徳島ヴォルティス

REPORT

COMMENT

監督
ゲルト エンゲルス

結果的に4-0で勝つことができて良かったです。1万人を超えるファン・サポーターの方がスタジアムに駆けつけてくれて、スタジアムにバスで到着した時もたくさんのサポーターが後押ししてくれましたし、そのサポーターの前で勝つことができたのは大きかったです。

(試合内容は)前半は結構きつかったです。相手も強度の高いサッカーでしたし、冷静なビルドアップがなかなかできませんでした。ただ少しずつプレッシャーが弱くなってきて、その中で決定機を決め切る事ができて良かったです。前半のラスト10~15分くらいからパスも繋げるようになって2-0にしてハーフタイムに入ることができました。

ハーフタイム、選手たちには『簡単にビルドアップはできないかもしれないけれど粘って続けていこう』と話して、後半はそれで良くなったと思います。4-0になった後に相手に決定機を許しましたが、それまでは決定機を作らせませんでしたしコンパクトさを保ちながらディフェンスすることができたのは良かったです。

もうひとつ良かったのはプレスから点を取ることができたことです。良い点もたくさんありましたが、それでも一番大事なのは前半30分くらいまでの苦しい時間帯については今後の練習に生かしていきたいと思っています。

Q 前節は6点、今節は4点を取って2戦連続大量得点での勝利。攻撃の回数なのか決定力が高いのか、どちらが大きいと思いますか?

両方だと思いますが、回数よりもクオリティだと思います。それほどたくさんシュートシーンはありませんでしたが、クオリティについては練習でずっとやってきた事がそのまま試合に出ることが一番良いです。プレッシャーがある時のクオリティが一番大事だと思います。練習でできている事が試合でできないパターンが多いですけど、練習と全く同じ気持ちで試合でもできています。

前節もチャンスはそれほど多くなかったですけどクオリティが高くて70%くらいの成功率がありました。今日も最初チャンスシーンで点を取ることができて、その後もルーカスのゴールシーンもそうですね。選手としては10本打って3~4本決めて満足するのではなくて1つのチャンスだけでも100%決め切りたいという気持ちを大事にしないといけないと思います。今後苦しい時期もあると思いますが、得点できたことは良かったです。

Q 奈良戦でもそうでしたが、FKがクリエイティブなアレンジになっています。どういったアプローチをしていますか?

阿部コーチと須藤コーチが基本的に担当しています。もちろんミーティングで選手の動きを確認していますが、キックのクオリティがすごく大事だと思います。いくら確認してポジションを取っていてもキックのクオリティがないと何にもなりません。ただ正直去シーズンも結構チャンスがありました。ついている時ついていない時がありますけど、すごく大事にしています。

Q 今日はルーカスバルセロス選手を先発起用しました。新潟とのかみ合わせを考えての起用だったのでしょうか?

ルーカスはチーム内で昨シーズン一番たくさん点を取っていますし、今シーズンのキャンプには遅れて入ったのでコンディションを見ながら起用しました。今日も相談してフル出場できるコンディションではまだないので途中交代しました。すごく元気ですし前節も今節も点を取っていますし調子もいいと思います。

Q 攻撃について、監督が狙っている攻撃の形はできていたと評価されますか?

本当にサッカーは狙い通りのゴールは非常に少ないです。ただ攻撃の方向性は良かったと思います。もちろん準備してきた事は出せていてボールを奪ってからのカウンターについては狙い通りでした。ただルーカスのシュートシーンもそうですが、ラスト30mは選手のアイデアやクオリティがすごく大事になると思います。もちろん練習もしていますが全然違うゴールもあります。ただ意識していたシーンは出せていたと思います。

Q 4点目の梶谷選手のゴールもクオリティが高かったと思います。

攻撃の展開の仕方も良かったしパススピードも良かったと思います。

Q 前節と比較して守備についてはいかがですか?

最後のシーン以外で決定機は無かったと思いますし、前節に比べて守備は今日の方が良かったと思います。前節は2~3回決定機を作られて三井選手のビッグセーブもありましたが、今日も前半確かにシュートを打たれるシーンもありましたが、決定機はそれほどありませんでしたし、全体的な守備のバランスは奈良戦よりも良かったと思います。

Q ハーフタイムでの修正点は?

細かい事だけです。一番大事なのは自分たちのサッカーをする事です。すごくクオリティがあるので続けてチャレンジして欲しいです。トップレベルの試合を見てもお互いにハイプレスを掛け合う試合になると、たとえFCバルセロナであっても狙い通り繋ぐことができない事は結構あります。だから1つのキーポイントは何かを特別変えるのではなくて続ける事、それが一番大事だと思います。もちろんポジション取りや狙いについての細かい話だけはしましたが、基本的にはいつもやることを続けていこうと話をしました。

DF 3
山田 奈央

Q 2試合を終えて2連勝という結果。また今シーズンはキャプテンにも就任しました。ここまでの結果をどう受け止めていますか?

どんな試合であれ、勝ち切ることや無失点で終えることは難しいタスクなので、今の結果には満足しています。

Q では、内容に目を向けるとどのような印象を持っていますか?

自分がキャプテンになった中で、昨シーズンのプレーオフ決勝(千葉戦)の強度や、あそこでどうやって勝つのかというところを絶対に忘れてはいけないと思っています。ですから、今日は守備ブロックからハイプレスへ出て行く切り替えや強度で上回ることができましたが、それをかいくぐって前に来るだけのクオリティを持つ相手も現れると思うので、そういう相手に対してどう守るのかというところはまだまだ求めていかなければいけないです。また今日でもエラーが出てシュートを打たれるシーンは何度もあったので、そこは全員で詰めていきたいと思います。

Q ラインのオーガナイズを高めていきたいという感じですか?

