備のオーガナイズが上手いチームですが、選手たちは良い攻撃をし、ダメージを与えていたと思います。今日の勝利はヴォルティスにとって重要な勝利だったと思っています」
Q:アンカーに入った白井選手のポジショニングがとても工夫されていましたが、準備していたものだったのですか?
「前半戦と今の群馬ではチームが変わっています。前半戦では前からプレスをかけていましたが、今は4-4-2で中央を閉めながらブロックを作っています。ですから、私たちはインサイドハーフのところでフリーマンを見つけ、サイドで2対1になるような攻撃を考えていました。その中で白井選手のポジショニングですが、なかなか相手が崩れなかったので、スタッフの助言と白井選手の判断によって変化を付けることで、良い形のビルドアップができるようになりました」
Q:バケンガ選手はここまで苦しんでいたと思いますが、結果が出たことについて監督はどう思いますか?
「彼は働き者で、プロフェッショナルの鏡だと思っています。ここまで決定機に決め切れない状態が続いていましたが、それでも腐らず、投げ出さず、常にチームのことを考えた振る舞いに、私は共鳴を受けています。ゴールが決められないということは世界中のFW全員が苦しむ点ですが、今日のゴールをきっかけにしてチームに活力を与えてくれるだろうと思っています。ゴールこそ決められませんでしたが、彼は先日の柏戦から良いパフォーマンスを見せてくれていたので、彼の姿勢全てに満足しています」
Q:固く中央を閉じていた群馬に対して、攻撃面ではどのような部分が効果的でしたか?
「選手たちが試合の流れを読んでくれたことです。相手が後ろに沈む(引いて守る)ということはわかっていましたが、サイドの浜下選手や杉森選手のところでダメージを与えられると思っていました。後半は児玉選手が内側に絞って、エウシーニョ選手がサイドエリアからダメージを与えられるということも伝えていました。そして決定機を逃さず決め切れたことが最大のポイントでした」
Q:無失点で終えた守備に関して、良かった点はどこでしたか?
「ボールの有る無しにかかわらずインテンシティ、プレー強度だと思います。柏戦も素晴らしかったのですが、継続してチームが表現してくれた点が良かったと思います。プレー強度が無ければ、どのチームにも勝つことができません」
Q:今日、サポーターはチームが何を表現してくるのか期待していたと思います。試合を終え、彼らに何を伝えたいですか?
「ファン・サポーターの皆さんがクラブにとって必要な存在であるということは十分承知しています。今日も試合の終盤には難しいジャッジがありました。しかし、そんな時にも皆さんがチームに活力を与えてくれました。前半戦を終えて思うような勝点を取れていないことに対し、私が先頭で皆さんの批判を受ける立場にあります。しかし後半戦は前半戦で勝てなかった分も皆さんに喜んでいただけるようにチームを進めていきます」
Q:あらためて、勝利の感想をお願いします。
「素直に嬉しいです。勝利が全てのことに影響してくると思います。勝利により選手とファン・サポーターのつながっている姿を見ることが私の喜びなので、後半戦はひとつでも多くの勝利を皆さんに届けたいと思っています」
■ムシャガ バケンガ選手
Q:試合を終えてどのような心境ですか?
「ほっとしました。そして、とても嬉しいです」
Q:ここまで苦しんでいた気持ちは少し変化しそうですか?
「いつも試合の後は4~5時間くらいしか寝られなかったのですが、今日は初めてよく眠れる日になりそうです。9~10時間くらい眠れそうです」
Q:ピッチへ入る前から、少しずつ攻撃が機能し始めていました。どのようなイメージを持って入りましたか?
「前半はなかなか上手くいっていませんでしたが、ハーフタイムに監督からいろいろな変更があり上手く攻められるようになったと思います。ただクロスは少なかったので、入る時はチームメイトに「とにかくクロスを入れてくれ」と言いました。そして渡井選手が良いボールを入れてくれたので、彼に感謝するしかないです」

