試合日程・結果
2023年10月28日 明治安田生命J2リーグ 第40節
vs V・ファーレン長崎 | ||||
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2 | 1 前半 1 1 後半 0 |
1 | ![]() |
前半35分
安部 崇士 後半24分 白井 永地 |
得点者 |
前半11分
カイオ セザール |
---|---|---|
後半0分
IN : [FW] 9 森 海渡 OUT : [FW] 8 柿谷 曜一朗 後半19分 IN : [DF] 2 田向 泰輝 OUT : [MF] 10 杉本 太郎 後半29分 IN : [MF] 30 坪井 清志郎 OUT : [FW] 11 杉森 考起 後半44分 IN : [MF] 37 浜下 瑛 OUT : [MF] 39 西野 太陽 後半44分 IN : [MF] 27 櫻井 辰徳 OUT : [MF] 24 西谷 和希 |
交代 |
後半13分
IN : [MF] 38 松澤 海斗 OUT : [FW] 19 澤田 崇 後半25分 IN : [FW] 27 都倉 賢 OUT : [MF] 10 カイオ セザール 後半32分 IN : [MF] 14 名倉 巧 OUT : [MF] 2 マルコス ギリェルメ 後半32分 IN : [MF] 35 安部 大晴 OUT : [MF] 6 鍬先 祐弥 |
警告 退場 |
試合会場 | トランスコスモススタジアム長崎 | キックオフ | 14:00 |
---|---|---|---|
芝状態/グランド | 全面良芝/ | 天候/風 | 晴/弱風 |
気温/湿度 | 23.2度/32% | 観客数 | 8010人 |
主審 | 高山 啓義 | 副審1 | 唐紙 学志 |
副審2 | 亀川 哲弘 | 第4審判 | 上田 隆生 |
後半 | 前半 | 前半 | 後半 | |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | 得点 | 1 | 0 |
0 | 0 | PK | 0 | 0 |
5 | 6 | GK | 2 | 5 |
4 | 10 | シュート | 9 | 9 |
10 | 5 | FK | 6 | 7 |
4 | 1 | CK | 2 | 3 |
0 | 0 | イエローカード | 0 | 0 |
0 | 0 | レッドカード | 0 | 0 |
0 | 2 | オフサイド | 1 | 0 |
スターティングメンバー
徳島 | チーム | 長崎 |
---|---|---|
吉田 達磨 | 監 督 | ファビオ カリーレ |
1 ホセ アウレリオ スアレス |
G K |
21 波多野 豪 |
26 森 昂大 6 内田 航平 4 安部 崇士 |
D F | 8 増山 朝陽 25 櫛引 一紀 40 白井 陽貴 23 米田 隼也 |
7 白井 永地 54 永木 亮太 39 西野 太陽 24 西谷 和希 10 杉本 太郎 |
M F | 10 カイオ セザール 6 鍬先 祐弥 47 マテウス ジェズス 2 マルコス ギリェルメ |
11 杉森 考起 8 柿谷 曜一朗 |
F W | 9 フアンマ デルガド 19 澤田 崇 |
[GK] 21 田中 颯 [DF] 2 田向 泰輝 [MF] 27 櫻井 辰徳 [MF] 37 浜下 瑛 [MF] 30 坪井 清志郎 [FW] 16 渡 大生 [FW] 9 森 海渡 |
SUB |
[GK] 31 原田 岳 [DF] 18 今津 佑太 [DF] 28 高橋 峻希 [MF] 14 名倉 巧 [MF] 35 安部 大晴 [MF] 38 松澤 海斗 [FW] 27 都倉 賢 |
コメント
■吉田達磨監督
お互いに非常に熱のある、勝ちたいという気持ちがぶつかった90分だったと思います。徳島でのパブリックビューイングにも100名近い皆さんが応援をしてくれましたし、メインスタンドにもバックスタンドにもゴール裏にもヴォルティスサポーターの皆さんがいて、選手達は最後まで走り抜いてくれたと思います。
僕たちは争いの中にいますから、その中で勝点0や1ではなく勝点3で帰る事ができるという意味でも、大きな勝利になったと思います。
システムを変えながら戦いましたが、相手のパワフルさと正確さに苦しみました。磐田戦では0-3で負けましたがすごく手応えがありましたし、この試合の前もチーム全員でトレーニングを積んできました。
練習の中ではレギュラー組とサブ組に分かれるような場面もありますが、サブ組もかなりいいテンションでトレーニングをしてくれて、(試合に来る)18人はかなり迷って考え抜いてここへ来ました。その中でしっかりと好調だった選手が途中から出て走る姿も見られたというのは、残り2試合ですがさらなる活性化になったと思いますし、勝点3を積めるチャンスが2つありますから、僕たちはもう一度走るという意味でも、走り抜いて勝ったという事は、チーム全員にとって良かったと思います。もちろん試合の内容も大事ですが、今日は内容というよりはしっかりと走り抜いて勝てた事が全てだと思います。
また徳島へ帰って、頭を切り替えて次の藤枝戦に向けて臨みたいです。
Q:最後まで勝利への執念が感じられる試合でした。前半はこぼれ球も相手に拾われるシーンが多く、サイドも相手に使われていたように見えましたが、後半はそれが改善されていたように見えました。どういった修正をしましたか?
