試合日程・結果
2023年08月26日 明治安田生命J2リーグ 第32節
vs ツエーゲン金沢 | ||||
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1 | 1 前半 0 0 後半 0 |
0 | ![]() |
前半39分
西谷 和希 |
得点者 | |
---|---|---|
後半16分
IN : [MF] 39 西野 太陽 OUT : [MF] 15 棚橋 尭士 後半26分 IN : [MF] 10 杉本 太郎 OUT : [FW] 8 柿谷 曜一朗 後半26分 IN : [DF] 3 石尾 崚雅 OUT : [MF] 18 エウシーニョ 後半41分 IN : [MF] 27 櫻井 辰徳 OUT : [MF] 54 永木 亮太 後半41分 IN : [FW] 16 渡 大生 OUT : [FW] 9 森 海渡 |
交代 |
後半0分
IN : [FW] 26 木村 勇大 OUT : [FW] 19 豊田 陽平 後半26分 IN : [FW] 9 林 誠道 OUT : [FW] 15 奥田 晃也 後半32分 IN : [MF] 14 石原 崇兆 OUT : [DF] 2 長峰 祐斗 後半41分 IN : [MF] 10 嶋田 慎太郎 OUT : [MF] 7 加藤 潤也 |
警告 退場 |
前半29分
警告 山本 義道 |
試合会場 | 石川県西部緑地公園陸上競技場 | キックオフ | 19:00 |
---|---|---|---|
芝状態/グランド | 全面良芝/ | 天候/風 | 雷のち雷雨のち曇/弱風 |
気温/湿度 | 27.8度/74% | 観客数 | 4874人 |
主審 | 松本 大 | 副審1 | 塚越 由貴 |
副審2 | 山村 将弘 | 第4審判 | 中澤 涼 |
後半 | 前半 | 前半 | 後半 | |
---|---|---|---|---|
0 | 1 | 得点 | 0 | 0 |
0 | 0 | PK | 0 | 0 |
11 | 5 | GK | 2 | 4 |
4 | 3 | シュート | 4 | 6 |
5 | 8 | FK | 6 | 5 |
1 | 1 | CK | 2 | 4 |
0 | 0 | イエローカード | 1 | 0 |
0 | 0 | レッドカード | 0 | 0 |
0 | 3 | オフサイド | 0 | 0 |
スターティングメンバー
徳島 | チーム | 金沢 |
---|---|---|
吉田 達磨 | 監 督 | 柳下 正明 |
1 ホセ アウレリオ スアレス |
G K |
1 白井 裕人 |
26 森 昂大 6 内田 航平 2 田向 泰輝 |
D F | 25 小島 雅也 38 山本 義道 39 庄司 朋乃也 2 長峰 祐斗 |
7 白井 永地 18 エウシーニョ 54 永木 亮太 24 西谷 和希 15 棚橋 尭士 |
M F | 17 梶浦 勇輝 8 藤村 慶太 7 加藤 潤也 20 加藤 大樹 |
8 柿谷 曜一朗 9 森 海渡 |
F W | 15 奥田 晃也 19 豊田 陽平 |
[GK] 21 田中 颯 [DF] 3 石尾 崚雅 [DF] 22 ルイズミ ケサダ [MF] 27 櫻井 辰徳 [MF] 39 西野 太陽 [MF] 10 杉本 太郎 [FW] 16 渡 大生 |
SUB |
[GK] 21 中野 小次郎 [DF] 35 孫 大河 [MF] 10 嶋田 慎太郎 [MF] 14 石原 崇兆 [MF] 18 小野原 和哉 [FW] 9 林 誠道 [FW] 26 木村 勇大 |
コメント
■吉田 達磨監督
徳島ヴォルティスの監督を引き受けてから3日でここへ来ました。何ができたか、何ができなかったかというよりも、まず徳島からこれだけ多くのサポーターのみなさんが来てくれました。400人と聞いた時には驚きました。そういった声援の中で連勝をかけて戦いました。対戦相手はツエーゲン金沢で、31試合をやった結果、両チームとも今いる位置から脱しようとするこの対決で、サポーターが勝利を本当に力強く後押ししてくれました。
何より選手達が頑張ってくれました。監督が交代して、僕ほどではないかもしれませんが、おそらく多少の緊張をしていたと思いますし、疲労が出てもおかしくなかったと思います。前節勝っている事、今日勝てた事で、勝利の味が選手達やスタッフ、クラブの中にしっかりと根付き始めればいいなと思っています。
