徳島ヴォルティス

REPORT

COMMENT

監督
増田 功作

遠い水戸の地まで大勢のファン・サポーターが駆けつけ、選手たちの後押しをしていただき本当に力になりました。今日現地に来れなかったファン・サポーターの皆さん、徳島に残っている選手たちやクラブスタッフも含めて、今日は絶対に勝点3を持って帰らなくてはいけない試合だったので、非常に悔しい結果になりました。

試合内容については、前半は勇気を持ってボールを動かすところと、相手が出てくるのであれば空いたスペースを認知して使おうという狙いがありました。もちろん水戸さんの狙いのある守備のせいもあったと思いますが、ミスが多く自分たちのリズムにならなかった中で、後半はしっかりと自分たちを取り戻そうといい形で侵入できる場面もありました。その中でエウソン(エウシーニョ)が素晴らしいゴールを決めてくれました。そこから守りに行くのか追加点を奪いに行くのかという中で、もう一点取りに行くのであれば賢く守る時間帯と状況をうまく使い分けできればよかったですが、最後アディショナルタイムが10分近くありました。もう少しラインを上げて途中交代の選手も含めて勇気を持って出ていかなくてはいけなかったですが、出ることができず相手の狙いのサイドからのクロスを何本も上げられてしまったことが勝点3を逃した一番の原因だったんじゃないかと思います。

厳しい言い方をすれば、こういう大事な場面であと1歩寄せることが必要でした。そこで奪えれば逆にカウンターを仕掛けられましたが、そこで相手の(ボールの出どころである)最終ラインにプレッシャーをかけられませんでした。そこは運動量だったり気持ちの部分がまだまだ足りないと思います。選手スタッフがもう一度律して、次の藤枝戦に向けて準備していきたいと思います。

Q 試合後のロッカールームではどんなことを話しましたか?

今言ったことですね。あの時間帯であっても、もう少しプレッシャーをかけないといけなかったです。ラインが下がり過ぎて簡単にクロスを上げられてしまっていたので、そこはしっかりと出ていかないといけないですし、途中で入った選手も含めてもっとやっていかなければいけないです。相手がターゲットを2人入れてきて狙いがわかっていた中で、圧力をかけに出ていけないのであればもっと鍛えないといけないです。最終ラインの交代が多くなっている分、自分たちが意図的に攻撃することと、最後の時間帯で守るという選手たちの意思統一ができていたと思います。その中での弱さや甘さみたいなもの、暑さやアディショナルタイムとか関係なく勝点1を3にするために、負けていたとしても勝点1をもぎ取るためにもっとやっていかないといけないと感じました。

Q それは今週引き締めていた部分と重なる部分でしょうか?

今週は水戸さんへの対策よりも自分たちに矢印を向けてトレーニングをしてきました。ただ今日の試合を踏まえて自分たちのやるべきことややろうとしていることはまだまだ足りないんだなという認識も持てたと思います。それを選手全員が合わせないといけないなと思いました。

DF 18
エウシーニョ

Q ゴールシーンを振り返って。

(杉本)太郎とパス交換をして、マイナスのクロスを狙っていました。相手にクリアされましたが、シュートは自主練習してきていたので、決めることができて良かったです。

Q ゴール後のゲームプランについて。

何も変わらず、ハードワークにアグレッシブにプレーしていました。ただ相手のホームでもあるので、こちらはやるべきことをやっていましたが、最後に失点してしまいました。これもサッカーの一部です。こういう時こそ勇気をもって、自信を持って、アグレッシブに戦うことが大事だと思います。

MF 28
鹿沼 直生

Q 試合を振り返って。

悔しいの一言です。
(アディショナルタイム9分は)ある程度想定できていました。その時間があると考えた時にチーム全体が守りに入り過ぎたのか、監督も試合後に話していましたが、GKのところから自由にやらせ過ぎたことで最終的に綻びが出てしまったと思います。

Q 先制後のゲームプランについて。

点を取った後の5分が大事だと思っていて、その5分間ははっきりやるにしても、ある程度落ち着いてボールを回す時間を作ることや構えながらもカウンターでもう一刺しできればよかったです。チャンスはあったと思いますが、そういったところはまだまだ足りなかったと思います。
前半から準備してきたことは出せていましたが、最終的に勝点3を持ち帰れなかったのが現実です。押し込まれる時間が少し長すぎたと思います。

Q 次の試合に向けて。

もちろん勝ちたかったですが、負けてはいないです。アウェイでの勝点1は最低限の結果という部分と、次はホームなので勝点3を取って地道に積み重ねていきたいです。

FW 16
渡 大生

Q 試合を振り返って。

やっぱり首位が相手であればこういう試合になるということ、負けない力があるということがわかっていた中で勝ち切れなかったのは、自分の中で思い当たるフシもあるし甘さもあります。そういったことを潰していかないと自分たちの目指しているところには行けないなと思いました。

Q チームとしても引き締めていたと思います。

今日は試合の中で様々なことが起きた中でも自分としては締めていましたが、あの時間帯で失点してしまったのは、もしかしたら自分たちの範疇ではないことかもしれませんし、範疇であるかもしれません。重箱の隅を突くわけではないですが、誰のせいでもないので、全員が当事者意識を持って戦っていくことがベストだと思います。

Q 先制した中で残り30分ある中、どういう試合運びや試合の締め方をチームとして共有していましたか?

ああいう状況で(相手を)引き込むのはわかりますが、どこかで前に行くぞという気持ちを持っておかないといけないですし、引き込み過ぎてしまうとああいう状況に陥ってしまいます。その中でいろいろなアクシデントもありましたが、仕方ないだけでは済ませたくないとみんな思っていると思っています。

Q 次の試合に向けて。

首位に対して負けなかったのはポジティブですが、勝ち切れなかったのはネガティブです。一度止まってしまうともう一度エネルギーを出すのはすごくパワーが必要ですが、今のチームならもう一度エネルギーを出して目標へ行けると思っています。チームとしてもう一度たくさんのエネルギーを出してやっていこうと思っています。

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