本当にその通りで、相手にセカンドボールを拾われました。1つはGKからのゴールキックが安部選手の頭を超えて2~3回出てしまいましたが、フアンマ選手やカイオセザール選手の圧力をやはり感じていたと思います。自分達が落ち着いてプレーすることができなくて、その影響でセカンドボールが拾えませんでした。長崎さんのスカッドを見ればセカンドボールの拾い合いに分が良くない事もわかりますが、セカンドボールを回収されてしまう状況を自ら作ってしまっていました。
後半は、自分たちが一定の気づきを得て、長崎との違いを感じ取って修正していったと思います。下(グラウンダー)のボールが少し増えましたし、それによって長いボールも有効になったと思います。
Q:ボールを奪う意識もすごく良かったと思います。どんなトレーニングで変化をもたらせたのでしょうか?
トレーニングに臨む姿勢は、特別僕がおこなっているわけではないです。僕が就任して2~3日は熱があるに決まっていますけど、どうしても中だるみというか慣れが出てきてしまい、そこからもう一度トレーニングに対して臨む姿勢が変わってきました。中断開けの磐田戦は0-3で負けましたが、そこで一定のパフォーマンス、プレッシャーの手応え、ボールの近くに行ってボールが取れたり相手がミスしたりするシーンが多く出せました。この結構大切な事に気づいて、今日前半の前半は苦しかったですけど、ピッチ内で長い時間たくさんの回数を実践できました。そのベースは全員のトレーニングの姿勢にあると思います。
Q:先ほど「後半は下のボールが有効になってきた」という話をされていましたが、それは相手の前線の選手の圧力が強いので、前半は柿谷選手や西谷選手に早く預けようという意識があったという事でしょうか?
それもあったと思いますが、単純に前に立たれた時のフアンマ選手とカイオセザール選手の圧力は、おそらく外から見ているよりも感じると思うんですよね。体も大きいですし何か狙っているという姿を見せてくるので。それに対して少し後手を踏んだというか、セカンドボールを拾っていこうという自分達の得意じゃない方にあっさり選択してしまったのが前半だったと思います。

■白井永地選手
Q:気迫や闘志がすごく見えた試合でした。
本当に難しい状況が続く中で、自分達のサッカーを表現するベースの部分である戦う部分は意識だけで変えていけるものなので、強い気持ちを持って臨みました。チーム全員1人1人がそういった気持ちを出す事で、90分間、戦う事ができたと思います。
Q:ゴールシーンを振り返って。
上手く抜け出して、ボールを運ぶ間にいろいろな選手が動き出しをしてくれた事によって選択肢が増えました。常にゴールを見ながらボールを運ぶことができたので、ゴールをみながら上手く流し込めました。(シュートの瞬間は)ちょうど僕の前に相手がいたので、その選手がブラインドになりGKと被ったので、外から巻けば入るかなという感覚でした。
Q:前半はこぼれ球を相手に拾われるシーンが多く、サイドも相手に使われていたように見えましたが、後半はそれが改善されていたように見えました。
まずはファーストプレスをもう少しかけようと話していましたし、後半勢いを持って自分たちのサッカーを表現するために、そういう状況や雰囲気を作ることを意識しました。ボールをピックアップする回数も増えたので、そういった事がいい時間帯を作るきっかけになったと思います。
Q:残留に大手をかける勝利となりました。
1試合の勝利で得たものはすごく大きいです。残り2試合でも、この得たものを次に繋げるために勝たないといけないと思います。今まで積み上げてきたように、目の前の1試合にフォーカスしていきたいです。

■安部崇士選手
Q:後半、フアンマ選手のシュートを止めた時にはガッツポーズも見せたり、試合を通じて闘志が全面にみなぎっていました。どんな事を意識してプレーしていましたか?