次の試合が大事ですが、今日の選手達の前半のパフォーマンスは本当に見事でしたし、当然ですが後半リードしている中で少し圧を受けて守りに入ってしまうのはサッカーでは仕方のないことです。金沢さんの圧力や迫力のある攻撃にヒヤッとする場面もいくつかありました。ただ相手のシュートもクリーンヒットではなく、GKの手に収まるようなシュートになったというのは、選手達に勝ち癖が身に着きつつある証拠なのかなと思います。
徳島ヴォルティスのサッカーのイメージは、私も持っていますし、これまでの監督の皆さんがつないできた歴史もあります。私が来て何かをしようとか、これをやってやろうというのは全く考えておらず、しっかりと歴史を繋いだ中で僕にできる事を一生懸命これからもやるだけかなと思います。
ただ今日は本当にほっとしましたし、安心しました。これだけ多く来てくれたサポーターの皆さんに勝点3と笑顔と夏休みの思い出を持って帰ってもらえてよかったです。また、私と交代したベニャートラバイン前監督にも、おめでとうと贈りたいと思います。
Q:初采配、初勝利おめでとうございます。率直な気持ちを教えてください。
ほっとしました。良かったです。監督として沢山の試合をしていますが、ものすごく勝ち続けてきたわけではありませんし、残留を争う経験もしています。それでも今日はもしかしたら今までで一番疲れたかもしれません。(シーズン)途中ですし、選手の名前も混同することもありましたが、本当にほっとしました。ベンチではスタッフのみんなに助けられました。
Q:前節同様に、システムもほぼ同じで、メンバーも大幅な入れ替えもなく臨みました。
前節勝利している流れもありますし、ヴォルティスの試合は比較的見ていた方ですが、来て3日なので勝っているのに何かをしようとは考えていませんでした。できるだけ崩さずにわずかに入れ替えてスタートしました。
Q:後半押し込まれた中で、ピッチの前で、身振り手振りを交えて檄を飛ばしている姿が印象的でした。どんな気持ちでどんな言葉をかけていたのでしょうか?
ピッチにはほとんど届かないのですが、『あの人も戦っているな』と感じてもらえたりとか、戻るとか出ていくといったように勝負を決めるのは要所を締める事です。戦略や戦術というのは試合を優位に運んだり自分達に誇りを持つ意味では本当に大きいですが、勝負を決めるのは一瞬のところです。外から見ている中で、相手の攻撃に蓋を閉めるところだけは声をかけましたが、残りの戦術的なところは選手達がお互いに解決してくれました。気づいた所に走ったりということは、今日の90分を通して、選手達は本当によくやっていたと思います。
Q:まずは1試合終わりました。この試合を経た監督自身が得た収穫と課題があれば教えてください。
率直に言えば選手たちの特徴を完全には把握しきれてはいないのですが、ただコーチングスタッフがいるので、逆に問題が無いんだなというのもわかりました。これまで長く在籍している甲本ヘッドコーチを中心に、かなり密にサポートを受けられているので、本当に安心したということを終えてみて思いました。
チームの課題としては、勝っていく事だと思います。あとは勝つためのちょっとした所をどれだけ大切に持ち続けられるかなんじゃないかと思います。
Q:先ほど『戦術的なところは選手達が個人個人で判断して』という事でしたが、前半途中から柿谷選手が捕まらないようにプレーしていました。そのへんは選手達が臨機応変にやっていたという事でしょうか?
そういうのは上手な選手たちです。柿谷選手も棚橋選手も上手ですから、捕まるなと言えば捕まらないようにプレーできますし、賢くやったなと思います。

■西谷 和希選手
Q:試合を振り返って
なかなか勝てない中でしたが、選手・スタッフみんなが何とかもがきながらバラバラにならずに改善点に対して日々取り組み続けた結果が連勝につながったと思います。この1週間だけ頑張ったというよりも、今まで結果が出ていなかったときも頑張ってきたことが形になったかなと思います。本当にまだまだですが、日々の努力が少し実ったかなと思います。
Q:素晴らしいゴールでした。
まずチームとしてしっかりとアタッキングエリアまで運ぶことができて、そこから個人のアイデアを出していくことができます。棚橋選手がいい仕掛けをしていいボールを上げてくれました。そこにゴールへの嗅覚のある柿谷選手が飛び込んでくれてDF2枚引き付けてくれて、自分はファーに入っていくことができました。
Q:ゴール後はベンチへ向かいましたが?