■渡井 理己選手
Q:アシストとなったクロスの場面を解説してください。
「1対1で勝負して少し中へ運ぶという選択肢もありました。中に人がいるのはわかりましたが、正直十分に見えていませんでした。ただ、あそこに人が入って来てくれるのではないかと思ったのと、インスイングのボールだったのでそのまま、もしくは誰かが触って入る可能性もありました。そのような考えでクロスを入れました」
Q:それ以外でも、ドリブルで相手に挑むなど、積極的なチャレンジが見られました。ポゼッションに加えてどこかでチャレンジしなければ決定機は生まれないということが分かった試合だったように思いますが、渡井選手はどう思っていますか?
「ウイングに預けて攻撃をスタートしてしまう分、相手も守りやすいという試合が続いたので、自分が持った時は積極的に仕掛ける回数を増やしたいと思っていました。ドリブルで中央へ行くことによってサイドの選手がよりフリーになれますし、外を切ってきたら中へドリブルすることもできます。ボールを持って前に向くだけで相手守備者は出て来られなくなるので、そうすればウイングの選手が裏へ走ることもできます。そういった選択肢をもっと増やせられるようにインテリオールの選手がアイデアや大胆さを出していきたいと思います」

■エウシーニョ選手
Q:勝利の感想を聞かせてください。
「勝つしかない試合だったので、非常に嬉しく思いますし、頑張って戦ってくれた仲間たちにもありがたく思っています。もっと上を目指す以上、ここから勝ちを積んでいかないといけないので、次の試合に向けて頑張りたいです」
Q:相手のブロックのどんなところを狙っていましたか?
「相手は引いていましたが、試合の中でズレなどは必ず起こるので、そのズレが生まれるきっかけに自分がなれるような動きをしようとしていました。自分はDFですが攻撃的な選手であり仕掛けることで自分の良さが出るので、ボールを持っている時でもオフザボールの時でも、相手の背後は常に狙っていました」
Q:選手交代の前後でエウシーニョ選手の立ち位置が変わりました。
「相手が引いている中で、右サイドに張っている選手は2人も必要ないとわかっていたので、浜下選手と組んでいる時は浜下選手が外に張れるようなポジションをとりました。(交代後は)児玉選手はボールを持つタイプなので中にいけるように、そして、自分は一人で外の高い位置をとれるような状態を作ったことが相手のズレにもつながったと思います」
Q:そのあたりも含めて、チームメイトとの連携の部分は良くなってきましたか?
「徐々にいい感覚をつかめていると思っています。ピッチ上ではジェスチャーや簡単な言葉でコミュニケーションをとれていますし、毎日一緒に練習をする中で良くなってきています」
Q:試合を重ねるごとにコンディションは上がってきていますか?
「今日の感覚では、ベストな状態まで持って行けていると感じています」

~ハーフタイムコメント~(ダニエル ポヤトス監督)
・ライン間でパスコースをつくろう
・背後のアクションを増やそう
・慌てずボールを保持しよう
~試合前日コメント~
■ムシャガ バケンガ選手
Q:リーグ後半戦に向けて。
「流れを急に変えることは難しいですが、個人的にはできることは何でもしていきたいと思います。毎日の練習から一生懸命プレーしチャンスを得て、最終的に点を取ることを目標に頑張っていきたいです」
Q:天皇杯の柏戦は決めきれませんでしたが、バケンガ選手にも決定機もありチャンスを作ることはできていました。
「これまではそのチャンスすら少なかったので、まずチャンスの場面にいられたことは良かったと思います。しかしながら点を取れなかったことはやはり悔しいです。これまでの自分なら必ず決め切っていたシーンもありましたし、そういうチャンスに慣れていなかったのかもしれませんし、それが今の難しい状況を表していたんじゃないかと思います」
Q:しかしながらチャンスまでの過程でも、ボールをしっかり収めながら起点になることができていました。
「今は高いモチベーションを持ってプレーできています。身体のコンディション的にも良い状態です。一時期は筋肉をつけすぎていましたが、今は調整してよりスムーズにプレーができる感覚を持てています。また、日本の審判の基準もようやく分かってきましたし、日本にくるまでやっていた体の使い方は忘れて、工夫して自分のプレーを変える努力をしています」
Q:群馬の印象について
「一番気を付けるべき点はカウンターアタックです。彼らはカウンターとセットプレーを得意としています。ボールを保持できるのでそういう試合展開になると思いますが、ボールを持つだけではなくてしっかりとゴールに向かって攻撃することが大事だと思います。それができれば勝てる確率も高くなると思います」