チーム的にも順位的にもこの状況で今日は勝つしかないと思ってプレーしていました。
僕自身の思いだけで言うと、本当に外国籍選手には負けたくないと思っています。前半、カイオセザール選手に得点を取られてしまいましたが、取られてしまった事は仕方ないと切り替えて、とにかく追加点を取らせない事を意識してプレーしていました。身体的には勝てない部分もありますが、そういう相手に対して一番負けたくないので、それがああいった表現につながったと思います。
Q:負けないために工夫していた事は?
途中から入ってきた都倉選手に対してもそうでしたが、体を当てたりいいポジションに入れさせない工夫をしていました。内田選手や森昂大選手もペナルティエリア内で相手にちゃんとした仕事はさせていないと思うので、全員でしっかり守り切れました。最後の局面でどれだけやらせないかが試合前から重要だと思っていて、得点シーンもそのシーンからのカウンターからでした。前節の磐田戦でやられてしまった事を自分達がやる事ができましたし、そういった意味ではチームが一体となって工夫できたと思います。
Q:ゴールシーンを振り返って
ゴールする前のシーンで、カイオセザール選手がヘディングを上に打ち上げてGKがキャッチするシーンが印象的でした。おそらく長崎のブラジル人選手は意識的にそういったプレーをしていると感じました。ゴールシーンでも『このボールには誰も反応できないな』と思い、とにかく落下地点に早く入ることを意識していました。あの打ち上がった瞬間に誰も出てこないと思っていました。
Q:通算100試合でメモリアルゴールとなりました。あのゴールが無かったら後半の逆転ゴールは生まれなかったと思います。
はい、今ロッカールームで永地(のゴール)が全てじゃないぞと言っておきました(笑)。
Q:試合を振り返ると、前半はこぼれ球も相手に拾われるシーンが多く、サイドも相手に使われていたように見えましたが、後半はそれが改善されていたように見えました。どういった修正をしましたか?
試合前から準備していたことがあって、前半は少し相手の方が上回っていましたが、強度自体は変わっていませんでした。ハーフタイムに吉田監督からもう一回共通意識を持とうという指示があり、後半は相手の足が止まる時間が多かったのでひっくり返す事ができていたと思います。1試合を通して相手が上回った時間が前半に多くて、それ以外は自分達が上回れていたと思うので、失点してしまった事以外は準備通りできたと思います。
Q:残留に王手をかけた事については?
前節磐田に0-3で負けて、この試合に対して硬くなってしまう可能性もありました。でもそれを自分達が打破できた事はすごく大きいと思いますし、順位は下位ですが、気持ちよくプレーできていたので、自分達の強さを再認識できたと思います。ただリーグ戦は一年間を通してどれだけやれるかだと思うので、この1試合だけにフォーカスしても仕方ないですけど、シーズンを通してこの強度でやり続けなくてはいけないと痛感もしました。

■ホセアウレリオスアレス選手
Q:試合を振り返って
率直に勝点3を取れた事がすごく嬉しいです。試合前から難しい試合になると思っていましたが、実際に難しい試合になりました。その中で勝点3を取ることができて良かったです。まだ残留は決まっているわけではありませんが、残留に近い位置が確保できたことは良かったです。
Q:ホセ選手の好セーブで確実に勝利を掴み取ったと思います。ご自身のプレーについては?
自分の活躍だけでなくチーム全員でしっかりプレーして勝つことができたと思います。この勝利を楽しめたと思います。
Q:最後は押し込まれる時間が続きましたが、以前から課題として口にしていた「勝利のメンタリティ」が見えた試合でした。
いいプレーができる時できない時に関わらず、強い気持ちが大事です。勝者のメンタリティを持ってプレーを続けていく事で、たとえ上手くいかなくてもプレーを続けることによって、最終的には勝利につながっていくんじゃないかと思います。それを続けながら、いいプレーができれば、勝利に近づく事ができると思います。
Q:先日生まれた息子さんにも勝利を届けることができましたね。
本当は磐田戦で勝利を届けたかったですけど残念ながら叶う事ができませんでしたが、今日ようやく勝つことができて、一緒に祝う事ができます。
Q:残り試合に向けた意気込みを教えてください。
残り2試合も変わらず、息子と一緒に勝ちたいです!