柿谷選手がベンチへ行こうと言ってくれました。
Q:吉田達磨監督になり、西谷選手自身の中で変化はありましたか?
監督からは『いつも通りやってくれ』と言われました。背後へのランニングを狙ったり、仕掛けられるところでは仕掛けたり、スペースを作り出す動きも意識していました。そういった事はどの監督であっても求められると思うので、より自分の質をもっともっと上げていきたいと思います。
Q:立ち位置はこれまでと同じ4-2-3-1でしたが、戦術的に変化はあったのですが?
4-2-3-1の可変システムみたいな形でした。右サイドの棚橋選手がインテリオールのような立ち位置に入って右SBを高い位置に上げて、左サイドは相手をロックしながら背後のラインニングと仕掛けられる所でアタックすることを意識しました。中盤では流動性を作りながら相手の背中を取っていけるようにしていました。
Q:後半途中から3-4-2-1の新しい形も見えましたが、短いトレーニング期間でやっていたのですか?
全くやっていませんでしたが、(監督の)言っていることはだいたい理解できていました。中盤での4人で相手のボランチを囲んでしまう狙いがありましたが、そこはなかなか上手くできませんでした。
本来は守備の時にリトリートするだけではなく、3-4-3でWBがDFラインに並ばずに出られるようにと思っていましたが、上手くプレスもかけることができなかったので、少し変更をしました。

■森 昂大選手
Q:試合を振り返って
前半は徳島がボールを握って1点を取っていい形で終えることができました。後半はほとんど押し込まれるような形でしたが、全員が最後のところで体を張って守ることができたのはポジティブだと思います。
Q:守備対応ではどんなことを心掛けていましたか?
ずっと押し込まれる時間帯が続いていましたが、失点しなければ問題ないという意識で全員やっていました。剥がされたとしても最後のところで体を張って守れれば勝てると思っていました。自分もスライディングでブロックできたことで勢いを持ってやれたと思います。
今まで最後の最後で点を取られる苦い思いをしているので、その教訓があるからこそ全員が声を掛け合いながら絶対やらせない雰囲気ができて、今日の勝利につながったと思います。
Q:今季初の連勝となりました。今後の意気込みを。
順位の近い山口と金沢に勝つことができた事は大きいです。また遅くなってしまいましたが連勝することができました。ここからもっと上に上がっていかないといけないと思うので、残り10試合で、少しでも順位を上げていきたいです。

■棚橋 尭士選手
まずは勝つことができて良かったです。
Q:スタメンでの出場となりました。
初めてのポジションでしたが、(同じ右SHの)西野選手のように外に張るというよりも今回は結構内側に入って、柿谷選手と共にシャドー気味にボールを受けて、エウシーニョ選手を高い位置に置くことを戦術的に要求されていました。ただ、エウシーニョ選手との連携の部分でもう少しいい関係を築くことができれば、攻撃の幅が広がるんじゃないかと思います。
Q:監督が交代しましたが個人的な影響はありましたか?
ベニャートラバイン前監督に結構使ってもらっていましたし信頼してもらっていたので、ベニの元で成長したい気持ちもありましたが、こうなった以上また一からのスタートとなるので、吉田監督にアピールしなくてはいけないと思っています。全員が同じ位置からのスタートになるので、そこはポジティブに捉えています。
常にスタメンで出られる準備もしていますし、今後先発で出場する回数が増えれば自信にもつながっていくと思っています。
Q:60分間出場してスタミナやパフォーマンス的には問題なかったですか?
今日に関しては、初めてのポジションで上下動も多かったので前半は結構きつかったですけど、後半になってエウシーニョ選手がそれほど高い位置を取らない戦術になりました。ただ、そこから上手く自分達の攻撃に繋げることができなかったので、そこでもっと打開策があれば良かったと思います。
Q:先制点のアシストについて
あの位置で上手くボールを引き出すことができました。前を向いた状態だったので、あそこの位置で縦に仕掛けることができました。あそこまでえぐることができれば、ファーサイドが空くかなと思っていたので、相手に少し当たりましたがゴールにつながって良かったです。
Q:今後の意気込みを教えてください。
変わらず厳しい戦いになります。自分たちの置かれている立場はまだ変わらないので、1つでも順位を上げることができるように頑張ります。