ラインもそうですが、ブロックの枚数やスライドのところで、どこに誰が行くのかという共通認識はもっと高めなければいけないと思っています。

Q 山田選手が望むこの百年構想リーグの結果やプレーはどのようなものですか?

自分たちが持っているものを出して圧倒しなければいけないと思っています。逆に、結果でも内容でも圧倒できないようならJ2リーグを優勝することはできないと思います。

Q 全ては1年半後の結果(26/27シーズン優勝)に向けてということですね。

もちろん1年半後の優勝に向けて日々やっていきますが、目の前の試合こそが一番大事なものなので、勝利を収めながら修正や精度を高めることを積み重ねていきます。

MF 8
岩尾 憲

Q 開幕して2試合が終わりました。チーム作りの中でうまく表現できているところと、少し課題に感じているところと、それぞれあれば教えてください。

システムのところと、ハイプレス・ミドル・ローでの守り方の整理は少しずつできてきていると思いますが、無駄なコーナーキックを生んでしまったり、自分も後半の始めにシンプルにやるべきところで奪われて相手の時間を作ってしまったりとか、そういうJ1では許されないようなミスがまだ目立ちます。その辺に関してはまだまだ突き詰めていかなきゃいけない部分が多いなと思います。

Q 個人の問題であり、グループの問題でもあるわけですね。

そうですね、僕自身はまだ100%戻ってきている感じではないのですが、それでもかなりいいところまでコンディションは上がってきたので、もう少し出場時間数を増やしていきながら自分らしさを出せるようになればいいなと思っています。
チームとしてのクオリティや、「こうやって守りたい」というところの共通認識、例えば選手が替わっても同じことをできるのかというところも含めてまだちょっと粗さが目立つので、その辺は個々が自覚を持って取り組んでいきたい部分です。

Q 今はゲームを重ねながら改善していけるのではないでしょうか?

前提として、負けていい試合はありません。でも今勝ちながらそういう課題と向き合えるというのは決して悪いことではないと思うので、そこら辺はポジティブに捉えています。ただし、これが6対0、4対0で勝ったから俺たちは強いとか俺たちは完璧だとか、そういう横柄な態度でプレーするようになれば当然のようにすぐ負けるでしょう。そこら辺に関してはしっかりと選手のみんなで引き締め合いながら、勝ったからOKじゃなくて、勝った上で何ができなかったのかという分析をして、そういったところに向き合っていく必要があると思います。

Q 今日は背後を取るボールやランニングが多かったように思いました。意識的にそうしているのですか?

相手がハイプレスで来た場合、僕や駿斗(児玉選手)のところにマンツーマンで付いてきます。であれば、単純に前方方向は人が空いているし、背後にももちろんスペースが空いているので、単純にそこ使うのがいいよねっていう話です。出て来ない相手とも今後は対戦するでしょうし、そういった状況に関してまだ僕らはまだ出会っていないので、そういったところの課題は今後出る可能性があるなと思います。

DF 20
松田 佳大

Q 先制点を振り返っていかがですか?

デザインされた形だったし、奈央(山田選手)もあとは決めるだけというボールを出してくれたので、そこは決められてよかったという安心感と、あとは「初めまして」の一発じゃないですけど、僕という選手を知ってもらうためにもゴールは取りたいと思っていたので、結果につながってよかったと思っています。

Q ホームでサポーターの皆さんに挨拶するような形でのヒーローインタビューでしたね。

本当にありがたいなと思っています。もっとできるなっていうのが正直な印象で、ヒーローインタビューに出させてもらいましたが、まだまだ満足していません。1点取ったぐらいで満足するような性格でもないので、もっと頑張りたい、もっとディティールにこだわってやりたいと思っています。

Q 「もっとできる」というのはどんなところですか?

ゴールフィーリングのところやひとつのパス、ひとつのトラップをもっと工夫することで味方が楽になり攻撃につながるというところはたくさんありました。そこは改善したいと思っています。

Q 自身にとっても大きな1点になりそうですね。

リーグ戦では久しぶりの得点でしたし、やっぱり嬉しい気持ちがあります。僕自身ゴールは常に狙っているのでそこにも注目していただきたいなと思っています

Q ルーカス バルセロス選手の得点も松田選手の守備がきっかけでした。

先手を取って行くことでボールを奪えたり、相手の考える時間をなくせるということを昨年と一昨年で身に付けられたので、あそこは迷いなく潰しに行きました。そしてそれがゴールに繋がったので良かったなという感じです。仲間もそれで前に行く、前に行ってゴールが取れなくてもそこから守備ができるという考えを持てるので、そこは良かったというか、狙っているひとつではあったので、上手く表現できて良かったと思っています。

Q 初めてホームで、そして1万人の前で試合をしてみた感想は?

本当に嬉しい気持ちでいっぱいでした。やっぱり多くの人が見に来てくださって、声をかけていただけることで僕たちは一層輝けると思っていて、応援にはやっぱりそんなパワーがあるなと思いました。それは僕がプロ1年目からずっと感じてることで、やっぱり多くの人に見に来てほしいと思っていますし、僕らもJ1に行くともっとファン・サポーターが見に来てくれて、お互い元気にできると思っているので、もっと見に来てもらえるように良い試合を続けたいです。

Q ピッチ環境はどうでしたか?

風に関してはちょっと厄介だなっていうか、入りの部分だったらまずは慣れる必要がありました。ピッチの状態は最高でした。言い訳のできない雰囲気や環境を作ってくださっているのを感謝しています。ありがとうございます。

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